ちょっと時間が経ってしまいましたが、9月の4連休初日の土曜日、お台場にある「チームラボ ボーダレス」に行って参りました。

以前、(多分、去年東京マラソンのウエアを受け取りに行った時)食事をする場所を探してチームラボの前に行ったことがあるんですよ。

でも、3千円を超える金額に、ちょっと時間潰しに入る場所ではなさそうだとビビリ(笑)その時はやめにしたのです。


それがこのコロナ禍で、入場制限をしつつ営業しているという話でしたので、こりゃ空いてんじゃね?と単純に思い行ってみることにしました。

現在のチームラボに当日券はなく、入場時間を指定された前売り券のみの販売です。
入る時間は指定されていますが出る時間は自由です。
なので、午後になるとどんどん混んできます。



「何時に行く?」
と訊ねると
「朝一からでもいいよ!」
と友人達もノリノリです。


というわけで、ここから先はネタバレにもなりますので。これから行きたいな〜と考えている人はパスしてください。

「ボーダレス」は映像に没入し迷宮体験を楽しむイベントなので、私の感想はドリームクラッシュですよ〜(笑)
でも、暗かったので写真はほとんどピンボケですよ~てへぺろ










さて、朝一のチケットを買ったと言うと、以前行ったことがあるという会社の同僚が
「じゃあ入ったら最初にランプの部屋に行くといいですよ。混んでくるととても並ぶので」
と教えてくれました。

「なんて素敵なアドバイス!」
「アドバイスありがとう!」
と友人達も大喜びです(笑)


しかし、迷宮体験をうたっているくらいなので、ボーダレスには配置図とかがありません。

何時間もいたのに結局目的の部屋を見つけられなかった人もいるという話もあるようですし、まずは目的地を探すところから始めなくていけません。




中に入るとそこは既にワケの分からない部屋です(笑)

「右に行くの?左に行くの?」
「ランプの森ってどこ?」
「地図がないから全くわかんない!とりあえず中に入ろう」


一応、部屋の横には説明のプレートもあるのですが、中は薄暗いを通り越してお化け屋敷並に暗いので、本当に迷宮状態で何もわかりません。


中の広場はこんな感じですが、薄暗い中で鏡を多用しているので、白内障と緑内障のコンボの私は何度も柱にぶつかりそうになりました。
つか一度ぶつかりました(笑)



「こっち?」
「あ、行き止まりだ」
「あっち?」
「いや、行き止まりだよ…」

ええ〜?じゃあ「ランプの森」ってどこにあるの〜?ガーン




「あ、あれ?あれじゃない?」

通路を歩きながら上を見たら、オレンジ色の明かりが見えています。

「ランプの森」は通路途中の階段を登った先にありました。



階段を上がって行くと、さすがにまだランプの部屋にたどり着いている人も少なく、10人も並んでいません。

朝一サイコー!
アドバイスありがとー!爆  笑


お姉さんが中に入る際の注意を説明してくれるのですが、

「ランプに触ってはいけません」
「気になる方には腰布の貸し出しがあります」

という言葉に「?」となりました。


ランプに触るって、これ映像じゃないの?キョロキョロ



そんな疑問は中に入って解決です。


ランプは映像ではなく本物だったのです!



次々に色が変わるのが幻想的です。




しかし、中に入り「うわぁ!綺麗〜!」と感動しながらも、頭の片隅で
「ランプは本物なんだ。全ての壁を鏡にすることで無限空間を作り出し、LEDの色と照明をリンクさせているのか…」
と確認している自分もいました(笑)

夢の国に浸りきれない自分が恨めしいショボーン



そして、腰布の意味も分かりました。

無限空間を作るために床も鏡なので、短いスカートだと
「ぱんつーまるみえ〜!」
になってしまうのです!(笑)


これはヤバい。

デートでオサレをしてきた女の子のパンツが丸見えです(笑)



なので、チームラボに行く時はパンツ?ズボン?スラックス?レギンス?(笑)姿で行くことをお勧めします。





さて、とりあえず「ランプの森」はクリアしたので、メインが見られないという最悪の状況は回避しました。

あとは片っ端から見て行くだけです。


滝の映像の部屋は壁に浮かぶ文字に触ると文字が消えたりしますので、それを追いかけるのも良し、岩を模した場所に登って写真を撮るのも良しです。






その後、私達が向かったのは長い階段を登っていく「運動の森」です。
そこにはトランポリンのような遊具があるのですが

「乗れるのは小学生までだってー」
「だよねーえー

大人は対象外です(笑)



そのトランポリンの横には、砂漠のように滑らかに隆起したスペースがあり、映像のカラフルな生き物が映し出され、動き回っていました。



その生き物を追って足で踏むと、ビチャッと内臓が飛び散り…もとい、パァッと花が飛び散るのです。

「面白〜い!ラブ

キャッキャと生き物達を追いかけて踏んでいた私達ですが、子供の落書きみたいに、明らかに色の変なヤツがいます。

「なんかすんごいヘタクソなのがいない?」
「あ、もしかして!自分で書いたのが映し出されてるんじゃない?」
「え?どこで書いてるの?」


そうなんです。

「運動の森」の端っこで座っていた方々がいたんですけど、それはここに現れる生き物達の色を塗っていたんです。

それは自分達も描かなくっちゃ!

