♪ TM NETWORK 30th FINAL | a day in the music life

中学生の頃にシンセと言うか "打ち込み” を始めるきっかけになったTM NETWORK。3人揃ってのステージは何となくこれが最後かも…という思いから最終日(22日)の横アリへ行ってきました。

ライブは15分の休憩を挟む2部構成になってて、1部ではアルバム「CAROL」からの曲を中心に披露され、先日BSで放送されたCAROLの特番を見てからずっと聴きまくってたのでかなりドストライク!でした。
このアルバム、改めて楽曲、ミックス共にほんとに良く出来た名作だと思います。今流行りのインスタント的な音楽とは違い、手間とお金と時間がかけられほんとに丁寧に作られてたバブリーなアルバムだと思います。スティーブ・ナイのミックスも凄くて今の時代にiPhoneのスピーカーで聞いてもほんとに綺麗な音です。

話がそれましたが後半からはバリバリにウォブルベースでEDMにアレンジされた「GetWild」、イントロで9thのアルペジオにディレイを効かせ原曲の印象から大きく変わった「Be Together」では木根さんがベースを弾いてたりと驚きの連続でした。
個人的にちょっと残念だったのが大好きな「I am」の8ビートが軽くなってしまってて、ギターのアルペジオのリリースも短かったせいか楽曲が持つ "泣き" の部分が薄れてしまって様に感じたのが残念でした。めっちゃ個人的見解ですけど…w(僕が求めてたのは「incubation period」での質感)

それと気になる小室さんのシンセですが、昨年の「QUIT 30」ツアーでは大人の事情で白いカスタムモデルのMOTIFをマスターに使われてましたが、今回は小室さんお気に入りのFantom(G6)に戻ってました。そしてNexus2、Synthmasterなどのソフトシンセ用のマウスがマジックマウスからロジクールの有線タイプ(M950?)に変わってたのが印象的でした。
それと既に話題になってますが国内未発表のRoland 「JD-XA」が使われてて「Be Together」の例のソロではMemoryMoogに負けないぐらい分厚いリードがアリーナ全体に鳴り響いてました。

PAはお馴染みのスターテックの志村さん。ほんと音とステージ進行の仕込みが凄く念入りにされてるな~と感じた素敵なライブでした。4年間のTM復活劇はひとまず幕を降ろしましたが、またいつか3人揃ってのステージを見れる日を楽しみにしています。


TM NETWORK 30th FINAL