「自分の心の中にある、大切なものを

見つめ続けて生きていきたい」


あなたもそう思いませんか?

 

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Don't think, feel. 
It is like a finger pointing a way to the moon.


Don't concentrate on the finger,
or you will miss all the heavenly glory !



考えるな!感じろ!
月を指す指のようなものだ。


指先ばかり見てると、月が見えなくなる。
つまり、大切な物を見失ってしまうのさ。

 
(映画「燃えよドラゴン」より/
ブルース・リー演じる主人公のセリフ)

 

 

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ハリウッドでアクションスターとして

活躍した東洋人と言えば、

 

ジャッキー・チェン

ジェット・リー

 

が思い浮かぶ・・・

 

という方は、

 

たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

彼ら以前に、

 

その超人的な身のこなしで、


世界中にアクション映画ブームを
起こした東洋人のアクションスター。

 

 

それがこの人

ブルース・リー

 

です。

 

 

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「自分に自信を持って、颯爽と生きていきたい」

 

そう思いませんか?

 

 

どんな時でも、恐れずに

大切な人、大切なものは

 

自分の力で守れること。

 

 

そして

 

下を向かず

胸を張って生きていかれること。

 

 

理想ですよね。

 

 

例えば・・・

 

海外で繁華街から少し外れた広場に

迷いこんでしまった

あなたと友人を囲む悪党ども。

 

重苦しい、よどんだ空気の中、

「やつら」は集団を頼りに、

薄ら笑いをしながら、

 

あなたたちに、

じりじり近寄ってきます。

 

 

あなたは、動じず

 

にやり

 

と笑って、

不安そうな顔をした友人に

 

「下がってて」

 

と告げた後、

 

まるでこれから散歩にでも行くような

涼しい顔で前に出る。

 


裂ぱくの気合い。

 

あなたの拳がうなり、

両腕が空を切り裂き、

渾身の蹴りは相手の体を吹き飛ばす。

 

 

友人を振り向いたあなたは

涼しい顔でこう言います。

 

「大丈夫。終わったよ・・・」

 

 

・・・

 

そんな私たちの理想の世界。

 

理不尽なものに立ち向かうことができる

 

「力」

 

そして

 

それを支える

 

「正しい精神」。

 

 

それらを

 

東洋の精神、

東洋の技をもって

 

銀幕を通して、世界中の人たちに

見せてくれたのは、

 

この人が最初だったのかもしれません。
 

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実際、ブルース・リーは、
アクションスターであっただけではなく、
本物の武道家でした。

さらに、アメリカのワシントン大学で
哲学を学んでいるのです。

 

 

そんな彼が、映画のセリフとしてでなく、
テレビ番組のインタビューで語ったのが
この言葉です。



Empty your mind, 

be formless, shapeless 

 

- like water.
    
Now you put water into a cup, 

it becomes the cup,


you put water into a bottle, 

it becomes the bottle,


you put in a teapot, 

it becomes the teapot.
      
Now water can flow or it can crash.

Be water, my friend.


心を空(から)にしろ。

形を取り去れ、型を捨てろ。

 

水のように。


水はカップに入れたら、カップに、


ボトルに入れたら、ボトルに、


ティーポットに入れたら、ティーポットになる。


水は絶え間なく流れ、激流にもなる。

水になるんだ。友よ。

 

(ブルース・リー)
 

 

 

人が自由に、穏やかに、

 

そして


強く生きる、

 

そのための、

 

「生き方と心のあり方」

 

を示してくれる、まさに哲学であり、
武道における悟りの境地・・・。

 

それがこの言葉に集約されている。

私にはそう思えます。

 

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人生に変化はつきもの。


そんな人生を颯爽と、

よりよく生きるために、

 

そして

 

自信を持って、

胸を張って生きていくために、



自分に固執し、

変化にあらがうことなく、


変化を受け入れ、自由で柔軟である。

優しくもなり、激しくもなる。

 

 

目先のものではなく、

 

自分に本当に大切なものは、

一体何なのか、

 

心で感じ、

 

見失わずに生きていく。



32年間という、

 

決して長くはない時間を
全力で駆け抜けた

 

ブルース・リーの

 

銀幕の中での雄姿と

彼の残してくれた言葉。

 

 

それらは今も私たちに

 

勇気と、憧れと、感動

 

を与えてくれます。


彼はいつでも、

私たちに静かに、かがやく瞳で

 

こう語りかけてくれます。
 

 

下は向かず胸を張って生きてこう。

 

月を見ろ。水になれ。

 

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