先週の日曜夜は、堕鬼が深谷市のマスコット「ふっかちゃん」と化し、



禰豆子がいきなりボイイィィ~ンとなりガーン

炭治郎は炭治郎で
「ちがう炭治郎!それ『覚醒』やのうてただゾーンに入っただけや!美味しいもん食って寝たら元に戻るて!」
と、手に汗を握った後、(by鬼滅の刃)

なんと!

突如「氷柱」が現れ(笑)世の煩悩を切り捨ててくれるという、大変美味しい夜でございましたニヤリ




なんか、結弦くんのインタビューや特集が続きますね。
テレビが早く直ってくれて本当に良かったです(笑)

まあ、どんな番組も視聴率が伸び悩んでいるこのご時世に、全日本で結弦くんが視聴率27%を叩き出したことで、各テレビ局もちょっとまた気合が入ってきているんでしょうか。

何にしてもインタビューとかをたくさん流してもらえるのは本当に嬉しいですね。



少し前に、ネットに上げられていた番組で、結弦くんがはっきりと
「北京は無い」
と言っていた映像を見ました。

多分、平昌のちょっと後くらいのインタビューだったと思うんですが、結弦くんがあれだけはっきりと「無い」と言っていた映像が出たのは初めてじゃないでしょうか。



結弦くんの夢はオリンピック2連覇であって、それは叶えたわけですから北京まで頭にないのは当然だったわけですが、それをテレビ局が流さなかったのは、やっぱりスポンサーやメディアに対しての「配慮」ってやつなんでしょうか。

結弦くんが現役でいてくれる方が全方向的に嬉しいわけですし、その夢を早いうちから潰すことは誰も得しませんからね口笛



で、今回結弦くんは何度も「北京に行く覚悟」について口にしていました。

それはもしかしたら、ここで負けたら今まで築き上げてきたものをすべて失うと、そんな風に思っているんでしょうか。

確かに、全盛期を過ぎたベテランが、追い上げてくる若者に負けて一線を退くという物語はどこにでもあります。
むしろ、長期間君臨するベテランに若手が勝つことを望む風潮すらあります。

でも、結弦くんは違うんですよ。
ベテラン特有の守りに入っていないんです。
同じようなことを繰り返しているわけでもありません。

トップグループに到達すると何年も構成を上げない選手が多い中、結弦くんは常に何かに挑戦しているのです。
その姿を愚直なまでにさらけ出すのです。

なので、人々にとって結弦くんは常に「挑戦者」であって、勝って欲しいと思わせる存在なんです。



今もまた、4Aに挑戦する姿をみんなが見ています。

何度転んでも立ち上がり、「死にに行くようなジャンプ」である4Aを結弦くんが攻略するその時を、世界中の人々が固唾をのんで見守っているんです。
その壁を登り切ってくれと祈りながら、呼吸をするのも忘れて見つめているんです。

結弦くんは若い力に倒されるべき王者ではなく、若手の挑戦にもひるむことなく頂を目指し続ける孤高の挑戦者として、今も勝利を望まれているわけです。



私的に恐ろしいのは、むしろ結弦くんが27になっても何一つ失っていないことです。

今までの選手たちを考えると、大体ピークは20代前半で、その後は以前飛べていたジャンプも跳べなくなったり若手に追い抜かれていたと思います。

それが普通でしょう。
それが結弦くんは、結弦くん自身が言うように27歳の今が最高にベストな状態なんです。


20年の全日本で「天と地と」を見た時、多分多くの人は感じたんじゃないでしょうか。

ステージが変わった、と。

とにかくジャンプが安定しました。
20代前半で既にジャンプを失い始める若手も多い中、失うどころかミスする様子すら無くなったのです。

アイスショーでもほとんど転倒がありませんでした。
通常オフシーズンは体を緩めるためジャンプが不安定になったりするものなんですが、結弦くんには全くそんな様子はありませんでした。


