21日、午後2時、西尾市文化会館小ホール。
『松本ハウス トークライブ~精神病はのりこえられる~』
主催 西尾市 企画・運営:NPO法人ハートネット西尾
に行ってきました。会場は立ち見が出るほどの満席状態
お笑いコンビ「松本ハウス」はご存知の方も多いと思いますが、
ハウス加賀谷さんと松本キックさんのお二人のコンビで、
90年代の高視聴率だったテレビ番組
「タモリのボキャブラ天国」をはじめ、
「進め!電波少年」等、多くのバラエティー番組でのご活躍は、
特に私と同世代の皆さんにはお分かりかと思います。
ハウス加賀谷さんの自己紹介での「かっっがや、で~すっ!!」は、
インパクトのある名台詞として皆さんの心に焼き付いていると思います。
1991年から「松本ハウス」として活動を開始され、
1999年に突然の活動休止。
当時、理由がわからなくて結構ショックでしたが、
ハウス加賀谷さんの病(統合失調症)の悪化が大きな要因だったとのこと。
今日は、
ハウス加賀谷さんの当事者の立場からの体験として、
コントや笑いを交えてわかりやすくご講演いただきました。
『統合失調症』
日常では聞きなれない言葉ですね。
簡単に言えば、
「日常的に幻覚や幻聴、妄想という症状が出やすい精神疾患」です。
厚生労働省の見解では、
100人に1人弱がかかる頻度の高い病気だそうです。
ハウス加賀谷さんが発症された中学1年生の頃の体験談にはじまり、
グループホームでの生活、通院、入院、復帰、病との付き合い方など、
加賀谷さんの親子関係にまで話が及ぶディープな内容でしたが、
そこはお笑いコンビ「松本ハウス」です。
相方の松本キックさんと共に「笑いのツボ」はしっかりと押さえています。
ハウス加賀谷さんのボケと松本キックさんの自然なツッコミ、
内容が深刻なほど会場は笑いに包まれました。
司会進行役?の松本キックさんの自然なサポートや補足説明もあり、
20年を超える相方との強い絆も感じました。
喜怒哀楽、会場が様々な感情を共有することができたと思います。
お笑いコンビ「松本ハウス」のお二人は現在、
統合失調症の理解を理解を深めるために、
精力的に講演会、イベントを開催されているそうです。
また、NHK番組の「バリバラ」にも準レギュラーで出演されています。
トークライブ終了後、コンビ初の著書を購入。サインも頂きました。
お笑いコンビ「松本ハウス」 今後も応援していきたいと思います
会場では、ハートネットの皆さんや「めだか工房」の田中代表など
市の福祉を支えて頂いている皆さんと話をさせて頂くことができました。
厚生常任委員会委員長としての任期もあとわずかですが、
今後も福祉のまちづくりを推進するためにも
積極的に交流と勉強をしていきたいと思います。