というわけで、私はカエル。
友人2人は花とオオサンショウウオを描きました。

タヌちゃんが描いたオオサンショウウオ。



それを係の人に渡すと、すぐに映像が出てくるのですが…。

「タヌちゃんのオオサンショウウオは何回も出てくるのに、私のカエルは全然出てこないんですけどぉえーん
「私の描いた花なんて、どれがどれだか分かんないよ!ショボーン

そもそも映像は花だらけ。
よっぽど特徴的な色にしないと花を見つけるのは至難の業です。


「あっ!あれもしかしたら私のカエ…」

ピューッ!

「マジか~えーんあせる

カエルは動きが早すぎて、ババアの反射神経では追いかけることができませんでした!





いやあ、そんなこんなでなんだかんだと楽しみました。

疲れたので横にあったカフェで一休みしたのですが、真っ暗で目の悪い私には恐怖でした(笑)

飲みものの上に花が咲くのですが、回りは本当に真っ暗です(笑)



その後、もう一度下に降りると、なんだか客が増えて色々な映像が派手になっているじゃありませんか!

「ちょっと!何?映像もお客さんが少ないとやる気が出ないの?」
「明らかに映像は派手になってるよね?えー

朝一では静かで暗かった通路まで、なんだか賑やかになっているんですよ。
通路は何度通ってもそれなりに違う映像が楽しめるようです。






「これで終わり?もう一通り見たのかな?」
既に疲れきった私は早く帰りたくなってきています(笑)


「いや、まだクリスタルの部屋があるはずよ」
「え?そんなのどこにあった?」
「なかったよね?」
「うーん…」


ボーダレスにはもうひとつ、目玉となる「クリスタルワールド」という部屋があるみたいなのですが、そこへの行き方がわかりません。

すると友人、近くを歩いていたスタッフを呼び止め、ネットの写真を見せながら
「このクリスタルの部屋はどこにありますか?」
と道を聞いています(笑)


え?あーた、ここは迷宮を体験する場所なのに、スタッフに道を聞くってそれ裏技っつーより卑怯技じゃないの?爆  笑

さすが、カラクリ忍者屋敷から出られなくなって、戸板を外して出てきた強者だ(笑)


お姉さんも「ここは一応お客様自身で道を探してもらうというコンセプトなのですが…」と明言を避けつつ
「あちらの通路のどこかにあります」
とヒントをくれました。

いや、すまんねお姉さんチュー
おばちゃん達疲れてるのさ(笑)


「あっちの通路って、何回も通ったよね?何もなかったよね?」
「無かったけどなー」
「この通路のどこに…、あったびっくり


もうびっくり(笑)

壁だと思っていたところがスクリーンになっていて、そこから向こうに行けるのです。

しかも広い!

「映像が壁に映し出されてるから気がつかなかったよ〜!爆  笑


というわけで、ランプの部屋と同じくボーダレスの目玉のひとつ、クリスタルワールドです。

ここは無数の小さなLEDがプログラムによって映像を浮かび上がらせているのですが、音と合わさってダイナミックな自然の風景を描き出しています。

ここもまた圧巻です。






他にも小さな部屋が色々あるのですが、私が気に入ったのは真っ暗な部屋にアクリル板が並んでいて、そこに江戸風俗の映像が投影されている部屋です。

なんだろう。
目が悪くて本当に暗かったので、まるで「死んだらこんな場所に行くのかもなぁ」というような、そんな寂寥感とでもいうか、無限の空間とでもいうか、一種不気味でこの世の物ならざる風景が印象に残りました。

本当に暗かったのでカメラを出しもしませんでしたけど、あそこは好きでしたね。





ここは蓮の葉っぱみたいなオブジェに映像が映し出されている空間。
季節が変わるように変化して大変綺麗です。







もう大体見終わったかな?と思いながら歩いていくと

「ちょっと!さっき見た部屋、全然違う映像になってるよ~!笑い泣き









「ダメだ!帰れねぇ~~~!えーん





行きと帰りで風景が変わる、恐るべし「ボーダレス」!
そりゃ道にも迷うってもんです。

まあ、廊下の構造はシンプルなのでそんな迷宮ってほどでもありませんけどねウインク


そして、帰ろうとした私達の目の前に現れたのは「ランプの部屋」にできている長い列!

「うわー何この例!」
「あそこで20分ってことは、最後尾は1時間くらいかかるんじゃない?」
「朝一に行って良かった〜!照れ






…はあ、疲れた!
いくつかの場所が「調整中」にはなっていましたが、十分チケット代の元は取れると思います。
私達は大体2時間半くらい滞在していたと思いますが、ほとんど並ばなかったのでこれが最短時間じゃないかと思います。



というわけで、私からのアドバイスです。

◆当日は、運動靴とズボン姿で行こう。アップダウンがあるのでヒールはNGだ。
◆お金の戻ってくるコインロッカーがあるので大きな荷物は預けて身軽になろう。
◆朝一の時間を選んで、入ったら「ランプの森」に直行だ!
◆「ランプの森」は通路の上を見上げれば見つかるぞ。
◆「運動の森」で動物を描くならオススメはオオサンショウウオだ!
◆壁の途中にスクリーンがあったらその向こうにレッツゴーだ!


というわけで、これから行こうかと考えている方は、これらを参考にしつつ楽しんでくださいねウインク

以上