S.H.Figuarts スーパーサイヤ人孫悟空 超戦士覚醒Ver. レビュー | @in's Hobby Room

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バンダイ S.H.Figuarts スーパーサイヤ人孫悟空 超戦士覚醒Ver. レビュー




「S.H.Figuarts スーパーサイヤ人孫悟空 超戦士覚醒Ver.」

「ドラゴンボール」より、主人公・孫悟空がナメック星での戦いにおいて、親友であるクリリンを宿敵フリーザに殺された怒りによって目覚めた姿、超サイヤ人の姿でS.H.Figuartsに登場。

”超戦士覚醒Ver.”と名付けられた本商品は、約6年に渡って続いているアーツDBシリーズでついに素体を一新。これまでのリデコやボディの流用ではなく、可動も含めほぼ新規造形となりました。


前述の通りナメック星にて覚醒した状態をイメージした姿で立体化されており、アーツDBでは初めて胴着も破けた状態になっています。


髪はおそらく旧アーツを流用していると思われますが、グラデーション塗装に変更になっています。顔は新規造形。目はやはり印刷方式に変わっています。眉の色が濃くなっていますがおそらく黄色のままだと確認しにくいための配慮かと思われます。表情パーツの取り付け方式が若干旧アーツと異なっています(後述)。

新規造形となるボディ部。鳥山氏の絵柄をうまくアクションフィギュアに落とし込んだ絶妙な筋肉造形となっています。破けた胴着や汚れの表現もしっかり鳥山っぽくなってますね。 惜しいのはひじ関節部の軸がやや露出してしまっている点。せめて肌色に塗ってあればw
股関節部は従来の可動方式と異なる(真骨彫シリーズに近い)ため、分割線が増え、やや目立つようになっています。しかし極力自然に見えるような努力は感じられます。
もっともDBキャラは動かしてナンボなのでもはやこのくらいは個人的には気にならない範囲。


そしてその可動範囲。
肩や腹部が引き出し式となり、股関節は仕様変更により従来以上の開脚や前後可動を実現。さらに膝の上部に回転軸が設けられています。破れた状態だからこそできた解釈でしょうか。
ただ足首は従来と変わらないため開脚しすぎると接地しにくくなります。


付属品。
わりとあっさりしていますが、新規造形となる平手が付属(画像右下)。

 


表情集。
新規オプションとして食いしばり顔がついに悟空にも付属(超サイヤ人3にもありましたが)。叫び顔は旧アーツの流用っぽく見えますがおそらく新規?いずれの表情も目の部分の造形は簡易的なもの(というか省略)になっています。

印刷仕様自体は良い・・・というかもはや致し方ないんですが個人的にはもう一押し!という出来ですかねぇ・・・いまいち生気が感じられないというかなんというか。
あと欲を言えばニヤっと不敵な笑みを浮かべた表情も欲しかったw

 


ここで旧アーツ超サイヤ人悟空との比較。
服装はもちろんですが肩~上腕のラインが自然になっているのと、股関節部の仕様の違いがよくわかると思います。

 


頭部の違い。
こうしてみると旧アーツ版はずいぶん悪人顔ですが(笑)、アイラインがしっかり彫り込まれ、塗装も施されているのでこちらのほうが”生気”は感じられるように見えます。ここまでくると思い入れ補正もありますが・・・w
取り付け方式は若干仕様が異なるため、互換性はありません。

 


そのため頭部ごと取り替えればなんとか使えますが、旧頭部を新素体に取り付けると緩い。それから肌の色も異なるためやや不自然に見えます。

 


可動についての違い。
DBでよく見る「踏ん張って気を溜めるポーズ」ですが、新素体だとかなり腰を落とすことが可能になっています。一新された可動機構により膝も高く、より顔に近づけさせることができます。

 


