21日、午後、一色中学校。3年生徒を対象に行われた「命の尊さを学ぶ出前授業」にファシリテーターとして参加しました。中学校での開催は今回が初めての試み。3年生クラスは全部で6組、ファシリテーターも50名近く集まりました。

 

1人のファシリテーターは4人から5人のグループを担当、私は5人と4人の2つのグループを担当しました。

 

今回のテーマもこれまでと同じく「サザエさん一家の30年後」で、波平さん(84歳)が、すい臓がんのため、残された時間はあと3ヵ月。本人は「病気になっても、できるだけ最期まで家で暮らしたい」と言われ、奥さんのフネさん(82歳)は「お父さんを家で過ごさせてあげたい」、介護経験はなく不安がある。腰が痛くて体力がない。息子のカツオくん(41歳)は、不動産会社社長。母親(フネさん)を助けながら父親(波平さん)介護も考えている、という設定。家族や知人の年齢や現在の住所地、家族構成等を一覧表で見ながら、「カツオ君の立場で何ができるのか?」を様々な周囲の人間、具体的な支援方法などをグループで話し合い、最後にまとめ発表しました。

 

これまでも小学校での同講座に何回も参加していますが、中学生はまた新たな視点、蓄えている情報力が多いため、社会資源を活用した支援方法の提案など現実的な意見がたくさん発表されました。参考になる貴重なご意見もあり、今後、役立てていきたいと思います。感謝m(_ _)m