オリンピックのの影にかくれてしまっていましたが、東北の豪雨災害は死者も出るなど想像以上に酷い状況だったようです。
河川の氾濫による土砂災害はかなり広範囲に及び、一階が水没した家屋もかなりあったようです。
ただ、東北には東日本大震災で経験を積んだボランティアさんがたくさんいます。
雨が上がった2日後には土砂を掻き出すボランティアさん達が集まって作業を開始していたようなので、復旧にはそれほど時間はかからないかと思います。
もちろん水没した家電や泥まみれになった畳は処分しかないでしょうが、家屋の倒壊は少なかったのかな？と思いました。
テレビでボラさんたちの土砂の掻き出し作業風景も映っていましたが、泥の掻き出しは本当に体力勝負です。
時間がたてばたつほど泥は固くなるので、とにかく人海戦術で掻き出すしかありません。
モップで洗って流せる場所なら簡単ですが、家の中や庭の中で堆積すると結局スコップで泥を集めて外に運ぶしかありません。
そんな時に必要になるのが土のう袋です（笑）
私が被災地で使っていたのは大体これだったと思いますが、中身はヨレヨレの袋でも１枚20～30円くらいします。
決して安いもんじゃありません。
ただ、普通のゴミ袋に割れ物などを入れるとすぐに破れてしまうので、被災地での泥やゴミの搬出には常に土のう袋が必需品でした。
しかし、この土のう袋は柔らかいので自立しません。
それで、誰かに口を開けて持っててもらうしかないんですが、それだと2人の人手を取られるので効率が悪いんですよ。
そこで土のう袋スタンドが必要になるんですが、それがあると１人で作業できるのでスピードが２倍になるんですね。
人間というのはすぐに効率アップに動く生き物で、最初に見た土のう袋スタンド（笑）は漬物用のプラスチックのバケツでした。
そのバケツの底をくりぬいて、その中に土のう袋をゴミ箱にレジ袋を入れるようにして入れるんです。
そして土が半分くらい入ったら口を結んでバケツを抜くと、あら不思議、１人で作業が終わります（笑）
その後見たのはガーデニング用のプランタースタンドでした。
なんと！わざわざ作らなくてもプランタースタンドで十分使えるじゃん！ということで、今では様々な土のう袋スタンドが売られています。
私が使ったスタンドのうち、一番シンプルで感心したのはこれです。
プラ段ボール製の土のう袋スタンドです。
これは土のう袋の中に入れて、溜まったら引っこ抜くタイプのようですが、私は普通にスタンドの中に土のう袋を入れて使っていました。
まあ、どっちでも使えりゃOKですよ、使えりゃ
こんな簡単なものですが、濡れてもヘタらないし使わない時は畳んで薄くすることが出来ます。
人間って本当に色々なものをすぐ作っちゃいますよね
今回テレビで見たボラさん達は経験も豊富な方々らしく、熱中症対策として「20分作業したら10分休憩」を守っていたので安心して見ていられました。
熱中症対策は色々ありますが、水を飲んでいればいいというわけでもないんですよね。
汗かきの人は特に、汗によって水分だけじゃなくてミネラルも失われるので、フラフラするだけじゃなく筋肉がつったりもするんです。
足がつると筋肉に損傷が起きたりして数日間痛かったりしますので、塩分だけじゃなくミネラルの補給も必要です。
もちろんスポーツドリンクなどを飲んでいればミネラルの補給もできるんですが、あれは糖分も高いので毎日あればかり飲み続けていると糖尿になってしまうこともあります。
毎日、お味噌汁を2杯飲んで梅干しや漬物を取っていれば、基本的には塩分も足りているんです。
なので、一番理想的なのはミネラル豊富な岩塩で塩分を補給するか、ミネラル豊富な食事でカバーすることだと私は思っています。
東日本大震災のボラを始めた当初、ベテランのオジサン達は岩塩を小袋に入れて持ち歩いていました。
オジサン達は
「汗をかいているうちはいいけど、汗が出なくなってきたら一つまみの岩塩を舐める。そうするとまたぶわっと汗が出てくるんだよ」
と言っていましたが、あまり汗をかかない私は「うそ～ん、マジ～？」と半信半疑だったものでした。
でも、大量に汗をかく人にはこれが一番いいのかもしれませんね。
塩アメもたくさん食べちゃうと糖分取り過ぎちゃいますからね。
で、あまり汗をかかない私が日常的に気をつけて食べているのは、毎日1本のバナナですね（笑）
熱中症だけではなく、体調が悪くなって手っ取り早く栄養補給したい時はカロリーメイトのドリンクです
今すぐ元気を出したいってときはレッドブルなども飲みますが、最近の私はビタミンドリンク派です。
作業中はそれと普通の水で大体OKです。
ここ数年の夏の暑さは異常です。
これからは台風も来ますし、どんな災害が来るかもわかりません。
とりあえず、熱中症には気をつけて、暑さを乗り越えたいですね。
以上