戦略国土調停補強配備局。
ハズブロ 6インチ[レジェンド]アベンジャーズボックスセットステルス・フォース3体パック レビュー
「ハズブロアクションフィギュア 6インチ[レジェンド]アベンジャーズボックスセット ステルス・フォース3体パック」
「アベンジャーズ」などマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の各作品に登場する政府組織、戦略国土調停補強配備局、略して「S.H.I.E.L.D.(シールド)」のエージェントたちが、アメトイでお馴染みハズブロ社製の6インチアクションフィギュアシリーズ[レジェンド]で登場。
S.H.I.E.L.D.長官であるニック・フューリー、副司令のマリア・ヒル、そしてエージェント・コールソン捜査官の3体セット。こちらはアメリカ本国ではすでに発売されていたものでしたが、このたび「トイザらス」限定アイテムとして日本にも上陸。
トイザらス各店舗及びオンラインストアにて販売中です。
まずは本国でも高い人気を誇るというクラーク・グレッグ氏演じるコールソン捜査官。
「アイアンマン」シリーズ、「マイティ・ソー」にも登場。「マイティ・ソー」及び「キャプテン・アメリカ/ファーストアベンジャー」のブルーレイ特典映像「マーベル・ワンショット」でも彼を主役としたエピソードが収録されています。
どのくらい人気かといえば彼を主役にしたスピンオフドラマ「エージェント・オブ・シールド」というTVシリーズが製作されるほど。国内地上波でも深夜に放送中ですね。第2シーズンもBSで放送開始とのこと。
お馴染みの黒スーツ姿でビシっと決めています。
塗りや関節の処理、豪快なパーティングライン・ゲート跡なんかはいかにもアメトイらしさを感じますが、造形そのものには目を見張るものがあります。
顔も役者本人の雰囲気をよく出せていますし、なにより”手”の造形が結構作りこまれてて関心しました。
可動。
ジャケットには軟質素材が使用されているため、思ったよりよく動きます。肘・膝は関節の処理の影響で曲げると不自然に見えてしまいますがそこはまぁアメトイということで。
お次は竹中長官S.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリー。演じるのはサミュエル・L・ジャクソン氏。
「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」シリーズや「エージェント・オブ・シールド」、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」にも登場。
こちらもお馴染みの黒のロングコート姿。
特徴的な眼帯や、その下の傷跡も再現されています。コート部分は軟質素材。
可動。
構造上脇を閉じれず、特に左腕は常に上がっているような感じにw 足首の設置性はあまり良くないです。
そして副司令のマリア・ヒル。演じるはモデル出身のコビー・スマルダーズ氏。
「アベンジャーズ」1作目で初登場、その後「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」や「エージェント・オブ・シールド」にも登場。「エイジ・オブ・ウルトロン」にも出演しています。
アベンジャーズ1作目でのS.H.I.E.L.D.制服姿で立体化。
女性らしい細身なプロポーションに仕上がっています。ホルスターとハンドガンは一体となっており、取り外しは不可のようです。
可動。
前の2体に比べると肘は1軸関節、胴体の可動も控えめなので少々難があります。 構造上脚を閉じることもできません。
コールソンにはサングラスをかけた状態のヘッドパーツが付属。
このサングラス姿が特にそっくり。
そして「アベンジャーズ」において対ロキ(異星人)用に開発したというブラスターガンも付属。プラではなく樹脂製。
コールソンだけでなく他の2人にも持たせることができます。
フューリー用にハンドガンが2挺付属。
2か所のホルスターに取り付け可能で、もちろん手に持たせることもできます。左手に持たせるのは難しいですが、こちらも他の2人に持たせることができます。
フューリーのポージングとしては後ろで腕を組ませるのが一番自然になるかもしれませんw
アベンジャーズでは立って指示してるかたまに銃撃つ程度でしたが(笑)、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」では彼のアクションシーンや渋い演技を見ることができます。
マリアさんアベンジャーズの時はスリムだったけどウィンター・ソルジャーからは少々肥えたのか妙に貫禄が出てましたねw 急にエラが出てきたように見えました;
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」においてS.H.I.E.L.D.が崩壊した後はトニーのはからい?でスターク・インダストリーズに就職。
民間で世界を守っているそうです。しかし実際はフューリーの下で動いてるようなものだとかw(エイジ・オブ・ウルトロンより)
クール・ビューティーといった印象の強い彼女ですが、演じているコビー氏は愉快なねーちゃんであります。NGシーン集などを参考。(変顔しなきゃいけない病気でもあんのか!)
