8月に入って、厚生常任委員会の有志で「勉強会」を始めました。


8月は4日、11日と2回開催できました。次回は9月5日を予定しています。



私が厚生常任委員会委員長となって、早いもので1ヶ月半が過ぎました。


社会福祉や介護保険、国保や年金、そして市民病院事業など


西尾市の抱える課題と日々向き合っています。(・・・つもりです。)


たとえば、他の自治体同様、西尾市にも市民病院があります。


市民病院は昭和23年に開設し、平成2年に現在の形になったそうです。


診療科目は16あり、病床数は一般病棟で400床あります。


病院の詳細はコチラ→「臨床研修指定病院 西尾市民病院 (別窓)」



現在まで、ハード、ソフト両面で西尾市の「オラが町の病院」として、


施設の増改築をはじめ、機能改革、活性化等を行って頂いています。


しかし、この西尾市民病院でも、


全国の多くの市民病院と同じく厳しい経営状態が続いています。


当然、市民病院の赤字補填には毎年貴重な税金が投入されています。


黒字だからいい、赤字だから悪い、という考え方ではありません。


論ずるまでもなく、


厳しい経営実態以上にその存在価値が大きい訳ですから。


必ずしも原因を追求する必要があるのかな、とも思いました。


しかし、今の病院の状態(経営・サービス等)が少しでも改善されれば、、、


と考えた場合、


いくつかある要因(だろう)の一つとして、


医師不足や看護師不足は見える形であるようです。


医師に関して言えば、


産婦人科医は今年度常勤医がいません。


泌尿器科医も今年度常勤医はいません。


呼吸器外科医も嘱託医師が1人になりました。


また、看護師も募集定員に対してまだ「余裕」があるとか・・・。


また、ほかの病院と比較した噂や体験談もチラホラ・・・。


「じゃあ、誰の責任なのか?!」


と、かる~く発展しそうですが、それだけではないと考えます。


医師や看護師不足に加え、院内での接遇や噂・体験談などなど、


たぶん、これまでのたくさんの有形無形の要因が積もり積もって


今の現状が出来上がったんでしょう。


では、何から手をつけていけばいいのか?


ん~、非常に難しいですね。


とっても難しくて、わからないからここまできたわけですから。


で、私は今期厚生委員長を務めさせて頂いてます。


病院事業ひとつをとっても、


考えること、やらなければいけないことは沢山あるのですが、


正直、委員会や同部会だけでは追っつかないところを感じ、


また、議会(議員)として課題により直接的にアプローチする方法は?


と考え、鈴木正章副委員長、議会事務局と協議した結果、


「勉強会」というものを試行してみようということになりました。


勉強会のメンバーは8名、厚生常任委員会の委員です。


委員の皆さん全員にご理解いただき「試みの勉強会」が始まりました。


ちなみに、有志の会なので議会事務局の関与は一切ありません。


相談はしますが、基本、自分たちで全て行います。



これまでに2回、勉強会を行うことができました。


ここ2回のテーマは大きくは「病院経営」についてです。


1回目は病院事業の課題の顕在化と有形無形の情報の共有、


2回目は「医師について」病院職員との意見交換で、


医師確保についての知識の蓄積と深化が目的でした。


3回目は、看護師の課題についてをテーマにする予定です。


勉強会のルール?としては、とりあえず「挙手指名発言」はやめてみました。


フリートーク、というか、いろいろ飾らぬ言葉で発言してもらおうと。


あと勉強会に出席してもらった職員への配慮(礼儀)として、


追求や糾弾、詰問とかを禁止させて頂きました。「勉強会」なので。


私は司会進行役でしたが、テーブルの隅に座ってみました。


鈴木正章副委員長に場の空気を「読んで」裁量を発揮してもらいました。


お願いして会話の中でのキーワードをひろってもらいました。今後の為に。


現段階では、結論は出さず、次回に持ち越してもらうことにしました。


結果、


初回は1時間以上、2回目も2時間近く、ノンストップで進みました。


特に2回目については病院職員の皆さん(4名)にもご参加いただき、


かなり深いところまで話し合い、意見交換ができたと思います。


医師確保の現場と医局との関係性、研修医のニーズや地理的条件など。


進行中、鈴木正章副委員長にはかなり頼った部分がありましたが・・・土下座


それぞれの立場で課題を顕在化、共有するなかで、


西尾市を動かす「両輪機能」が具体的に発動できればと考えています。


また、今後は市内各施設の視察なども精力的に行っていく予定です。


1億円でも2億円でも税金投入が減れば、その貴重な税金は他にまわせます。


とりあえず「やらぬ善よりやる偽善」の精神で今後も続けたいと思います。


課題に柔軟に、フットワークは軽く棒人間 飛ぶ


勉強会のメンバーの皆さんよろしくお願いいたしますおじぎ



今回の病院のテーマだけに限らず、


勉強会メンバーから提案された事柄も随時テーマにしていきます。


この勉強会が今後どのように進化し具体的なカタチになるかは、、、


乞うご期待グッド!



能力の限界と思える状態は、より高い所への挑戦によって開かれます。可能だと思えば可能になり、不可能だと思えばその瞬間から不可能になります。

byマーフィー