「人生、なぜこんなに思い通りにならないんだろう・・・」
そう思い悩んでいる方は
たくさんいると思います。
学校・職場、そして身の周りの人間関係、
勉強・仕事・・・。
それらがうまくいかない時、
その先の人生のことを思うと、
想像以上に恐ろしく
思えてくるかもしれません。
それでも、
今、何かが
うまくいっていなかったとしても、
あなたが今いる場所が、
過去のあなたが思い描いた場所では
なかったとしても、
もう一度よく考えてみたらわかるでしょう。
Even now my voice is reaching millions throughout the world, millions of despairing men, women and little children,
victims of a system that makes men torture and imprison innocent people.
To those who can hear me, I say
"Do not despair".
私の声は全世界に伝わり
失意の人々にも届いている。
これらの人々は罪無くして苦しんでいる。
私の声が聞こえている人達に言う。
「絶望してはいけない」
( チャーリー・チャップリン/ 映画「独裁者」より)
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1940年公開の映画「独裁者」。
チャップリン自らが、
製作、監督、主演、脚本を務めた
チャップリンの作品の中で、最も商業的に
成功を収めた作品と言われています。
チャップリンが、当時のドイツの指導者、
アドルフ・ヒトラーの独裁政治を
コミカルながらも痛烈に批判・風刺した作品です。
独裁者「ヒンケル」と容貌の似ている
チャップリンが演じる無名の二等兵は、
ふとしたことから、
ヒンケルに間違われてしまいます。
映画のクライマックスシーンで
主人公は「ヒンケル」として演説を
することに。
はじめはとまどい、
その仕草はおどおどしていたものの
次第にその演説は熱を帯び・・・。
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We all want to help one another, human beings are like that.
We all want to live by each other's happiness, not by each other's misery.
We don't want to hate and despise one another.
In this world there is room for everyone and the earth is rich and can provide for everyone.
私たちはお互いに助け合いたいのだ。
人間とはそういうものだ。
他人の苦悩ではなく、
幸福を願って生きたいのだ。
お互いに憎んだり、軽蔑しあいたくはない。
この世界には全ての者に居場所があり、
全人類を養う富がある。
You, the people have the power,
the power to create machines,
the power to create happiness.
You the people have the power
to make life free and beautiful,
to make this life a wonderful adventure.
諸君は幸福を生み出す力を持っている。
諸君は自分の人生を自由で美しい、
すばらしい冒険にすることができるのだ!
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実はこの演説シーンはチャップリンが
「これでは独裁者に対する怒りを表現できない」
と、当初の台本を変えて
追加したものだそうです。
そして、
チャップリンの強い思いが乗り移った
力強い演説は、
現実の世界の名演説に勝るとも劣らない
映画史上に残る名シーンの一つと
言われています。
本日は、そのチャップリンの
「魂の演説」
の中からの言葉をいくつかお伝えしました。
たとえ今、
失意の底に沈んでいたとしても、
あなたには必ず居場所があります。
幸せはあなたの力で作り出せます。
人生は必ず素晴らしいものにできます。
もう一度言います。
To those who can hear me, I say
"Do not despair."
私の声が聞こえている人達に言う。
「絶望してはいけない」
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【チャップリンの演説】
今回の記事でご紹介した演説の和訳は、
この記事の内容に合わせて若干、意訳を施しています。
実際の「演説」を聴いてみたい方は
是非こちらをご覧ください。