ちょっと時間が経ってしまいましたが、8月27日の日曜日、ダイドードリンコアイスアリーナまで「東京夏季フィギュアスケート競技大会」を見に行ってきました。




最初私、この大会を全日本に向けての東京予選だと勘違いしていたんですよ。

ダイドーのリンクは秋になると、東京大会とか関東大会とかやるんですけど、秋は色々あってスケジュールが合わないことが多かったので、行けそうな時に行っちゃおうと考えたわけですが、予選大会以外にも大会があるということを私は知らなかったのです。

関係者が観客のほとんどを占めるような、いわゆるローカル大会です。
見ごたえとか興奮とかはないというのはわかっていました。

ただ、それらを補ってあまりあるチケットの安さなんですよ(笑)

しかも席は選びたい放題。
ダイドーリンクは狭いので、どんな席になっても選手が豆粒になることもありません。

これはもう、一度行ってみるしかないだろう!と、そんな感じでした笑顔




で、なんでそんな大会に行こうと思ったかというと、私、ノービスの子を見たかったんです。

誰ということはなく、とにかく小さな子が一生懸命に滑っているところを1度見てみたかったんですね。


なので、私と一緒にジャパンオープンや国別、FaOIなどに付き合ってくれるタヌちゃんと、フィギュアはまっちーにしか興味がないけどとにかく家がリンクに激近の昴さんに声をかけたところ

タ「私もノービスの小さな子見た~い」
昴「あ!新葉ちゃんが出るんだ。シニア女子見た~い!」

との返信が…。



…えーと…。
ノービスが始まるのは午前10時半くらい?

で、シニアが終わるのは何時?
夜8時くらい?


あかん!

そんなに長い間、寒いリンクにいたら死んでまうわ!がーんっ!




ということで、食事タイムに少し中抜けして、また戻って来るというプランにしました。


見たい選手がいるじゃなし。
しかも、2回入ったところで2千円ですよ。

安いもんです。


で、出場選手のリストが公開されると、樋口新葉ちゃんの他に永井優香ちゃんも出てるじゃないですか。

それが千円で見られるなんて、チョーお得じゃないですか?




しかし!

「フィギュアには全く興味がない」と言っていた友人が突然

「私、土曜日も行っちゃおうかな?きらきら

と言い出しました(笑)



はあ?そんなローカル大会、2日続けて行く気?
あなた、どこのスケオタですかぁ!?もぉだめ・・・

私は24時間テレビも見なくちゃいけないから行けませんよ!ふん手



すると土曜日に
「ダイドードリンコなう」
と友人からメールがきました(笑)

マジか。
本当に行ったのかがーん

フィギュアには興味ないとか言っていて、1番楽しんどるやんけ。



ま、彼女が私達の中で一番のお祭り好きですからね。私が誘ったものでも、気がつくといつも先を行って、反対に私がついていく感じになるんですよね?(笑)



その後、友人からは

「外にチケット売り場が無くて、中で売ってる。まるでアングラ芝居みたいよ」

「結構中は寒い。ひざ掛け持ってこなくて後悔」

「思ったよりガラガラ。柵やネットが張られているので、見やすい席は埋まってる」

と、明日に向けての貴重な情報が逐一報告されてきました。



マジか。

プリンス見るため何度か行ったけど、それより寒いのか!叫び

私も慌てて荷物の中にダウンと手袋を追加しました。


まあ、友人は会場まで家から15分ほどで着くので、出かけたついでに覗いてみたんだそうですが、リンクが近いっていいなぁ。

ダイドーは観覧席があるから色々な大会をやるんですよ~ぶ~ぶ~

あまりに近いから、帰ってきてからでも結弦くんの24時間テレビに間に合ったそうですよ。





で、翌日。

あんまり早く行っても長丁場になるので、とりあえず11時くらいに会場内で落ち合うことにしました。
まあ、私はノービスの子供達を見たかったので、それより少し早目に会場着です。



行ってみると、本当にリンクの外にはスケート関係者らしき人は誰も出ていません。

で、少しビビリながら鉄の扉を開けると…。

本当だ。
入ってすぐに、アングラ劇場の入り口みたいにテーブルを置いた受付があります!


入場券は千円。

安っ!

しかも、手前に置いてあったパンフレットも記念に買おうと思っていたら、何と!チケットと一緒にパンフもくれるじゃないですか!

マジすか!
これも貰っていいとですか!ビクーッ

全日本だと、こんなのが別売りで2千円くらいするとですよ!


驚いている私に、受付の方はさらに驚くことを言いました!

「再入場の時はこのチケットを提示して下さい」


ええ~っ!?
再入場できるとぉ~?叫び


凄い!
千円でパンフがついて、しかも出入り自由!

