春の風が心地よい丘の上、

芝生に寝転んで青い空を見上げる。

 

気持ちいいですよね。

 

真っ白い雲がはるか上空を

流れていく様子は自由を感じて、

 

いつまでも飽きませんよね。

 

 

一方で…。

 

吹けよ風、呼べよ嵐・・・。

 

厚く低く垂れ込め、太陽の光を遮り

昼なのにあたりを真っ暗にして、

風を呼び、雷と激しい雨をもたらす雲・・・。

 

 

見た目も、起こす現象も、

人に与える印象も全く違うものの、

 

それもまた、雲です。

 

 

雲の種類は、

「地上からどのくらいの高さに出現するか」

によって3種類に分けることができるそうです。

 

 

【彩雲】

太陽の近くの雲が赤や緑に彩られ、

雲に虹がかかっているかのように見える雲

 

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人が人を評して言う

 

「天才」

 

それもまた、

 

 

のようなものなのかもしれません。

 

 

活躍する時代も、

持ちあわせた能力も、

その表現の仕方も、

全く違っていたとしても、

 

人は彼らを見上げて、

 

「天才だ・・・」

 

そう思うものですからね。

 

 

例えば・・・。

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ

 

様々な分野で

 

「天才」

 

と言われた彼は、

特に画家としての名声がもっとも高い

といわれますが、

 

現存するダ・ヴインチの絵画作品は

15点程度と言われており

決して多くはありません。

 

これは彼が完全主義者で、

 

何度も自身の作品を破棄したことや、

一つの作品を完成させるまでに

長年の時間がかかったことなどの

理由によるものだそうです。

 

 

パブロ・ピカソ

 

彼もまた、

「天才」

と呼ばれます。

 

彼は生涯に

およそ1万3500点の油絵と素描、

10万点の版画、3万4000点の挿絵、

300点の彫刻と陶器

 

を制作し、最も多作な美術家として

ギネスブックに登録されているそうです。

 

 

ダ・ヴィンチとピカソ、

 

活躍した時代も作風も実績も、

全く違っていても、

人は彼らを見上げて、

 

どちらも

 

「天才」

 

と呼びますよね。

 

 

ところでこの二人、

意外なところで接点があったりします・・・。

 

【ピカソの代表作 "ゲルニカ"】

 

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"Only put off until tomorrow what you are willing to die having left undone."


「やり残して死んでもかまわないことだけ

明日まで放置しておきなさい」

(パブロ・ピカソ)

 

 

"Action is the foundational key to all success."

「行動はあらゆる成功への
基本となるカギである」

 

 

"I am always doing that which I cannot do, in order that I may learn how to do it."


「私はいつも自分が出来ないことの
やり方を学ぶために
出来ないことをしようとしている」

 

 

"Our goals can only be reached through a vehicle of a plan, in which we must fervently believe, and upon which we must vigorously act.
There is no other route to success."


「私たちのゴールは

計画という乗り物を通してのみ
到達されうる。
だから私たちはそれを熱烈に信じ、
精力的に行動しなくてはならない。
他に成功への道はない」

 

 

感じて頂けるでしょうか。

 

「天才」の言葉が発する

 

「これでもか!!」

と言わんばかりの、

 

ほとばしるような意欲と情熱、

そしてエネルギー。

 

 

逆に言うと、

 

人の常識を越えるような

意欲と情熱とエネルギー、

 

そして

 

それらに基づく

 

「行動」

 

によってこそ、

 

 

「天性の才能」

 

は発揮されていく。

 

 

そういうものかもしれませんね。

 

 

私たちも、ピカソのこの天才的な

意欲と情熱を見習って、

 

自分だけが持つ

 

「天性の才能」

 

発揮していきたいですね。

 

 

え?

 

「自分だけの才能とは何か?」

 

それは自分の

 

意欲・情熱・行動の先にのみ

見えてくるもの

 

・・・ですよ。

 

【ピカソ: Dora Maar in an Armchair】

 

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"We don't grow older, we grow riper."

「我々は歳をとるのではない。
成熟していくのだ」

 

 

"I don't believe in accidents.
There are only encounters in history.
There are no accidents."


「私は偶然など信じない
歴史における

様々な出会いがあるのみだ。
偶然などありはしない」

 

 

"Accidents, try to change them – it’s impossible. 

The accidental reveals man."

 
「アクシデントが起きると、

人はそれを変えようとするが、

それは不可能だ。

アクシデントが人の内面を

明らかにするだけだ」

 

 

"Everything you can imagine is real."


「自分が想像できること、全ては現実だ」

 

 

"He can who thinks he can, 

and he can’t who thinks he can’t. 

This is an inexorable, indisputable law."

 
「できると思えばできる、

できないと思えばできない。

これはゆるぎない絶対的な法則である」

(パブロ・ピカソ)

 

 

怒濤のような、

 

そして

彼の絵画のように色鮮やかな、

 

ピカソの言葉の数々。

 

それらを通して見えてくるもの。

 

 

それは、

 

「天才」とは

 

自分の力を信じて、

情熱をみなぎらせながら、

ひたすらまっすぐに

行動できる者

 

という定義と、

 

そのエネルギーが、

他人には不可能としか思えないことを

成し遂げていく

 

という事実・・・。

 

 

私たちの中にも必ずある

 

意欲と情熱とエネルギー、

 

見つけ出し、大切にして、

発揮していきたいですね。

 

【ピカソの「天才的」なデッサンの様子です】

 

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【注記】

スペインで生まれフランスで活動した

ピカソが残した言葉は、

スペイン語もしくはフランス語と思われますが、

 

それでも今回、日本語と共に

英語の表現を併記しているのは、

 

日本語よりは、

本人の語った言葉のニュアンスが

より近い形で反映されているのでは・・・

と考えた上のことです。

 

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【こちらの記事も是非どうぞ】

現在という時は / レオナルド・ダ・ヴィンチの世界

 

【その他の名言記事へのアクセスは】

ここからアクセス!/過去の名言集記事 (# 221~# 230)

 

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二人の「天才」、

ピカソとダ・ヴィンチの接点・・・。

 

1911年9月、ルーヴル美術館から

ダ・ヴィンチの名画 『モナ・リザ』 が

盗み出された時、

 

容疑者の1人として逮捕されたのが

当時、パリに滞在していたピカソでした。

 

(もちろん彼は無実で

1週間で釈放されたそうです)

 

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空に浮かぶ「雲」。

 

それは

「地上からどのくらいの高さに出現するか」

で以下の3種類に分けられるそうです。

(詳細はこちらへ)

 

・上層雲(5,000~13,000m)
・中層雲(2,000~7,000m)
・下層雲(地表付近~2,000m)