冬のやわらかな陽射しを受ける

公園のベンチで

温かい飲み物を飲むひととき。

 

ちょっとほっとしますよね。

 

 

ふと足下に目をやると、

夏のギラギラ太陽と違って

陽射しがやわらかい分、

影もどこか柔らかい感じがしますよね。

 

 

そう、光あるところには

影があります。

 

 

影は私たちの周りにいてくれる

本当に信頼のできる人・・・

 

のようなものかもしれません。

 

 

太陽に向って歩いている時には

自分の影は見えません。

 

太陽に背を向けた時にはじめて

自分に寄り添っていた

影の存在に気づきます。

 

 

人生がうまくいっている時には

それは全て自分一人の力。

自分は一人で力強く生きていると

人は思いがちですよね。

 

だけどうまくいかなくなった時、

人ははじめて自分に

寄り添ってくれている人の存在。

 

それは家族かもしれませんし、

古くからの友人たちかもしれません。

 

うまくいっている時には気づかなかった、

常に自分と一緒にいて

支えてくれていた人の存在に気づく。

 

 

そんなものかもしれませんね。

 

 

ちなみに

太陽の光に背を向けた時に

自分の影を見る。

 

これが宇宙規模で起きている現象が・・・。

 

 

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光あるところには必ず影があります。

 

光が強ければ強いだけ

影も暗く、濃くなるもの。

 

逆に影があるということは、

そこには光があるということ・・・。

 

 

この人の人生はそんな

この世の真理を表しているようにも

見えるかもしれません。

 

 

 

"I invented my life 

by taking for granted 

that everything I did not like 

would have an opposite, 

which I would like."


「私は自分が好きではなかった

全てのことには反対のこと、

つまり私の好きなことが

必ずあると思うことによって、

自分の人生を切り開いてきました」

(ココ・シャネル)

 

 

ココ・シャネル(1883年~1971年)は、

あのファッションブランド

「シャネル」

の創業者であり、

 

20世紀を代表する

ファッションデザイナーの一人です。

 

 

シャネルは12歳になる前に母が病死。

その後、父に捨てられ、

18歳まで孤児院や修道院で育ちました。

 

幸せに満ちあふれていたとは言いがたい

 

深い暗闇に包まれたような、

 

この世に光があることなど

信じられなくなっても不思議の無い

状況にありながら、

 

 

それでも、

 

「闇がこの世にあるのなら

光も必ずある。

自分は光のある場所に

必ずいかれる」

 

そう信じて、

 

闇の向こうに光を見続けることが

できたことが、

 

彼女の人生を

成功に導いたのかもしれませんね。

 

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18歳で孤児院を出た後、

シャネルは縫製の仕事をしながら、

 

歌手になることを夢見て、

酒場で歌い続けました。

 

しかし、

どんなにオーディションを受けても、

落選ばかりの日々が続きました・・・。
 

 

"Don’t spend time beating on a wall, hoping to transform it into a door."

「扉に変わることを願って、

壁をたたき続けていてはいけないわ」

 

 

「世界は、

それほど都合よくはできてはいない」

 

それもまた、

 

人が生きていく上で

きちんと気づき、受け入れるべき

真実なのかもしれません。

 

 

そしてシャネルは歌手になることを

断念したのでした・・・。

 

 

"The most courageous act is still to think for yourself. "
 

「今もなお最も勇気のいる行動とは、

自分の頭で考え続けること

 

 

行動し続けることも勇気なら、

行動をやめ変えることも勇気。
 

大切なことは

 

現実を認め、

最善の策は何かを考えること。

 

 

私たちも、

人生を好転させるために

 

持っておくべき心構えですね。

 

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"My life didn’t please me, so I created my life."
 
「私の人生は楽しくなかった。

だから私は自分の人生を創造したの」

 

 

歌手になることを断念した後、

 

シャネルは当時交際していた将校に誘われ

パリ郊外にある彼の牧場に移り住みます。

 

 

人生何が起こるかはわかりません。

 

そこで退屈しのぎに始めた

帽子のデザインが認められた彼女は

 

その後、帽子のアトリエを開業。

 

 

さらには香水も手がけて

 

「No.5」「No.22」を発表。

 

そしてスーツのデザインなどの

ファッションデザイナーとしての

仕事を始め、

 

次々と成功をおさめていきました。

 

 

それはふとしたことから

自分の得意分野を見つけて

 

一気に才能を開花させていった結果でした。

 

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絶え間ない光と影の交錯。

 

それがシャネルの人生につきまとった

風景でした・・・。

 

 

シャネルは労働者との衝突により

一部店舗を除き全てのビジネスを閉鎖。

 

さらには第二次世界大戦時に

フランス人でありながら、

ドイツの諜報活動機関の工作員として

働いたことにより、

 

終戦後はスイスでの亡命生活を

余儀なくされます。

 

 

"If you were born without wings, 

do nothing to prevent them from growing."
 

「翼を持たずに生まれてきたのなら、

翼を生やすために、

どんな障害も乗り越えなさい」

 

 

シャネルの人生。

 

そこには賛否両方の評価があるにしても、

 

 

彼女は自分が抱えた環境に

絶望することなく、

 

「障害を乗り越える」

そう決めて、

 

周囲にいる人の力を借りながら

その障害を乗り越え、


全力で生き抜いた・・・。

 

それを否定しきれる人もいないと思います。

 

 

私たちも

 

世の中には、

自分の嫌いなものの分だけ、

 

自分が好きなものも存在する。

 

 

この世には絶対の不運も不幸も無い。

 

不運があるなら幸運も、

不幸があるなら幸福も

 

必ずある。

 

 

そう信じて、

 

 

現実を認めながら

常に前を向いて

 

勇気を持って最善の策を考え

行動を選択して、

先に進み続ける。

 

 

まぶしい心の翼をもって、

 

人生の障害を乗り越えて

人生を切り開いていく・・・。

 

そんなふうに生きていきたいですね!!

 

 

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今この時を生きること! / ミランダ・カーの世界 II

 

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太陽の光に背を向けた時に

自分の影を見る。

 

これが宇宙規模で起きている現象・・・

 

それが月食です。

 

 

月食は地球から見たら

月が欠けて見えていく現象ですが、

 

宇宙から見たら

月に地球の影が映っていく現象。

 

太陽の光に背を向けた地球が

自分の影を見る現象となります。

 

 

月に映る地球の

そして自分自身の影。

 

次の月食の時、

私たちはそこに何をみることが

できるのでしょうね?

 

 

【月食は月に地球の影が映る現象】