人は闇があるからこそ、

その闇が深ければ深いほど、

 

たった一筋の光にさえ、

希望を持つことができるものですよね。

 

 

そして

 

幼い時の高熱により聴力と視力を失い、

話すことさえできなくなった

ヘレン・ケラーの家庭教師、

 

「サリヴァン先生」

 

こと、

 

アン・サリヴァンが見せてくれた

奇跡の物語を知れば、

 

 

人は乗り越えた試練が大きいほど、

人に注ぐことのできる愛も

深く大きいものとなる。

 

他人の幸せさえも自分の幸せと

感じることができるようになる。

 

 

きっと、あなたも

そう思えるのではないでしょうか。

 

 

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"If I fail, it should be redone from first.

Because you can be the travel hard."

 

「失敗したら初めからやり直せばいいの。

そのたびに あなたは強くなれるのだから」

(アン・サリヴァン)

 

 

ヘレン・ケラーとサリヴァン先生を

描いた戯曲

 

「奇跡の人」

 

は何度も舞台で演じられたり、

映画化もされています。

 

 

日本では「奇跡の人」というと

ヘレン・ケラーを思い浮かべる方も

多いと思いますが、

 

この戯曲の原題は

 

「The Miracle Worker」

 

であり、

 

これは

「奇跡を起こした」

ヘレン・ケラーではなく、

 

「奇跡を起こさせた」

サリヴァン先生のことを

指した言葉だそうです。

 

 

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"The way of a collapse and a hardship where I take others’ notice of no kind of small success is passed."


「どんなささやかな成功も、

他人の目には触れない

挫折や苦難の道を経ているものなの」

 

 

1歳半の時に聴力と視力を失い、

話すことさえできなくなったことで、

 

両親からしつけを受けることが

できなくなり、

 

非常にわがままに育ってしまった

ヘレン・ケラーの元に

家庭教師としてやってきたのが、

 

とある学校を

優秀な成績で卒業した

アン・サリヴァンでした。

 

 

彼女が卒業した学校は、

「パーキンス盲学校」

 

・・・そう、アン・サリヴァンもまた

視力に障害を抱えていたのです。

 

 

二人の出会いはヘレン・ケラーが7歳、

アン・サリヴァンが20歳の時。

 

そして二人はその後、

 

約50年に渡って奇跡の物語を

つむいでいったのでした。

 

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「雲には触れないでしょう?

それでも雨が降ってくるのは

わかるし、

暑い日には、花も乾いた大地も、

雨を喜んでいるのが

わかるでしょう?


愛もそれと同じなの。
愛も手で触れることは

できないけれど、

愛が注がれる時の優しさは、

感じることが出来るでしょう?
愛があるから、

喜びも湧いてくるし、

遊びたい気持ちも起きるの…」

 

 

"Wouldn’t it be possible to touch cloud?
Still you understand that it’s raining 
and would you find out that a flower and Daichi 
who dried appreciate rain on a hot day?
The love is also same with that.
Love can’t also touch by hand, 
but would it be possible to feel the gentleness when love is poured?
Because there is love, delight is also springing 
and the feeling that I’d like to play also occurs…."

 

 

アン・サリヴァンは

 

9歳のとき母親と弟を亡くし、

 

さらには彼女自身も

目の病気の悪化によって

盲目となってしまいました。

 

その後、数回の手術である程度

視力は回復したものの、

その目は光に弱いままで、

 

彼女は常にサングラスをかけていたそうです。

 

 

こうした彼女自身の壮絶な体験をもとに

「サリヴァン先生」

 

はヘレンに

「しつけ」「指文字」「言葉」

を粘り強く教え、

 

そのおかげでヘレンはあきらめかけていた

「話すこと」

ができるようになっていきました。

 

 

サリヴァン先生が

ヘレンに教えた大切なこと、

 

 

それは、

 

単に「話すこと」だけではなく、

 

「愛を感じること」

 

であり、

 

 

その愛が、障害者への

教育・福祉の発展に尽くす人生へと

ヘレンを導いていったのでしょう。

 

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"I’d like to be the man who can feel the smile which leaks from person’s lip with his happiness."
 

「人の唇から漏れる微笑みを、

自分の幸せと感じられる人間に

私はなりたい」

 

 

自分自身の苦難を乗り越え、

 

 

失敗してもいい。

その経験を元に強くなれば。

 

その苦難の道は

必ず成功へとつながっているから。

 

 

そうヘレンに教え、

 

愛の存在までも理解させた

サリヴァン先生の奇跡。

 

 

それは彼女の、

 

他人の幸せを

自分の幸せのように

感じ、願う心

 

によるものであり、

 

 

彼女が闇の中で見た光が、

彼女に与えた力によっておきた奇跡

 

・・・でもあったのかもしれませんね。

 

 

【8歳の頃のヘレン・ケラーとアン・サリヴァン】

 

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