10月22日~24日の3日間、会派視察に行ってきました。
場所は、北海道の岩見沢市、三笠市、東川町の3市町です。
1日目、岩見沢市。
視察内容「農産物消費拡大推進協議会について」
岩見沢市は、
石狩川沿いの東に位置する広大な平坦地にあり、
空知地方の豊穣な穀倉地帯の一翼を担っています。
行政面積48,110haのうち、19,900haが耕地面積で、
行政面積に占める耕地面積割合は、実に41,4%になります。
農家一戸あたりの平均経営耕地面積は、14,2haあり、
大規模な専業的な経営を展開されています。
岩見沢市では、
これら関係者や団体と一緒に、
平成18年に「農産物消費拡大推進協議会」を組織して、
地産地消や地場農産物の流通支援事業を行っています。
年間を通して各種イベントを精力的に開催しています。
また、後継者不足を解決する手段の一つとして
「新規就農サポート事業」を行い、
新規参入がしやすい環境づくりに努めています。
試行錯誤の中での活動は、見習う点が多くあると思いました。
2日目、三笠市。
視察内容「バイオマスタウン構想について」
三笠市では、
環境保全をはじめ、
農業振興、
教育福祉の振興、
市民負担の軽減、
ゴミ処分場の延命等を目的として
食品残さ堆肥化事業を勧めています。
「行政」「事業者」「市民」「農業者」の
それぞれの責務(役割)を明確にするなかで、
堆肥の製造と利用促進を行っています。
食品残さの堆肥化により、
処分場の延命には成功しているとのこと。
この点だけでも西尾氏も調査、研究する価値があると思いました。
しかし、
収集から運搬、堆肥化までは少なからず手間が掛かり、
住民の協力も必要です。
堆肥の利用についても農家との協議が必要であり、
後継者不足と合わせて課題があるそうです。
説明後に堆肥を作るセンターを視察しました。
3日目、東川町。
視察内容「ひがしかわ株主制度について」
この制度は、
「東川町を応援しようとする方が東川町への投資(寄付)によって株主となり、まちづくりに参加する制度です。」
株主証が発行され、
同町施設の優待利用や、
株主優待等も有り、
すでに2000人を超える方が投資(寄付)をされているとのこと。
投資金額によっては、地元農産物の贈呈など、
かなり美味しい内容になっています。
町長の掲げる、「ない運動」
1、予算が無い
2、前例がない
3、他の自治体でやっていない
こういう考え方をしない
の意識も職員の皆さんに浸透しているようで、
これからも新たな発想がドンドン出るような雰囲気でした