1月3日、正月三が日の最終日。


午後から昨年からの土木要望個所の進捗状況を調査。


松木島町内会でここ数年車両事故が多発している交差点の


横断歩道や停止線などの色の塗り直しも完了しました。


しかし道路舗装の劣化が激しく、歩道も整備されていません。


小学校の通学路も近くにあり、今後も対策が必要です。


こういった白線の色落ちや道路舗装の劣化現象は


一色地区だけに限らず、市内各地で頻発しているようです。


今後、広域的な道路整備計画が必要になるかもしれません。









ここ数年、公共施設の再配置計画に注目が集まっています。


西尾市にある各公共施設が今後必ず迎える


『更新問題(20年~50年後まで)』の対策と、


今後の人口減少&超少子高齢化社会の対策として進められています。


公共施設の統廃合と長寿命化、一つの施設の多機能化など。


例えば、


旧一色町役場(現市役所一色支所)は建物の劣化度調査を行った結果、


他の施設の中でも一番劣化度が高かったことが分かりました。


主な原因はコンクリートの中性化によるものです。


―中性化とは―

コンクリートの中性化は、大気中の二酸化炭素(CO2)がコンクリート内に侵入し、炭酸化反応を引き起こすことにより、本来アルカリ性である細孔溶液のphを下げる現象である。中性化はコンクリート表面より進行し、鉄筋などの鋼材位置に達すると、不動体被膜を破壊する。これにより鋼材を腐食させ、腐食生成物の堆積膨張により、コンクリートのひび割れ・剥離を引き起こし、耐荷力など構造物の性能低下を生じる。(Wikipediaより)


ちなみに建物の「耐震化」と「劣化度」は別物です。


建物に耐震化工事を施しても、


建物の劣化が進んでいれば施設を長期間維持することはできません。












他にも、


老人福祉センター、子育て支援センター等、一色地区内だけでも、


複数の建物が調査の結果、劣化が激しいことが分かりました。


仮に一色支所を残す場合、


少なくとも、数億円からの改修工事費用が掛かります。


コンクリートも鉄筋も、中性化や腐食等でボロボロなんですから。


人気テレビ番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」的?に言えば、


ビフォー(支所)→更地(解体)→アフター(新築)となります。


いま、一色支所の年間の維持管理費は約4000万円になります。


会議棟を含めた広い敷地に市の職員はわずか20名程度。


むろん税金です。逆さにしても税金です。


費用対効果を考えなければいけません。


そして、さまざまな施設の統廃合と共に、


いままでの「一施設一機能」の考えから、


「一施設多機能化」の仕組みづくりが始まります。


例えば、いま改修工事中の


一色町公民館や一色健康センターの多機能化計画があります。


行政機能や福祉サービス、子育て支援機能等が集積することで、


市民サービスをより提供しやすくすることが可能になります。


それぞれの立場から賛否は分かれるとは思いますが、


私は、現在から近い未来、


そして数十年先の「次世代に残す先の未来」までを見据えた


「新たな(斬新な)構想」を持たなければいけないと考えます。


また、一色地区にある地域文化広場の整備についても、


将来的に行政機能を備えた施設(多機能化)を想定する以上は、


災害発生時の被災者救護、同支援の機能と同時に、


平時の駐車場機能も考えた周辺整備づくりが必要と考えます。


特に近くにある保育園の保護者の皆さんや


近隣の商業施設に行くために利用する人もいるわけですから。


「芝生公園」という単一機能の考えは今後非常に難しいと考えます。


旧一色町時代には問題になってますから。。。







公共施設再配置、産廃跡地問題、名鉄にしがま線利用促進策etc・・・、


今年も忙しい(やりがいのあるのある)一年になりそうです走る