「初夢はいつ見る夢か?」
それは
「1月2日の夜に見る夢」
とよく聞きますが、
実はきちんとした定義は無いようです。
「いい夢を見た日が初夢の日」
それでいいのかもしれませんね。
この初夢に見ると縁起が良いものが
「一富士 二鷹 三茄子(いちふじ にたか さんなすび)」
と言われていますね。
そして実は、
初夢で見ると縁起のよいものには、
四番目以降もあるそうです・・・。
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「もしその能に当たるときは、
事、通すること快し。
用、その宜しき(よろしき)を
失すれば
労するといえども益無し」
(弘法大師 空海)
(現代語訳)
自分に適したことなら、
どんどんうまく進められるが、
向いてないこと、すべきで無いことをしても
いくら努力しても、何も得られない。
大空を自由に、賢く、強く、
そして高く飛ぶ縁起のよい鳥、鷹も
鷹がこのように人から評価されるのは
鷹が自分の得意なことをしているから・・・
そう言えるのかもしれません。
もし
鷹が大地を蹴って走ろうとしても、
虎が波を切って泳ごうとしても、
イルカが空高く羽ばたこうとしても・・・。
私たち人間も、
自分の実力や適性を見極めて
自分が進む道を決めること。
私たちがこの世で
事をなしていくために、
楽しく生きていくために、
大切なことですね。
そして、そのために、
「云何が菩提とならば、
いはく実の如く自心を知るなり」
(現代語訳)
悟りとは何かというと、
ありのままの自分の心を
知ることである。
自分自身の心と向き合い、
自分自身を冷静に見つめ、
自分自身と対話すること。
自分には何ができるのか、
自分は何がしたいのか、
・・・
しっかり考えてみると
この1年をさらに充実したものに
していかれるかもしれませんね。
今年一年、
あなたは何をし、
何をなしていきますか?
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初夢で見ると縁起がいいもの・・・。
四番目以降については
地域・文献などからいくつか存在しているそうです。
例えば、
四扇(しおうぎ、しせん、よんせん)、
五煙草(ごたばこ)、
六座頭(ろくざとう)
というものがあるようです。
一富士二鷹三茄子と
四扇五煙草六座頭はそれぞれ対応し、
富士と扇は末広がり。
鷹と煙草の煙は高く上る。
茄子と座頭は毛がないので「怪我ない」。
だから縁起がいい。
そう言われているそうです。
皆様もよい初夢を!!