8月6日。

今年もこの日が来ました。

 

 

かつて

 

人類が自分自身を滅亡させる力を

持つことを証明した日。

 

そして

 

私たちの、何気ない日常は

突然奪われてしまう可能性がある

ということを思い起こさせられる日。

 

 

今日は、

アメリカ合衆国第44代大統領、

バラク・オバマ氏

 

が2016年5月27日に

 

広島市の平和記念公園で

原爆死没者慰霊碑に献花した際に

行った演説の一部、

 

及び別の機会に彼が述べていた

言葉をご紹介していきます。


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Technological progress 

without an equivalent progress 

in human institutions can doom us. 

 

The scientific revolution 

that led to the splitting of an atom 

requires a moral revolution, as well.

 

人間社会に同等の進歩をもたらさない

技術の進歩は、私たち人間に

破滅をもたらすこともあります。

 

原子の分裂へとつながった科学的な変革には、

道徳的な変革も求められます。

 

(2016.5.27広島での演説より)

 

 

1945年8月6日

その日、その時、その瞬間まで、

 

そこには普通の生活があったのです。

 

 

朝起きて、子供たちが笑い、

両親は子供をやさしく抱きしめ、

食卓の上で愛する人と手と手を重ねた、

 

現代の私たちと同じ、普通の生活が・・・。

 

 

それは、

 

他人事、

 

ガラスの向こうの世界の

出来事ではないのです。

 

 

「心を忘れた科学は

人を滅ぼす力を持つ」

 

 

私たちが絶対に

そして永遠に

忘れてはいけないこと。

 

もしそれがこの世界にあるとすれば、

 

これは間違いなく、

そのうちの一つなのでしょう。

 

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The world was forever changed here. 

 

But today, 

the children of this city will go through their day in peace. 

 

What a precious thing that is. 

 

It is worth protecting, 

and then extending to every child. 

 

That is the future we can choose - 

 

a future in which 

Hiroshima and Nagasaki are known 

not as the dawn of atomic warfare, 

 

but as the start of our own moral awakening.

 


世界はこの地 (広島)で永遠に変わりました。

 

しかし今日、

この街の子供たちは平和に一日を過ごしています。

 

それはどんなに素晴らしいことでしょうか。

 

それは守るに値する、

そしてそれを全ての子供達に広げていく必要があります。

 

この未来こそ、私たちが選択する未来です。

 

未来において広島と長崎は、

核戦争の夜明けではなく、

私たちの道義的な目覚めの地として知られることでしょう。

 

(2016.5.27広島での演説より)

 

 

「重い」
と感じられるかもしれません。

「目をそらしていたい」
と感じられるかもしれません。

 

「当たり前のこと」

そう感じていたいかもしれません。

 

でも私たちの目の前に、

今ある平和な日常。

 

それは、

当たり前のものではなく、

 

 

広いこの世界、

永い人類の歴史、

 

広大な空間と悠久の時間

からみたら、

 

ほんの一瞬の偶然のようなもの

 

・・・なのかもしれません。

 

 

だから

 

「今ここにあるもの」

 

に気づいて、

感謝して、

護ると心に決める。

 

 

それが、

今この時、

日本社会に生きていられる私たちが

すべきことのうちの

 

最も大切なことのうちの一つ、

 

 

ではないでしょうか。

 


【広島の平和記念公園】

 

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今回はこの言葉でしめくくらせて頂きます。

今日も日本が、

そして世界が平和でありますように。

 

 

The best way to not feel hopeless 

is to get up and do something. 


Don’t wait for good things to happen to you. 


If you go out and make some good things happen, 
you will fill the world with hope, 

you will fill yourself with hope.


絶望を感じないための一番いい方法は、

起き上がり、何かをすることだ。


何かいいことが起こらないかと待つのはやめよう。


外に出て、いいことが起こるように行動すれば、
世界を希望で満たし、

自分自身をも希望で満たすだろう。

 

 

 【オバマ氏の広島演説です】

 

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