これはもう、今までフィギュアスケーターに言われてきたことが全く当てはまらない異次元の選手になっているなと、本当にそんな風に思いました。

今までも「神」だの「宇宙人」だのと散々その異次元ぶりをたとえられていましたが、そんなのはただの比喩に過ぎなかったんだと、本当の異次元とはこれなんだと、そんな感じでした。



普通の選手であってももちろん年齢を重ねればどんどん表現力は増していきます。
ジュニア時代の単調な表現から、年齢と共に指先まで神経が行き届いた演技に変化していくものです。
でも、それと同時にジャンプは跳べなくなるのが普通なんです。


なのでジャンプがきつくなって引退しても、その後アイスショーで芸術性を伸ばしていく余地があります。

でも結弦くんはその境地に現役で到達しているんです。
しかも、最高レベルのジャンプ得御維持し、完成度をさらに上げて、です。




平昌で引退しないでくれて本当に感謝です。
「バラ1」で、フィギュアが到達できる芸術とスポーツの最高レベルの融合を見たと思っていましたが、まだまだ上があったんです!

いくらクワドの本数を増やしても、この境地に辿り着く選手はもう現れないとそう確信を持って言えるくらい、そのくらい結弦くんのいる場所は異次元なのです。



惜しむらくは、高次元過ぎてジャッジですらその凄さが理解できていないことでしょうか。

ジャッジの大半は選手時代トップ選手ではなかった人達です。
多分、余りに高次元過ぎてその領域が理解できないんです。

ノブや無良くんは「なんであんなことが出来るんだ?」と、異次元であることを理解していましたが、トップで戦っていた人達ですら理解不能な技術なのですから3回転がやっとだった人達にイメージ出来るはずがないんです。

でも、もしも4Aがクリーンに決まったら、その時は全てのジャッジが+5をつけてくれると私は信じています。
そのくらいの偉業なんですから。


4Aの基礎点は12.5点。
以前は15点だったものが結弦くんが挑戦を明言した途端12.5点に引き下げられました。

これはもう明確に「危険だから跳ぶな」とISUが言っているようなものですが、それをクリーンに降りたなら、+5の点数でその努力に報いて欲しいと思うのです。

基礎点は下げられましたがGOEは基礎点と連動するように変更されています。
以前の点数であれば、基礎点15点に+3が3点ついてmax18点でしたが、今の点数制度であれば基礎点12.5に+5の係数が50%=6.25でmax18.75になります。

これはそれほど悪くないです。

それだけの価値のあるジャンプを目撃したジャッジであれば、その感動を数字で後世に残すべきです。

その感動はプライスレスではなく+5です。
スケーティングスキルは10点です。

ここでそれをつけなければ、ジャッジは一生後悔するはずですプンプン




なので私は、点数的にはそれほど悲観していません。

完璧なサルコウと3Aにはそれぞれ4点くらいはGOEが付きますから、全てのジャンプがコンボのような点数になるはずです。


それを評価できる眼をジャッジの皆さんが持ってくれていたら…。
既にジャンプを跳ぶのに助走すら必要としない究極の技術というのを理解してくれていたら。
オリンピックで330点を出すことも可能なんです。


氷柱は喜びの神だ!
ひれ伏せ!そして讃えよ!

と、鬼滅の刃みたいなセリフが頭の中をぐるぐるしている私です。



4Aについては、ここまできたら内村くんとか、他の競技のスペシャリストに協力を仰ぐのもありなんじゃないかな?って思えてきますね。

何か、今までのフィギュアのセオリーでは考えつかないヒントが他競技から得られるかもしれませんし。



上半身を先に素早く捻るというのは軸が歪む可能性があるから難しいのは分かっていました。
それでも、回転のかけ始めを早くスムーズにするのは使えるらしいので、他競技からヒントを貰うのもアリです。

ここはひとつ、テレビ局の裏技を使ってコーヘーを練習コーチに招聘ってのもいいかもですね(笑)
まあ、もうオリンピックには間に合わないと思いますが(笑)



