日曜の夕方に

「チャツチャカチャカチャカ、チャンチャン」

のメロディーを聴くと、それだけで、

 

何か笑えてきて

気持ちがリラックスしてきますよね。

 

 

微笑、爆笑、馬鹿笑い

 

独り笑い、高笑い、思い出し笑い、

 

破顔一笑、抱腹絶倒、

 

笑う門には福来る・・・

 

 

様々な言葉で表現される

「笑い」

ですが、

 

自分自身が笑うだけでなく、

人のはじけるような明るい笑顔を

見ていると、

 

自分まで心が癒やされることって

ありますよね。

 

人だけでなく、最近は

動物の笑顔(?)の画像まで

ネットでよく紹介されています。

 

 

ちなみに、

「世界で最も謎めいた微笑み」

 

と言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの

「モナ・リザ」

ですね。

 

実はこの名画は、1911年に

パリのルーヴル美術館から盗み出され

2年間の間、行方不明になったことが

あるそうです。

 

 

この際、

 

ある有名な画家が容疑者として

逮捕されてしまいました。

 

もちろん彼は無実であり、後日

釈放されましたが、

 

恐らく皆さんもご存じのはずの

その画家とは?

 

【現在のルーヴル美術館のモナリザ展示場】

 

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名画の中の名画といわれたモナ・リザが

あのルーヴル美術館から盗まれたように・・・、

 

世の中には、

常に思わぬ落とし穴が待っている

ものですよね。

 

 

そして、

私たちの人生においても

同じことが言えると思います。

 

それでも私たちは、

そんな思うに任せない人生を

生きていくしかありません・・・。

 

 

「仕事も生活も、

いつも

うまくいくわけではないし、

思わぬ落とし穴も待っている。 

 

他人の心との

すれ違いもあるし、

そもそも

自分自身のことだって、

思うに任せない。

 

しかし、だからこそ、

笑顔が大切である。
 

微笑んで

前向きに生きることで

私たちは明日への挑戦する
勇気を得る。

 

微笑むだけで、

人生の多くの問題を

解決することができるのだ」

(茂木健一郎)

 

 

笑いによって、人の自律神経は

安らぎや安心を感じた時に優位となる

副交感神経が優位の状態となり、

 

ストレスが解消されるそうです。

 

 

目の前に起きている現象。

目の前にある事実。

 

それ自体は

何も変わらないとしても、

 

 

それを

 

心にストレスのかかった状態で、

「問題である」

と認識してしまうと、

 

気持ちがざわめき立つだけで、

ろくな思考が働かなくなるし、

 

落ち着いて適切な行動を取ることも

できなくなりますよね。

 

 

逆に

 

心がリラックスした状態で

冷静に淡々と事実を観察できれば、

 

必要な対策に思考を巡らし、

適切な行動を起こしていくことも

できるようになります。

 

当然、それによって

問題も解決しやすくなりますね。

 

 

「もともと脳には、

『これは薬だよ』と言って

砂糖の塊を与えると

効いてしまうという

『プラセボ効果』

がある。

笑顔は

自分でつくることのできる

もっとも強力なプラセボ。

自分で自分の脳を、

前向きに再プログラムできる」

 


人の感情というものは、

 

姿勢や表情など、

実際に自分がとっている

肉体的な状態によっても

左右されるものだそうです。

 

 

ためしに

胸を張って、上を向いて、

あごをあげて、笑顔を浮かべて、

 

「ああ、憂鬱だ!」

 

と思ってみて下さい。

 

・・・そういう気分になれましたか?

 

 

笑顔によって問題解決。

笑顔によって自分の脳を再プログラム。

 

これらは

 

単なる精神論、理想論ではなく

十分に科学的な、

 

私たちが前向きに生きていくための

 

今日から、今この時から、

取り入れていきたい知恵と言えますね。

 


 

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いつも笑顔でいたとしても、

 

ストレスにさらされ続けたら、

 

そのストレスが大きければ大きいほど、

私たちの心は再び

深く暗い闇に引き込まれて

しまいかねませんね。

 

 

それはまるで

海辺の砂浜に築いた砂の城が、

寄せては返す波に、

じわじわと、少しずつ

削られていくような感覚かもしれません。

 

 

そう、

 

砂の城を大きくしていくことも

大切ですが、

 

根本的に

「波がやってこないようにする」

ことも大切なことですね。

 

 

「ストレスをなくす
まず第一のコツは、

自分にコントロールできない
ことについては

最初から諦める

ということである。

 

他人の心は制御できないし、

飛行機が遅れるのも

仕方がない。

 

自分が努力すれば
なんとかなる領域と、

ならない領域を見分け、

 

後者については、

なるようになる、

とイライラしない」

 

 

冷静に考えてみると、

 

私たちの思考は、

いつの間にか他人や外部環境に

支配されてしまっている・・・。
 

そんなふうに思えませんか?

 

 

だから、

 

他人の反応、
おきてしまった出来事、
変えようのない事実・・・

 

そういったものに自分の心が

とらわれてしまっていないか?

 

 

ストレスを感じた時に

そっと自分自身に問いかけてみること。

 

 

そして

 

「自分の力で変えられないものは

どうしようもない。

自分が心を向けるのは、

自分の力で立ち向かえば

変えていかれるもののみ!!」



そう気持ちを整理しながら、

自分の感情を自分でコントロールして、

 

 

あとは笑顔で、

何があっても笑顔で、

 

自分が落ち込んでいると思えた時は、

無理にでも笑って、

 

人生を明るく前向きに力強く、

そして楽しく、

 

生きていきたいですね。
 

 

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【こちらの記事も是非どうぞ】

根拠の無い自信でいい! / 茂木健一郎の世界

 

【その他の名言記事へのアクセスは】
ここからアクセス!/過去の名言集記事 (# 201~# 210)

 

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1911年にパリのルーヴル美術館から

盗み出されたモナリザ。

 

必死の捜査をしたフランス警察の

捜査線上に浮かび上がり、

 

容疑者として一時逮捕されたのは、

当時モンマルトルに住んでいた

 

パブロ・ピカソ

 

でした。

 

 

もちろんピカソは犯人ではなく、

釈放されましたが、

 

有力な手掛かりが得られぬまま

ルーヴル美術館館長は辞職に追い込まれ、

フランス警察の権威は地に落ちるという

 

「笑えない」状況の中、

 

2年後、モナ・リザは無事

イタリアで発見されました。

 

(モナ・リザ盗難事件の詳しい顛末はこちらへ)

 

 

犯人はイタリア人の愛国者で、

逮捕された際に、

 

「イタリア人であるダ・ヴィンチの作品は

イタリアの美術館に収蔵されるべきだ」

 

と語ったと言いますが、

 

 

モナ・リザはダ・ヴィンチが

フランス国王フランソワ1世の宮廷画家として

イタリアからフランスに移住した時に、

 

ダ・ヴィンチ自らが

フランスに持ち込んだものだそうです。

 

【パリのルーヴル美術館】