いやあ、WBC面白かった~!


サッカーワールドカップの時、ブログで「これから本気出す(これからちゃんと見ます)」と書いたら次の試合で負けたので、今回は最後の試合が終わるまではお口チャックの私でした(笑)




でも、マスコミの取り上げ方がいけないのか、今回のWBCはどうも
「大谷くんの大谷くんによる大谷くんのための大会」
って感じでしたね。

まあ、ピッチャーもバッターもクローサーもやるんだから、プロではまず見られない光景でしたもんね。


高校野球までは「エースで四番」というのは普通にアリですが、プロになるとそれはあり得ないですからね。
それを「やってみればできるかも」と、新たな扉を開けてくれたのが大谷くんですから、子供たちにも希望が広がったかもしれませんね。

もちろん代走専門の選手もいましたし、何か一つ突出した才能が有れば「専門職」として選ばれることもあるわけで、1人1人がみんな自分の仕事をきっちりとやり切ったのも素晴らしいと思いました。



今回のチームは仲が良かったのも見ていて幸せを感じたひとつでした。

ダルビッシュが積極的に選手達の垣根を取っ払い、大谷くんも若い選手に「タメ口でこい」と言い、たっちゃんは何だかわからないけど陽気(笑)

きっと栗山監督は、野球の才能だけではなく、コミュニケーション能力が高くて輪を乱さない明るい選手というのも頭に入れて選考したんじゃないのかなと、なんかそんな風に思ってしまうくらい選手たちがみんな「野球小僧」たちばかりでした。

いいね。
仲間を信じて「絶対勝てる」と最後まであきらめないその姿は、素直に感動でしたね。



しかし、今回は今までのWBCと色々な部分で変わっていて、野球を良く知らない私には不思議に思うことが多々ありました。

まず最初に、以前はアメリカのシーズンを優先するあまりメジャー選手を出し渋っていたのに、いつからメジャー選手をこんなに出すようになったの?という点。

ぶっちゃけ、アメリカは全員メジャー選手なんだから勝てるわけないじゃんと思っていたら、そのメジャーで活躍する選手の多くは海外の選手だったってことなんですよ(笑)

日本のメジャー選手は4人でしたが、アメリカは34人、ドミニカは35人、プエルトリコは22人、ベネズエラは31人、メキシコは23人…ですよ。
ヤバくないですか?

アメリカで活躍するメジャー選手の中で、アメリカ人の割合って何割くらいなの?とちょっと引いちゃう数字ですよね。

そんな国々を破ってメジャー選手4人の国が優勝って、おかしくないですか?(笑)
実は日本のプロ野球はメジャーより強いんじゃないの?と、ちょっと思っちゃいましたよ、私(笑)


また、今回なんで急に「その国にルーツのある選手を入れること」なんていうルールが出来たの?という点。


まあ、これらの疑問はたぶん「野球人気の低下」というのが遠因としてあるんだろうなとは思うんですが、そのおかげで今までよりレベルの高い試合が増えてより面白くなったように思いました。





最近は、スポーツ選手だけではなくアイドルにまで「明るく真面目でチームで仲がいい」というのが好まれるようになってきています。
個々ではそれほど凄いと思わなくても、集団になると凄い力を発揮するというのが日本人の特色ですから、これからの時代そういうキャラクターが好まれるのかもしれませんね。


私は、クールなキャラより明るく前向きなキャラが好きです。
今日は、優勝が決まった瞬間に柵に引っかかって転倒していた選手もいましたが、そういうちょっとスットコドッコイな選手は大好物です(笑)


これからも、そういう明るく楽しい人たちを応援したいですね。


以上