アメリカではドミトリエフがまた4Aに挑戦しているそうですが、彼の4Aはイチかバチかジャンプなんですよ。

つまり、早い回転でブン回して、取り敢えず降りられたら成功ってヤツですね。

結弦くんは、継続して何度でも跳べるというのを目指しているので、ドミトリエフとはアプローチが違うんです。



そもそもドミトリエフは他のジャンプがボロボロで、私には一発屋みたいなイメージがあるんですよね。

勝つことは無視して記録に残ることだけを目指している感じですが、目標としてそれがモチベーションになるなら間違いというわけじゃありません


逆に結弦くんは、4Aを跳び始めてから他のジャンプも完全に安定しました。、
4Aの軸作りの難しさを考えたら他のジャンプは簡単になってしまうのかもしれません。

普通、新しいジャンプを練習すると他のジャンプが崩れたりするものですが、結弦くんはもうそんなレベルを通り越しているんですよね。

とにかく、継続して何度も跳ぶことのできる安定した4A。
それが結弦くんの目指すクワッドアクセルでしょうし、それは限りなく完成に近づいているように思います。



最初にトリノで見た、自分への怒りをぶつけるような4Aが、国別では少しだけコントロールされてきていましたよね。

それが全日本では両足着氷ができるようになっていました。

両足着氷ですよ!
両足着氷は習ってこなかったからできないと言っていたのに、安全に降りるため遂に両足着氷もできるようになったのです。

進化してるんですよ。


少しずつ形になっているのを見ていて、私は今まさに歴史が作られているのを実感しているところです。



NHK杯の前に怪我をしてしまったのは残念でしたが、そこで決めてしまったら晴れ晴れと引退してしまったかもしれないので、そこは結弦くんに来てもらいたかった五輪の女神の悪戯だと思うことにします。

きっと女神も「やった〜!羽生が~来るうぅぅ〜!(ザキヤマの声で読んでね)」と喜んでいるでしょう。

天(女神)と地(中国の期待)と人(結弦くん)のタイミングが合ったなら、これはもしかしたら4A決めて三連覇もありますよ!

ああ、どうしよう。
国民栄誉賞ももう貰ってしまったし、それ以上結弦くんを讃えられるものがもう思いつきません爆  笑




中国も今コロナに四苦八苦していますが、東京の時に比べれば全然マシです。
東京がやり切ったなら、中国はやれないとは言わないでしょう。


全日本の視聴率が良かったこともあり、オリンピックに向けてメディアはあることないこと書き立ててくると思いますが、良い記事は楽しく読ませて頂き意地悪な記事は笑って閉じて、噂や憶測に惑わされることなく、でも妄想は膨らませて(笑)楽しくその時を待ちたいと思います。




結弦くんは「4Aは皆さんの夢」と言っていましたけど、違うよ結弦くん。
私の夢は結弦くんが喜ぶ姿を見ることなのよ。

もう無理だと思ったらやめたっていいんですよ。
「だよね~、やっぱ危険だもんね~」
と、5秒で納得できますよ。


4Aを降りて喜ぶ結弦くんの姿を見るのが私の夢。
そこはブレないですよ、私は。



あ、でも結弦くん。
金メダルの後のメディア対応は少しセーブさせてもらってね。

もう23歳の時とは違うから(笑)

先日のインタビューで「おめ…」と言ってしまって笑っていた時、少し隈が出来ていましたよね。
疲労で頭が回っていなかったようですが、そこはやっぱり無理はできないお年頃ですから(笑)



これからNHKの特集もありますし、スポンサーさんのあれこれもあります。


結弦くんが北京を口にした時、メディアの皆さんの顔が明るくなったと言っていましたけど、そりゃそうですよ。
メディアの方々にとってもこれから祭りが行われるんですから。


私も、最後までその祭りを楽しみたいと、そう思っていますよ~。



以上