病理検査の結果 | 竹原慎二 オフィシャルブログ

病理検査の結果

1996年6月25日は絶望していた

前日の防衛戦で初の敗北 それも無様な負け方

それから18年後の6月25日 

術後13日目

いよいよ運命の日 病理検査結果

水曜日の朝は教授回診の日だった



病理検査の第一報は教授から伝えられた




みんなよく言っているがまさに白い巨塔で観た光景だった



教授を筆頭にゾロゾロ大量に白衣を着た行列が来た 



病室に入りきれなく、廊下にもたくさん人があふれていた









肝心の病理検査の結果




転移のあった骨盤のリンパ節から癌がなくなっていた 



手術1ヶ月前のCTでは4分の1には縮小していたもののまだ消えなかった


これまで全部で3回 CTを撮ったが毎回
骨盤のリンパ節に2箇所転移がんが確認された

あんなに手強かった転移がんがなくなるものなのか?


教授の話ではおそらく抗がん剤がよく効いたのだと思うがここまでよい結果が出るのはなかなか珍しい


なんらかの免疫機能が働いたと考えられるっと言った


とにかく何が効いたのかわからないが結果は非常にいいって話だった 



だから予定していた術後の抗がん剤はやらなくてよいことになった


あとでY先生がまたもう少し詳しい説明をしに来るからと言って教授は帰っていった





今年に入って苦しいこと続きだったからこれは一番うれしいビッグニュースだった


病気になって初めて心から喜び 笑顔になれた^ ^


免疫っていったい何が効いたのだろうか?



僕は免疫力アップ作戦にかなりあれこれ手を出した 
そのうちのどれかが成功したのか?




食事療法  ビワの葉自然療法 長風呂 足湯 フコイダン  野菜ジュース ノ二ジュース ヤクルト400 ゴルフ 散歩 笑うこと あとは…気持ちの切り替えとかかなぁ? 
細々したものを入れたらもっと色々やった


もう何が良かったかわからないから全部やめられないじゃないか  



まぁ何にせよ結果オーライだ
何でも試してみてよかった




夕方Y先生が病室に来た


摘出した膀胱の方には上皮内がんはあった 

だが削り取った浸潤がん跡からも癌は発見されなかった

そして何より転移していた骨盤リンパ節からも癌はなくなっていた

これは予想していたよりはるかにいい結果
ここに来た時の病状を考えればかなりいい状況だと言った


それでももちろん今後の転移の確率はゼロではない

それは今後外来の定期検診でしっかり診ていきましょうって言った




この病院に転院してきて本当によかった



ここの先生たちには心から感謝している


ここまでQOLの高い手術をしてもらえる病院は他にはなかった


僕は先生たちには自分の思っていること望む治療方法 要望をはっきりと言った 

疑問点や不安な点も正直な気持ちを話してきた


患者側も勉強し意思表示をしなくてはダメだ




そしてここでは僕の要望に出来る限り寄り添えてもらえた



もちろん時には僕の素人考えの知識で無理な要望もあった 
でもその時はそれができない理由をキチンと説明してくれたらすごく納得できた



だからとてもいい信頼関係が築けた 


僕は医師との関係性や相性も免疫力に大きく関係していると感じた


印象的だったのは一人の担当医師だけでなくチームで診てもらっているということだった


F先生は最善の方法をチームで相談してみるってことをよく口にしていた




ちょっと前にテレビで観たのだが度重なる死亡事故を起こした某大学病院は第一と第二外科の医師が口もきかない関係だったということをニュースで言っていた


それが本当なら

医者をやる資格もない
どうしょうもない奴らだ



だからそれ観て余計にF先生の「チームで」って言っていた言葉を思い出した



先生 本当にありがとう







僕の身体から何本も出ていた管は最後の一本になっていた 


明日 造影剤を入れて新膀胱のチェックしてみてよければ抜きましょうか 



ただしこれ抜いたら トイレトレーニングちょっと大変になりますよと言われた





ホントにその通りだった(T_T)









つづく









じゃあの。