目を閉じて考えてみて下さい。

あなたが心に描く理想のあなた。

 

どのようなものですか?

 

何を持ってますか?

何ができてますか?

 

 

人は自分が自分の理想の状態にない時、

 

「自分には~が無いから」

「自分は~ができないから」

 

ついそんなことを考えてしまいがちですよね。

 

 

だけど、それらは

 

欲しいものが手に入らないこと、

なりたいものになれないこと、

 

「理想は実現できないこと」

 

それらの正当化への

単なる言い訳なのかもしれません。

 

 

無いものは手に入れればいい。

できないことはできるようにすればいい。

 

・・・そういう人もいるでしょう。

 

 

それはそれで真実かもしれませんが、

 

 

どうしても手に入らないもの、

逆立ちしても可能にできないこと、

 

残念ながら、

それも世の中にはあると思います。

 

 

それでも、

もしそんなものがあったとしても、

 

それはあなたが目指す

「理想を叶える」

ことは不可能であるということと、

 

本当に同じ意味でしょうか?

 

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「音楽には

国境が関係ないように、
障がいも関係ないと

思っています。
障がいがあるから

特別な音が出せるとか、
そういうふうに

思ったことはなくて、
一人のピアニストとして

聴いていただきたいな
 ・・・って思っています」

(辻井伸行)

 

 

2009年、アメリカの

ヴァン・クライバーン

国際ピアノコンクールで、

日本人として初優勝した、

 

辻井さんの活躍はご存知の方も

たくさんいらっしゃると思います。

 

 

出生時から眼球が成長しない

「小眼球症」と呼ばれる

原因不明の障がいを負いながら、

ピアニストへの道を進み、

 

日本だけでなくアメリカ

(カーネギーホール、

ワイルリサイタルホール)、

ロシア(モスクワ音楽院大ホール)、

 

をはじめチェコ、台湾などの

大舞台でも演奏する

世界的ピアニスト、作曲家である辻井さん。

 

 

「目は見えなくても、
心の目は見えているので

満足しています」

 

 

もちろん、彼には常人には無い

天性の才能があったのだと思います。

 


それでも、

 

自分に無いものを追うのではなく、

 

「自分の手に入らないものがあることと、

自分の理想を叶えることとは、

何の関係も無い」

 

そう信じて自分の進む道を決め、

努力し続けた、

 

その意思と情熱があってこそ、

その才能は開花したのだと思います。

 

【ニューヨーク マンハッタンにあるカーネギーホール】


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自分に無いものばかりに目をやって、

 

人にはあって、

自分には無いものを嘆いて、

 

自分を納得させる言い訳を

作ってあきらてしまわずに、

 

 

それらは決して

「自分には不可能」

の理由にはならない、

 

そう信じて、

 

 

自分に与えられた環境の中で、

 

今、自分の手の中にあるもの、

自分ができることを見つけて、

 

それらを使って、

「自分は理想を叶える」

 

そう心に決めた時、

 

 

その時、

人には「力」が宿り

 

そして、

理想が現実化していく。

 

 

辻井さんが

これまで成し遂げてきた、

そしてこれからも

達成していくであろう偉業は

 

それを私たちに証明してくれているのだと思います。

 

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指揮者の姿は見えないはずの辻井さんが、

オーケストラメンバーと作り上げていくシンフォニー。

 

その音色は単なる「奇跡」ではなく、

 

「意思さえあれば不可能はない」

 

その事実を、

あなたにも信じさせてくれるかもしれません。

 

 

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