バナナはどこだ?
タカラトミー トランスフォーマーマスターピース MP-32 コンボイ(ビーストウォーズ) レビュー
「トランスフォーマーマスターピース MP-32 コンボイ(ビーストウォーズ)」
「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ」より、サイバトロン司令官コンボイがマスターピースシリーズに登場。
コンボイ率いるサイバトロンらの乗る惑星探査船が航行していたところをメガトロン(千葉トロン)率いるデストロン戦艦と交戦、惑星の重力に引かれ両者不時着。
その惑星ではエネルゴンの影響が強くロボットモードを長時間維持できないことから、惑星にいたそれぞれの動物たちをスキャンし、環境に合わせたビーストモードでの活動を余儀なくされます。(コンボイはゴリラをスキャン)
探査船は故障で飛べず、外部への連絡も絶たれ、さらにはメガトロンたちを野放しにできないところから惑星へ留まることを決意、ここから「ビーストウォーズ」が始まる・・・
というのがストーリー。
同じ名前でも初代コンボイと差別化するために劇中、およびファンの間でも「ビーストコンボイ」「ゴリラコンボイ」「ゴリラ」「ムチャゴリラ」「コンちゃん」「イボンコ」など、複数の呼び名があることでも知られます。
日本版では子安武人氏が吹き替えしていたことから「子安コンボイ」とも。
ちなみに「総司令官」ではなくあくまで1部隊の指揮官。
チータスを先に手にしていましたが、ようやくこちらも入手できました!
まずはビーストモード。見よこのゴリラぶり!
まさに子安コンボイそのまま。
毛並みも塗装と特殊印刷で表現され、真っ黒ではなくグレー調のカラーリングであることが伺えます。
ビーストモード時の可動。
指も動かすことができます。ただ肘関節の処理が不自然で、変形の都合というわけでもなさそうだしここはもったいない気がします。恐らく旧玩具版のオマージュでしょうか?
股関節を引き出して四足歩行状態にさせることができます。
交換用顔パーツ。
ニヤリ顔と雄たけび顔。
股関節下部のジョイントへ市販の台座を取り付けできます。ロボットモード時も兼用。
背中にはジョイントがあり、別売のLGラットルを乗せられる隠しギミックがあります。
それではトランスフォームへ。
肩を引き出し、背中のロックを外して背中パーツも引き出します。
背中パーツを回転させ、キャノンを一度展開。
胸部、腹部を引き出して頭を回転させ、ロボットモードの頭を起こします。
腹部パーツからパネルを引き出し、回転させてロボットモード用の胸部を露出させます。
ビーストモードの胸部を内部へ畳み、ロボットモード用胸部、背中パーツを固定。
肩パーツを起こします。
つま先・かかとを変形させ、スネパーツをせり出させ、回転させます。
関節を引き出し、膝パーツを起こします。
ふくらはぎのパーツも変形。
そのまま下半身をまるごと回転させて、完成。
コンボイ、変身ぃぃぃん!!
ということでロボットモード。
人型→人型へ変形するためチータスと比べると手順も比較的簡単な分、ビーストモード時の意匠が多く残るのが特徴的。
とはいえ頭部の再現度はやはり素晴らしい。
ロボットモードの可動。
腕はビーストモードと変わりませんが、脚部の可動範囲が増えました。
こちらも交換用顔パーツつき。
ニヤリ顔、しかめ面、さらにマスク装着状態。
ボタン電池を使用することで目を発光させることができます。
背中および腕部キャノン砲は差し替えなしで展開可能。
「サイバー・ブレード」も2本付属し、手に持たせるほか背中に装着可能です。
背中のスラスターパーツを起こしてコンボイ・ジェットを再現できます。
チータスとの比較。
ボイジャークラス・オプティマスとも。
figmaなどと並べると現実の人間とゴリラと同じくらいの対比でしょうか??
以下、ポーズ集。
ゴリラらしいドラミングアクションも容易に可能。
「この戦いはまさに、ビーストウォーズだ!!」
「コンボイ、変身!うおおおおおおお!!!!」
下半身がガチョン、ガチョンと回るのが印象的でしたね。
「メタルス」までは放送時間的な意味でも真面目な性格のまま演じねばならず、アドリブも控えめでしたが、「リターンズ」ではついにコンボイも爆発。
「イボンコ」呼びが始まったのもリターンズが発祥。
そのほかにも「かーちゃん(または母上)」との電話のやり取りで昔「花とゆめ」を愛読していたことなども明かされますw
普段は温厚で真面目な性格ですが、ウイルスによって暴走した時は「ワイルドなお方」になっていました。
「コンボーーイ!!・・・俺がリーダーかぁ・・・」
「馬鹿なこと言ってないで引き上げろ!」
ハイパーゴリラ。
スーパー子安大戦!
以上、ビーストコンボイでした!
私はビースト世代なので「コンボイ」というとこっちなイメージでした。
その当時から見ていたコンボイ像を見事立体化させた技術力にはただただ感服するばかりです。
ビースト/ロボットモード共にまさにあのCGのまんまですね。
造形や顔だけでなく、特殊印刷による毛並みの再現や色味も見事です。
変形難度もそれほど高くなく、高クォリティでの両モードを堪能できます。
ただそれほど難しくないとはいえ扱いには注意。変形の際に干渉して損傷しそうな箇所はいくつか見受けられます。特に頭部ですかね。
武装の展開ギミックの再現、目の発光も実に嬉しいポイント。
今にも子安氏の声が聞こえてきそうな、それほど再現度の高いアイテムでした。
レジェンズのラットルも乗せられるとのことですがせっかくなのでラットルもMP化してしまってほしいw
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