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魂の医療の創立者エリック・ロルフがセビリアに来ていたので、一緒に食事した。
彼は最近ローフードを始めて、130kgあった体重が115kgに減った。
まだでかいことはでかいのだが、少し痩せたウエストにははいているずぼんが大きすぎるようで、歩いている時に何度もスボンを引っ張り上げて、若い男の子がカルバンクラインのパンツを見せながら歩いているような感じで、かわいかった。
セビリアにはローフードレストランがないので、イタリアンに行った。
サラダとピザを注文したがほんの少ししか食べない・・・。
こんなに大きな身体なのに。
美人の奥さんのクリスタルが彼の横に座っていた。
魂の医療の話しになり、スペインで彼の弟子の女医さんが魂の医療をシェアし始めたという話しになった。
クリスタルが 「彼女はエリックのようにグループをしてくれていないわ。」とぼそっと言ったら、
「それは当たり前のことだ、彼女は私ではないので私と同じようにはできないし、しなくても良いのだ。丁度私たちの子が自分の思ったように育たないのと同じで、一度世に出したものはひとりでに歩いて行くものだ。それが人生なのだ。
人生とはコントロールできるものではなく、ただ存在が行き着くところに連れて行ってくれるものだ・・・。」
と、じんせいについてとくとくと語りはじめた。
私はそれを聞いて、器のでかさを感じた。
そんな風に流れに身をまかせ信頼していられる彼に一目おいた。
ぶれない。
うらやましかった。
そしてグループに招待してくださった。
土曜日と日曜の半日のグループだったが、やることは山ほど有り、セッションも土曜に入っていた。
パートナーのプラナーダに「私がセッションするから行ってきたら。エリックと会うといつもすごく良い感じで帰って来るよ。」と勧めて行ってもらった。
私はDr.ホーキンズと同じ病のクライアントにセッションをし、彼女のつきそいで来ていた娘さんと少し話した。そのクライアントは定期的に来てくれるのだか、日本の仕事で2ヶ月程留守にしていたため、しばらくぶりに会った。かなり病は進んでいた。娘さんと彼女のいないところで少し話した。
まだ25歳の娘さんは、「今はお母さんの病気のことで恋愛もする気にもなれない。だけど私は強いから大丈夫なんだ。」と言っていたが、最後にハグをしたら、涙が溢れていた。(遊びたい盛りなのに・・・。)
悲しかったし、気分も曇った。
そう言えば旅行から最近帰宅して以来ずっと気分は晴れなかった。
昨日エリックに会った時に少し晴れたが、また翌日には曇った。
プラナーダがオープンなエネルギーで帰宅したのに、私の気分がこんなので申し訳ないとも思った。
「明日がグループに来る?」と聞かれ、
「もうエネルギーフィールドが出来上がってるから遠慮した方が良いと思うわ。」と言ったら。
「そんなことないよ、エリックは来ても良いと言っていたよ。」と言われたので行ってみた。
日曜日の朝、彼を迎えに行った。グループに入り、彼の話してることを聞くのだが、スペイン語なので半分くらいしか理解できない。それでも2年前よりはずっと理解できてる自分がいたからうれしかった。(だけど、やはり少し眠くなってほんの少し眠ってしまった。ハハ-。)
グループ中にある女性の問題に対して皆でワークするということをした。彼女の問題の根源を突き止める遊びだ。
私もめずらしく意見を言ったりしてオープンになっていた。グループを早く帰る人もいれば最後の日の後半だけ来る人もいた。その度にそのグループのエネルギーの変化をエリックが数秘でチャネリングする。純粋におもしろかった。
魂の医療の本を読んでもらうとわかるが、彼は過去にとても大きな仕事をして来た人だが、とても普通の人で、ジョークの好きなアメリカ人だ。3年程前に長年住んだスペインからアメリカに帰り、来年またこちらに帰って来ようと考えていると話していた。
(もうこんなにお年なのに、よくそんなに動けるなー。)とエネルギーの軽さにびっくりしている。
彼は何にも執着がない。いつも遊んでいる感じで、いつも開いている。
ワークに捧げている人。
今回会って初めて気づいたのは、彼は「悟っている」ということだ。
今まで自分のエゴが邪魔して気づいてなかった。
私はもう知っている。私には和尚というマスターがいるんだ。というエゴだ。
結構私ってエゴイスティックだとあらためて痛感!
エゴって何のためになるのか?
まあ、エゴッて言うものは、このように気づきをもたらしてくれるんだね。
エゴが強かったから、プラナーダが夢中の「魂の医療」のワークも(あっそうなんだー)くらいにしか思ってなかったから、何度グループにでていても、何度エリックと一緒に食事しても気づかなかった。
悟っている人のエネルギーフィールドは大きい。
太陽の光のように、無条件に全ての存在に降りそそぐ。
だから自然とこちらの波動も高まり、雲も晴れる。
この半日のコースで雲が去り、お日様がでて来た。
気分が晴れていなかったのは、ハートが閉じていたからだ。
それに気づいて、涙がでた・・・。
プラナーダにも今までのムードを謝った。
人生山あり谷あり、晴れもあれば雨もあり。
でも人生は友好的?
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