ICU 地獄 | 竹原慎二 オフィシャルブログ

ICU 地獄

女房と娘が帰り1人になった



薄暗いICU


とうとう麻酔が切れたみたいだ



徐々に痛みが




痛いよ〜




地獄の始まりだ(涙)

身体中には何本もの管が繋がっている


僕は必死でナースコールを押した


でない声を振り絞って「痛いです」と伝えた

点滴に痛み止めを入れてもらったが 全然効かない

今度は寒さが襲ってきた 
ナースコールを押して
「寒いです」

暖かい湯たんぽみたいなものを持って来てくれて足にあててくれた


少し楽に 今度は暑い




ナースコール 「暑いです」

湯たんぽを取り 布団をめくってもらい 少し楽に


痛い


暑い



寒い



痛い



暑い



寒い



この繰り返しが朝まで続いた


とにかく腹がズキズキ ズキズキ痛くて死にそうだ



エコノミー症候群予防のタイツがきつくて痛い  あしに巻かれたエアーの袋がシュ〜と膨らみ プシュ〜と朝まで続く




あまりの痛さでナースコール


「痛い  痛いです」


「さっき キツイ痛み止め入れたから まだ入れられないので頑張って我慢して下さい」


。・゜・(ノД`)・゜・。

苦しい



苦しいよ〜




普通の呼吸じゃ



酸素が足りない





そういえば昨日 麻酔科医がやたらと深呼吸と言っていた



深呼吸しよう

何回も何回ももゆっくり深呼吸したがやっぱり苦しい


身体中 もぎれるように痛い



この世の地獄だった





生きるために選択した手術だったがもしこの苦しみが永遠に続くならば死んでしまいたいと思うほど苦しかった




6月13日の昼 ICUから自分の病室へ戻った

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腸閉塞予防のためにも手術翌日午後から歩く予定になっていた

女性看護師3人と若い男性医師と全部で4人がかりで抱えられても僕は立ち上がることすらできなかった 

 フラフラだった

貧血がひどくてクラクラする


痛みも半端ない
 


とても歩ける状態ではなかった 



これで歩けとは拷問だ


医師も僕のあまりの状態を見て今日無理してひっくり返ったりでもしたら大変なのでやめておこうということ言った





夕方F先生が来て僕に手術の時の様子を説明をしてくれた 


結構血流があってその辺苦労したというようなことを話していた


中村社長が来てくれたが僕はあまりの辛さであまり話す事が出来なかった






つづく 








じゃあの。