呆然としながらも
今後どうすれば良いのかとの問いに、
「私の知る限りAさんに相続人は無いと思います。
一般に『相続人がいなければ財産は国に持っていかれる』と言われますが、現実には裁判所が選任した相続財産精算人が全ての財産を換価、債権債務を精算した後に現金で国庫帰属させます。
この相続財産精算人の裁判所への申立てにも当然弁護士費用や裁判所への予納金などの金銭負担が生じるため、申立てしても費用が返還される目処がない事案に対しては手続きが取られません。
ですので放置されたままの不動産や動産は世間の至る所にあります」
やっと昨年末、3年前に相続人なく死亡した、母の生家の従兄弟の相続財産精算人の2年の期間を要して進行した手続きを垣間見ましたのですぐにこんな風に答えられました。
そして過去にAさんの不動産の相談や処分のお手伝いをした経緯のある私からは次のように追加のアドバイスをさせていただきました
・本人の意識が回復し、その時に公正証書遺言、危急時遺言などの有効な形式での本人の意思の尊重が最善
・資産はプラスになる可能性が非常に高い
・ご自宅も何もしなければそのままの放置となり、近所迷惑となる可能性が高い
・どなたかが今後本人が負担すべき費用を立替え、相続財産精算人を申立てし、その業務の中で弁済を受けられることはほぼ間違いない。
・有効な遺言の作成ができずに亡くなった場合には、墓守、空家を作らせない観点から相続財産精算人の申立てが最善の方法だと考えられる。
と言うか、誰かに申立てを行ってもらわないと物事が前に進まないとしか私の現在の知識では言えない
・ただし、精算業務完了まで2年近くの時間を要するため、申立人には必ず生きていてほしい、と
そうでないと申立人のご家族に無用の負担を強いることになってしまうため
帰ってから知り合いの弁護士にミスリードがないか確認したところ、問題なし、と
3/19リリース予定
紙媒体ではその時期に合わせて「柳暗花明」として素敵な詩が
サザンの16枚目のアルパムのプロモーション、今朝テレビでもやっていました
一緒にドームに行けることをそれでも願っています