通常悟空の頭部を取り付け。
やはり肌色が異なるためそのままでは不自然ですね。

以下、ポーズ集。


同時発売で気を模した出ていましたがまだ購入していません^^; とりあえずオビツエフェクトで代用。


引き出し機構によりかめはめ波も溜め~発射のポーズがばっちり決まります。



「激突!!100億パワーの戦士たち」ポスター風に。やっぱり動くメタルクウラも欲しい・・・w

 


「ゆ・・・ゆ・・・・・ゆるさんぞ・・・・・よ・・・よくも・・・・よくも・・・・・」

 


プチン


「なっ なんだ!?あいつの変化は・・・・・!!サイヤ人は大猿にしか変わらんはず・・・どういうことだ・・・・・!?」

 


「いいかげんにしろ・・・・・このクズやろう・・・・・」
「罪もない者をつぎからつぎへと殺しやがって・・・・・ク・・・クリリンまで・・・」



「オレはおこったぞーーーー!!!!!フリーザーーーーッ!!!!!」

 


それまでとはまったく異なる戦いぶりからブチギレっぷりがよくわかりますよね・・・

 


「あててみろよ」
「ふ・・・ふざけやがって・・・・・後悔しやがれーーーーっ!!!!」

 


「星はこわせても・・・たったひとりの人間はこわせないようだな・・・・・」


「な・・・な・・・なにものだ・・・・・」
「とっくにごぞんじなんだろ!?オレは地球からきさまをたおすためにやってきたサイヤ人・・・・・おだやかな心をもちながらはげしい怒りによって目覚めた伝説の戦士・・・」
「超サイヤ人孫悟空だ!!!!!」



新規付属の手首によってこのシーン(「悟飯たちはまだモタモタしてるか・・・」)を再現できるようになっています。


「くたばれフリーザーーーーッ!!!!!」
もともと結構クチの悪いところもあった悟空ですが、怒りで変身しただけにベジータばりの罵倒っぷりに。後年はもっとクチ悪くなりますが(笑)

 


「あの地球人のように?・・・クリリンのことか・・・」
「クリリンのことかーーーーーーーーーっ!!!!!」

作中きっての名台詞であります。いやまぁ名台詞多すぎですよフリーザ戦。




「変えてくれその願い!! フリーザとこのオレを除いた者達すべてを!・・・・・に」
「いま ここで勝負の決着をつけなければ オレは一生あんたをうらむ・・・!」

珍しく、というか唯一?界王さまに思いをぶつけた1シーンですね。

 


ライダーキック飛び蹴り→回避→急停止→反対の脚で蹴り。
ゲームでも再現されることのある蹴り攻撃。ついつい再現したくなる印象深い場面でした。

 


「バカヤローーーーッ!!!!!」
最後の一撃で〆。このあとの表情がとても記憶に残りましたね。

 


以上、悟空超戦士覚醒Ver.でした!!


一部流用もみられますが、待望の新規造形+素体となり、従来以上に原作に近いイメージでの立体化となりました。
筋肉造形はもちろんですが、破けた服装の表現がかなり凝っていてちゃんと鳥山絵に見えるのが素晴らしい。また、新たに採用された胴体の引き出し機構や膝の回転軸もごく自然に施されアクション性に大きく貢献されています。

それと嬉しいのは食いしばった怒りの表情。今後のDBアーツはもう通常+食いしばり+叫びはデフォの付属にして、そのうえでほかの表情もオプションさせてほしいくらいです。(それか表情のオプションセット出してw)
あらゆる面で技術の向上が見られた素晴らしい出来栄えでした。

しかし・・・こうなってくると、やはりこの新素体版での服が破けてない状態や、逆に青インナーも完全に破れて上半身が露出した状態の悟空、それと他のキャラクターたちのリニューアルも欲しくなってしまうところ・・・w 今度魂ウェブ商店限定で超サイヤ人ベジータとトランクスがリペイントされたものが出ますがあくまで塗装のみ変わった事実上の再販。(噂によるとトランクス(ベジータと同じ戦闘ジャケットを着た時の)が新素体仕様でリリースされるとのことですが、続報が待たれます。)

あとは100%状態のフリーザなんかも欲しいですよねぇ。 

 

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