大層なことじゃなく
ふと
日常で簡単にできること
小学生5年頃以降
母が病気によって
それまでより激しく
興奮状態になった時
ほとんどは父が家から出て行き
母と二人の生活をし
落ち着いていた時は
確か父が家にいて
普通の家庭のように過ごす
というのを繰り返していた10代だった
そんな中で
中学生だったわたしが
家に帰る途中の坂道を登ろうとしている時
隣家の大学生だったお兄さんが
車でちょうど通りかかって
2回ほど家まで
乗せてくれたことがあった
一度も話したことはないのに
特に何を言うでもなく
たまたま“乗せてくれた”だけ
かもしれないけれど
彼の部屋は2階で
うちの家側だったので
よく“争いの声”が聞こえたり
母が寝込んだ時に
わたしがゴミ捨て、回覧回し、
外を掃く、買い出しの姿を
見たことがあったかもしれない
後になって思ったことだし
彼の本心はわからないけれど
何か言葉を言うとか
何かきちんとしたこととかしなくても
ほんの小さな簡単にできることでいいから
それを
“思いやり”を込めて
ただやる
それが
もしかしたら
相手の人の心をあたたかくして
もしかしたら
その後に
“自分や他人を信じること”に
繋がるかもしれない
