昨日父と初めて一緒にあんこを炊いた。
色々と教わりながら。
その中で、
「なんでこんなやり方でやってるの?」
「もっと効率的なやり方あるでしょ?」
ってことがたくさんあって、訊いてみるんだけど、その一つ一つに必ず意味があるってことを改めて知った。
そのすべてにしっかりとした答えを返してくれる父。
前日からの蜜漬けも
炊き始めの加水も
弱火でじっくり時間をかけて炊くことも
小豆一粒一粒にしっかりと火を入れて芯まで甘くなるように炊くために必要な手順で…
当たり前と言えば当たり前のことなんだけど、何十年も積み重ねてきた言わば『熟練の感覚』が言葉になって返ってくると納得せざるを得ない。
自分の浅はかさを感じる。
『変えてはいけないことってあるな…』
って、しみじみと感じた時間だった。
父から教われるものはすべて教わっておきたい。
自分が後悔しないように。