免疫療法 | 竹原慎二 オフィシャルブログ

免疫療法



抗がん剤で体中に飛んでいるかもしれない転移癌を叩いた


手術で出来てしまった癌を臓器ごと摘出した


これで医者にやってもらえることは終わりだ


そして退院はある意味
癌治療の終わりであり始まりだ



僕は元々弱っていた自己免疫力をさらに抗がん剤や手術で下げてしまった



ここからは人並み以上に自分の免疫力をあげていく努力をしていかなければならない



今までも並行して色々やれることはやってきてはいたが退院後は前から予定していた免疫療法をやった



免疫療法にも色々あるが僕が選んだものは抗がん剤や手術を受ける前にあらかじめ採取しておいたリンパ球を培養し身体に戻すものだった



まぁ 賛否両論ある治療法であることは承知の上 自分で決めた治療法はすべて試す


できるだけ早く開始したかったのだが
退院後 熱を出したりしていたのでまずは体調を整えてから挑んだ



手術の合併症として多いのはリンパ浮腫とか鼠径ヘルニアになることがあるようだが僕はラッキーなことに大きく問題になるような合併症や後遺症は起こらなかった


新膀胱も順調に育っていった


ただ両足のしびれはしばらく残った
特に右足は全体的に左はもも内側がしびれていた 


だがそれも3〜4ヶ月後からだんだん治っていき
今 しびれは気にならないぐらいの軽いしびれしかない







免疫療法は1クール 週2回のペースでの点滴を全部で12回


7月22日 一回目


自分のリンパ球のため副作用はない


だが副反応により点滴後は高熱が出る



初回の日の夜は 38度の発熱
翌日午後には40度を超えた 

久々にこんな高熱を体験した

とにかく氷枕をしてアイスノンを脇の下に挟んで耐えた

3日後の7月25日
朝やっと熱が下がって楽になったと思ったら早くも2度目の投与日だった



うー(;_;)/~~~これ繰り返すのか(T_T)



2回目も38度2分まで熱が出た 




でも回数を重ねるたびに熱は出るもののすぐに下がるし楽になっていった



お盆休み 
8月14日は試合もあって広島に帰省したため1回だけ投与を休んだ



8月28日 最後の投与日だった



一回の投与はだいたい40分位


週に2回も同じ時間に通うようになると隣で点滴をしているおじさんと顔見知りになった


免疫療法はほとんどが自費診療のため非常に高額だ 

僕は結局1クールしかやらなかったがそのおじさんは田んぼを売って3クール目を行っているところだと言っていたΣ(゚Д゚) 


受けることを自分で決めた治療法だ

効果があるかどうかはわからないし高額費用がかかるものだ


だから現在癌の治療中の人にやったほうがいいと勧めることはしない


やるかやらないかは自分で決めるべきだ


僕は受けたことに後悔はない





女房は毎回車で送り迎えをしてくれた




最後の日 点滴を終えてうちにつくと
「お疲れ様 これで長かった治療も一区切りだね」と言ってくれた




そして女房はA先生にあの電話をした
のだった






つづく







じゃあの。