お待ちかねのコールソン。
コールソンも登場初期はお堅い政府組織の人間という印象でしたが、キャップに会えて感激していたりコレクター癖があったり、ドラマの方では愛車に女性の名前を付けていたり、ホログラフィックが上手く扱えないなど、お茶目な一面も見ることができます。
さらにドラマの方では作戦のために大胆な手段をとったり、仲間や人命を守るため上官や他のエージェントからの命令に背いても行動するといった熱い一面も見られます。
「これいいだろ?お前たちにいいようにやられた後開発したんだ。威力は未知数。・・・試してみるか?」
「なかなかいいね・・・」
「目を閉じるんじゃない。」
「引退します、ボス・・・」
「それは認めん。」
ここで死んだと思われていたはずのコールソンですが”タヒチ計画”により見事復活。そのタヒチ計画の秘密に迫るのが「エージェント・オブ・シールド」第1シーズンの内容。 地上波放送でもそろそろ謎が明かされてきたころでしょうか。
ちなみにS.H.I.E.L.D.の正式名称は「Strategic Homeland Intervention, Enforcement, and Logistics Division.(戦略国土調停補強配備局)」。
S.H.I.E.L.D.という略称が決定したのはアイアンマン1作目のラストで明かされます。
「彼らは戻ってくると?」
「来る。私たちが必要とするからだ。」
「もう少し休んでたら?」
「十分休んだよ、ありがとう。”魔法の国”でね。」
「ここまでおかしくなっていたとはな」
「磨きがかかりましたねぇ。」
エージェント・オブ・シールドシーズン1最終話より。裏切りに裏切りを重ね多くの複線を残しつつ、お前が黒幕だったのか!というオチはいかにも海外ドラマらしい展開でした。
「こいつが必要になると思ってな。」
「ええ、これの威力はよく知ってますよ・・・!」
さらにこのブラスターも再登場してくれたのが嬉しいw MCU作品を見てきた人たちはニヤリとしてしまう小ネタも満載です。
ちなみにfigmaやフィギュアーツとのサイズ差はこの通り。少々大き目ですが並べるには十分かと思います。
というかfigmaのキャップが小さい(笑)
「コールソンは覚えてるな?お前は新しい心臓作りに専念しろ」
「おいおい待てよ、全然よくないって」
「少し古臭くないか?」
「これからの時代は、古き良きものこそが人々を支える柱になる。」
「いつから熱反応物理学のプロになったの?」
「昨日から。読まされたの僕だけ?」
こういった脇まで商品化してくれるのがアメトイのいいところ。ただトイザらス限定というのが少々ネックか。
というか実はハズブロ・レジェンドシリーズは初めて手に取りましたが、造形も可動もかなり頑張っているのがとても好印象でした。そりゃ確かに昨今の国産アクションフィギュアに比べれば関節の処理が豪快だったり付属品が物足りないと感じはしますが、「こういうものだ」と割り切れば内容としてはかなり満足度が高いです。
それにこのメンバー、ほぼ間違いなく国内メーカーから立体物出ないでしょうし(笑)
エージェント・オブ・シールド第1シーズンはブルーレイボックスで完走しましたが、早いところ第2シーズンのボックスも発売してほしいところ。
あ、薄々感付いたと思いますが、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」、鑑賞して参りました。初日に2回(笑) あれはぜひ劇場で見るべきです!レンタルまで待つとか言わないで!