先日、米津玄師さんのYouTubeで、米津さんと結弦くんの対談を見させてもらいました。
8時からの公開ということでドキドキしながら待っていたのですが、なんと!最初は「BOW AND ARROW」結弦くんバージョンの公開!
いやぁ、羽生ファンとしては当然「撮ったの全部見せてーー!」と思っちゃうわけですが、あのMVは米津さんの作品です。
それを思うのはちょっと失礼だなと思っていたんですよ。
それがなんと!
丸々結弦くんの演技を流してくれたんですから感激です。
以前、MVが公開された時、「ショートプログラム風に演技してるけど、試合じゃないんだから必要な部分だけを何回も撮り直ししてるんでしょ?」というようなコメントも目にしたんですが、そんなわけないじゃないですか。
羽生結弦ですよ?
編集で音に合わせているんじゃなくて、音に合わせてスケートをしてるんですよ。
CM撮影とかならともかく、SPの構成で滑ってるんですからね。
しかも4Lzまで入れたあのハードな構成で。
あんな構成ではそう何度も繰り返せるもんじゃないんですから通しで滑ってるに決まってるじゃないですか。
でも、競技フィギュアを知らない人は必要なところしか滑っていないんだろうなって思うもんなんでしょうね。
で、フィギュアをあまり知らない方々が何人も「この構成で一体何点出るの?」とコメントしていましたが、どうでしょうね。
私は北京五輪以降のルール変更は追っていないので、あくまで平昌五輪頃までの感覚でしか話せませんが、あの構成をもしノーミスで滑り終えたら、114~115点くらいまでは可能かな?と思いました。
もちろん出来の良し悪しによってGOEは変わってくるので、あくまで全てクリーンだった場合ってことで、PCSも全項目9.5以上ついているというのが前提になりますが…。
ただ、羽生ファンに怒られることを覚悟で書くと、今回のプログラムはまだまだ出来たばかりで滑り込みが足りていないので、そこまでのPCSやGOEを出すにはもう少し慣れる必要があるかな?という感じですよね。
やっぱり、シーズン初戦のプログラムとシーズン終盤のそれでは動きが明らかに違うので。
この曲はピッチが速く動きもせわしないので、1シーズン滑り込むともっと凄いプログラムに変貌するぞと、そんな風に思いました。
MVが終了して、続いて米津さんとの対談があったのですが、これがまた凄かったですね。
なんせたっぷり1時間という長さです。
そして、オープニングの映像を見て思ったんですが、あのカウントダウン映像とかもきっと米津さんが創られたものなんでしょうね。
絵も描くし映像も創るし曲も作るし歌も歌う。
私はあまり米津玄師さんのことを知りませんが、それでもとんでもない才能の塊だなと驚いてしまいました。
才能がひとつではなく、複数のジャンルでプロとして活動する姿は、ここ数年の結弦くんを彷彿とさせるものがありますよね。
神さまは、好きなことに一生懸命な人間には惜しみなく才能を与えるんだなぁ(笑)
対談の内容も面白かったですね。
オファーは米津さんの方からということですが、米津さんはオファーを受けてもらえて喜びつつも曲の速さに「こんなに速い曲で大丈夫かな」と心配をし、結弦くんは結弦くんで大ファンだった米津さんからのオファーに、絶対に凄い演技をするんだと気合いを入れて(笑)
互いに互いをリスペクトしている姿が尊くも見ていてホンワカしちゃいました。
結弦くんの「依頼を受けたからには全ての人にスゲーと言ってもらえるものにする」という言葉からは、プロとして、2度のオリンピックチャンピオンとして、羽生結弦として、下手な演技は見せてはいけないという強い矜持も伺えました。
でも、あれを撮った頃って結弦くんメッチャ忙しかったと思うんですよ。
だって「ECHOES OF LIFE」は始まっていたし「notte」も動いていたし、リンクでの練習だけじゃなく萬斎さんとのコラボ演出とか雑誌の撮影とかもあったし、そんな中で「メダリスト」の物語と「BOW AND ARROW」の歌詞を理解し、曲に合わせて振り付けも考えつつプログラムの練習する…。
これらをほぼ同時進行で進めていたんでしょうから生半可な仕事量じゃなかったと思います。
途中、自分には今コーチがいないから、音楽に背中を押してもらっていると言っていましたよね。
結弦くんはソチから平昌にかけて、いつも試合の時はリンク裏でエア熱唱していました。
結弦くんにとっては生活の全てに音楽があり、いつも色々な曲に勇気をもらい背中を押してもらい、時には慰めてもらっていたんでしょうね。
聴くのはいつも日本の曲だと言っていましたから、そりゃあ米津さんの曲もいっぱい聞いていたんでしょうね。
途中で出てきた「ピースサイン」はアニメ「僕のヒーローアカデミア」の曲ですよね。
「ヒロアカ」はずっと見てきている私ですが、歌舞音曲にあまり興味がないため全く記憶がありませんでした(笑)
でも、「BOW AND ARROW」は「ピースサイン」のアンサーソングみたいな曲だということでちょっと調べちゃいましたよ。
ところで、結弦くんの色々な言葉から、米津さんのファンの方々からは
「今まで羽生結弦ってナヨッとしたイメージを持っていたけど、思いっきり漢だったな」
「しかもオタク?」
と、それまで抱いていたイメージが覆ってきていた様子が伺えました(笑)
うんうん、そうだよね?
あの細くて優し気な雰囲気からあの性格はちょっと想像できないよね?
でもね、結弦くんは「リアル少年ジャンプ」とか「フリルを着た阿修羅」とか「暴れ馬」とか言われていたのよね。
マジで見ているこっちが「もうやめてー」とビビるくらいの戦闘民族ですからね。
そこは米津さんのファンの方々に大きな声で言いたいです。
羽生結弦はやると言ったら命かけてもやる漢です!と。
私はそういう結弦くんだからずっと応援してきてるんです。
応援していてこんなに誇らしいアスリートはいませんよ。
しかも好きな人が目の前にいると嬉しくてキャッキャして早口になって、語り始めたら止まらなくなる子供のような面もある(笑)
こんな面白い人はいませんって
星野源さんや野村萬斎さんといる時もそうですが、好きな方と一緒にいる時の結弦くんの楽しそうな笑顔を見ていると「これからも親しくさせてもらえるといいね」と、親戚のおばちゃんのように思ってしまいます。
あ、最後にちょっと気になったところを。
米津さんって足めっちゃ長くないですか?
身長いくつ?
え?188cm?
そりゃあ椅子が小さく見えるはずだー
以上