国内での新型コロナウイルスへの新規感染者が5日連続2000人を超え、今日は大阪が過去最多の490人となりました。
21日の新規感染者の数は全国で2596人(NHK)と報道されています。
Googleとハーバード大学の共同研究、アメリカの状況分析の知見をAIにより解析し、各国の状況に即したCOVID-19 感染予測(日本版)による、今後の感染者の見通しは下のグラフです。
今後1ヶ月は、増加の一途が予測されています。
この予測には「日別死亡者数 推移」「日別入院・療養等患者数* 推移」「累計死亡者数 推移」「累計陽性者数 推移」もあり、全ての項目で都道府県別の分析も行われています。
「Go To」などの経済対策なども一時停止せざるを得ない政治判断となりました。
第3波などと表現されていますが、確実に前の規模よりも大きなものとなるのは明らかです。
野球にたとえれば、二回の裏「経済の攻撃」がダブルプレーであっと言う間に終了。
三回表、クリーンナップから始まる「コロナの攻撃」といった印象です。
例年の行事と程遠い、厳しい心構えの年末年始を覚悟しなければなりません。
(そうは言っても、アメリカは1日あたり20万人近い新規感染者数、上記のGoogleの予測では日本の12月10日前後の累計陽性者数の規模感です)
一方、ワクチンと治療薬の開発の成果がどんどん発表されてきています。
【新型コロナウイルス 治療薬・ワクチンの開発動向まとめ【COVID-19】(11月20日UPDATE)】
「ファイザー」「モデルナ」などのワクチンは承認段階ですし、後にもどんどん控えています。
治療薬でも既存薬を転用するアプローチで開発が進む一方で、新規の薬剤を開発しようとする動きも広がっています。
上の表の上段から2〜3くらいがトランプに投与されたと報道されています。
トランプの治療のようなことが一般ピープルの私のようなものが受けられるはずもありませんが、その後の大統領選と現在のしぶとさを考えると治療薬の進歩はめざましいと言えます。
コロナ禍のトンネルの出口は遠くないと感じています。
少なくとも、いたずらに感染に怯えて不安な日常生活を過ごす束縛からは来春には解放されると思っています。
もちろん個人的な見解です。
現段階ではワクチンの接種のスケジュールも治療薬の具体的な承認もないのですから。
しかし、感染のスピードも爆発的ですが、知見の集約による科学の進歩も爆発的です。
「トンネルは出口の直前が一番暗い」
辛抱です。
三回表の攻撃でコロナとの対抗戦はゲームセットと考えています。