退院
退院した
病理検査は2週間後の3月5日に出るという だが浸潤の可能性が5分5分で膀胱全摘しか方法がないと言われて
頭の中は絶望感でいっぱいだった
それでも ただただ落ち込んで何もせずに待っているわけにはいかなかった
癌に限らず病は情報とスピード戦だ
浸潤性膀胱癌であっても膀胱温存治療を行なっている病院があることをネットで知った
実にネット社会は情報の宝庫だと思った
女房はその病院に片っ端から電話をし僕の今の状況を話しその病院での治療方法を聞いていった
膀胱温存治療を行っている病院は全国にいくつかあるがその中から北関東にある病院と都内の病院2つに絞り受診の手配をした
まだ正式な病理検査の結果待ちである事情を話すと結果のでる翌週に仮予約を入れてくれた
ネットでの情報と実績を見ると 少し希望の光が見えてきた
特別なコネなど一切使っていないが
たいていの病院は親身に速やかな対応をしてくれた
ただしセカンドオピニオンは保険が効かない 全額自己負担で僕が予約した2つの病院の診察料はそれぞれ1時間で43200円と32400円だったと思う
非常に高額だが僕はこの料金設定があるからこそ本当に今すぐ必要な人が速やかに受診できるのではないかと思う
この先の事を考えて病気の事を何人かに打ち明けた
凄く悩んだ結果 親にはまだ伝えない事にした
つづく
じゃあの。