突然のことでした。

 

でも

 

そう遠くないうちに、この日は来るのかな・・・

 

そうも思っていました。

 

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その道が広くなるか狭くなるか。
平らな道かデコボコ道か。


それは自分の歩き方次第。


ことによると、途中で土砂崩れに

あうかもしれません。


でも、

わたしにはこの道しかないんです。

 

 

落語家の桂歌丸さん。

 

テレビ番組「笑点」の司会者として

にこやかに活躍されていた、

 

あの笑顔、

 

いまだに目の奥に焼き付いている方も

たくさんいるのではないでしょうか。

 

 

自分に厳しく、

自分の力が続く限り、

 

 

自分の力を高め続けるために、

 

いつまでもお客様を喜ばすことのできる

存在であり続けるために、

 

 

落語という

 

芸の道

 

を究めんとする

 

 

人生の最後の最後まで

精進を続けた、

 

その姿は、まさに

 

「求道者」

 

の言葉、そのもののようでした。

 

 

 

自分の選んだ道が、

 

楽しい道になるのか、

厳しい道になるのか、

 

楽な道になるのか、

つらい道になるのか、

 

もしかしたら、

自分の意思とは無関係に強制終了!!

 

となるかもしれない。

 

 

その道の歩き方に、

正解など無い世界。

 

全ては進む人間の取組み方次第。

心がけ次第。

 

 

それでも、

 

「自分にはこの道しかない!!」

 

「どこまでもこの道を歩いていく!!」

 

 

そんな決意と覚悟を、

 

言葉と、

 

そして

 

自らの背中でも語ってくれた人物でした。

 

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どうしたら話がうまくなるのか。


逆説的ですが、人の話を聞くことです。


人の話を理解しようと努めれば、

自分にない人の性質や発言の真意を

想像するでしょう。


ひいては

聞き上手が話し上手になるんです。

 

 

 

「話すために聞く」

 

さすが達人。

 

この逆説的な取り組みの意識は、

私たちの人生にもいかせそうですね。

 

 

書くために読む。

教えるために学ぶ。

 

そして

 

得るために捨てる…。

 

 

 

ただ単純に、

何も考えずに取り組み続けるのではない。

 

過去の貯金に頼って歩いていくのではない。

 

昨日より今日、

今日より明日、

 

そして未来

 

常に、

自分の力を進歩させていくことを目指し、

 

そのためにあるべき姿、

やるべきことを、

 

探し求め続けた方だったのだと思います。

 

 

私たち落語家は、

噺でお客さんに楽しんでもらう商売です。


肝心なのは、

お客さんの頭の中に情景を浮かばせること。


欲を言えば、

その情景に色をつけて届けたい。

 

 

自分自身の理想の姿を見ながら、

一生をかけて歩いてく道。

 

 

私たちも見つけて、

 

そして

 

大切にして、

歩き続けていきたいですね。

 

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その道を歩き続けることが

どんなにつらかったとしても、

 

その道を歩けなくなる日は

いつかやって来るもの。

 

 

その日を、その日のことを、

 

その目でしっかりと見据えた上で、

 

後悔のないように歩き続けていく・・・。

 

 

いろんな人に言われます。


70を過ぎてまで、

どうして苦労して新しい噺を覚えるのかって。


そりゃあ覚えも悪くなっていくし、

挑戦し続けるのはしんどい。


でも、

 

最期に目をつむった時に

楽な気持ちでありたいんです。


「ああ、あの噺もできたのに」

なんて後悔しても遅いでしょ。
 

 

歌丸さんの人生、

きっと後悔はなかったのではないでしょうか。

 

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修業は一生涯に及びます。


ですから、

辛抱もまた一生涯ということです。
 


たとえその道を歩いているのと、

 

同じだけの間、

 

つらいことが続くのだとしても、

 

 

私たちも

 

「一生をかけて歩いてく道」

 

見つけて、

歩き続けていきたいですね。

 

 

そして

 

 

自分を磨いて、磨き続けて

 

悔いの無い一生にしていきたいですね。

 

この人のように・・・。

 

 

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