まばゆい光あるところには

深く暗い影があります。

 

もしかしたら、

日頃気づかなかったとしても、

私たちの人生の半分は、

 

迷いや悲しみという

影の中にあるのかもしれません。

 

 

でも、

そんな影の中にいる時こそ、

人は光を求めて懸命に行動し、

 

その自分自身の行動がやがて、

自分自身を再び光の中へ

導くのではないでしょうか。

 

 

光は

 

自分の意思で、

自分の行動で、

 

手に入れなければならないもの

なのかもしれません。

 

 

そう、

この人がしてきたように・・・。

 

You'll never find a rainbow if you're looking down.

下を向いてたら、永遠に虹は見られないよ。
(チャールズ・チャップリン)




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チャールズ・チャップリン。

喜劇王と呼ばれ、

コミカルな演技の印象が強い彼ですが、

 

1歳の時に両親が離婚。

その後5歳の時に、

母親が精神に異常をきたし、

チャーリーは施設に収容され、


4歳違いの異父兄とともに、孤児院や
貧民院を転々としながら、生きるために
様々な職業につきます。


I always like walking in the rain, 
so no one can see me crying.


私は雨の中を歩くのが好きなんだ。
そうすれば、

誰にも泣いているところを

見られなくて済む。


そして19歳の時、

名門劇団に入団すると成功し、

スターの道を歩み始めました。


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チャーリーは

悲しみという影の中で、

うつむいて泣いているままではなく、

 

流れ落ちる涙を

そっと心にしまって、

 

雨の中でも、
勇気をもって顔を上げて、


「人生の虹」

 

夢、希望、喜び・・・そして成功。

それらを自らの意思と力で見つけ、

手に入れていったのでしょう。


そして、

人に笑顔を・・・。


そうも願ったチャーリーは、

 

自分の作品を通して、

本当にたくさんの人たちを

笑わせ、元気にし、

 

世界中の人たちに

虹を見せ続けたのだと思います。


Remember, you can always stoop and pick up nothing.

忘れないで、

いつも身をかがめていたら、

何も拾いあげられないんだよ。



私たちも

ふいに影に包まれること、

あると思います。

 

 

そんな時でも

 

うつむかず、

しゃがみこまず、

顔をあげて、

 

心の虹を見つけに行きましょう!

 

世界はこんなに美しいのですから!!


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【映画/ライムライト】


ライムライト(Limelight)は、チャップリン自ら
監督した1952年のアメリカ映画で、

美しいバレリーナ、テリーと、

彼女を支える落ちぶれた

道化師カルヴェロの哀しい物語です。


What do you want meaning for? 
Life is desire, not meaning.


何のために意味なんか求めるんだ?
人生は願望だ、意味じゃない。
(映画/ライムライトより)



この映画は、チャーリーが

監督・主演・脚本だけでなく、

主題曲の作曲までも本人が

手がけ、

 

長編映画で初めて素顔を出した

作品であるとともに、

アメリカでの最後の作品となりました。

タイトルの「ライムライト」とは電球が
普及する以前に舞台照明に用いられた
照明器具で、「名声」の代名詞でもあります。

 

チャーリーが作り上げた

世界観の一端ご覧下さい。

 

 

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