ローカル大会ブラボー!万歳


しかし、友人に聞いた通り、アイスホッケー用の防護ネットやアクリルの防護板が邪魔なので、死角のない場所に皆さん固まって座っています。

どこに座ってもいいのですが、結局ロングサイドの席の、上の方から埋まっているようでした。


よかよか。
アクリル板が邪魔でも、一瞬たりとも目を離したくないとかいうわけじゃないし、千円だし(笑)

もちろんノービスA(9~10歳)の子供と言えどそれなりに上手んですよ。

なんか、そんな小さな子供が頑張って滑っている姿を見ると、涙が出ちゃいますよね?
鬼の目にも涙というか、単に私も歳をとったんですね(笑)


友人が合流してから、次はノービスB(11~12歳)

しかし、ノービスBの選手が出てきた途端、もう子供じゃなくなった感じがして「おお!」って思いましたよ。


なんか、さっきまでは子供っぽかったけど、もうすっかりお兄さんという感じです。
練習が始まった時のスピードも全然違います。

パンフには選手の名前と滑走順が載っているので、友人達と「次は、◯◯くん?」と確認しながら演技を見ていきます。

それにしても、最近の子供はキラキラネームが多いですよね?

友人も、前日パンフを見て驚いたそうで、読めない名前からアテ字の名前、女の子のような男の子の名前!そして明らかに外人の名前だろうと思ったらハーフ?だったり、今の子供のお名前事情が垣間見えました(笑)



でも、いつも言っていることなんですが、フィギュアというのは女子に有利なスポーツです。
とにかく、同じ年齢なら絶対に女子の方が上手いのです。

男子は本当にコロンコロンと転びます。

まあ、男子はエッジの溝が女子より浅いので、ジャンプの制動が難しいんだと思うのですが、やっぱり女の子の方が上手く感じますよね?


「ノービスの採点基準が分からないからなぁ。今の子は100点くらいになるのかなぁ」
「あ、この子上尾で練習してる子じゃん!東京大会だけど埼玉の子も出られるんだ」

と私が呟くと、前日にパンフを読み込んだ友人が

「ここに採点基準っぽいのが書いてあるわよ」
「東京の子は申し込めばOKだけど、他の地域の子は抽選だって」

と教えてくれました(笑)

あーた、そんなとこまで読んでるなんて、立派なスケオタじゃん(笑)

つか、フィギュアに興味ないくせに、パンフ2冊ももってるし~!(入場券についてくるから。笑)


ノービスが終わり、製氷の時間が入ったのでおトイレに行ったのですが

「チョーガラ空き!プリンスの時が嘘みたい~!号泣



プリンスの時は、休憩時間のトイレの列が凄くて時間以内に戻ってこれない人が多発するんですが、ローカル大会はそんな事がありません。

あっと言う間にトイレが済むので、休憩時間にちょっとフラフラすると…。


「ちょ!ラーメン売ってる~~!」

いつもは回りを見て歩く余裕がないので気がつきませんでしたが、ダイドードリンコアイスアリーナは会場内でラーメンが売られています!

ここは西武球場ですか~?号泣


「何食べる?何食べる?あ!タコ焼き無くなってる!タイ焼きも!いや~ん、楽しい~~!笑

まるで野球場のようにラーメンを食べている人達もいっぱいいましたが、気持ちはわかります。
とにかく中が寒いんです。

友人の忠告でダウンや膝掛けなどフル装備で来ましたが、それでも寒いんです手


で、アメリカンドッグを食べてまったりしていると、ジュニアが始まりました。

「ジュニアの時にちょっと中抜けして、休憩しなくちゃね。だって、ジュニア女子は75人もいるんでしょ?」

そう私が言うとスケオタが言いました。

「いや、ショートは75人だったけど、フリーに進めたのは12人だけ」


はあぁぁ?
じゅうににん~?がーんっ!



数の少ない男子は何人か減るくらいなのに、ジュニア女子は75人→12人ですよ!
シニア女子も29人→12人!

恐るべしローカル大会!

同じ参加費を払って、そんなに多くの選手がショートで降り落とされるなんて…。

過酷~~!



しかし、この大会だけなのかどうかはわかりませんが、会場内で選手達のDVDが売られていました。

2台ほどカメラも入っていましたし、リンクの音を拾う集音マイクもありました。


「離れた場所のカメラがあるってことは、ベタ撮りじゃなく編集された映像なのかな?テレビには流れないけど、家族はこれを買えばいいってことかしらね」

私がそう言うと、パンフを読み込んでいるスケオタ(笑)は言いました。

「許可を貰えば、自分の家族に限って撮影が許可されるみたいよ」


マジっすか!

なんか、全日本とかで良く「選手の映像が残っていない」と言われるじゃないですか。

JSFのビブスをつけたスタッフがカメラを持っているのは見た事があるんですが、あれは演技を録画してるんじゃないんですかね?

時々、テレビ放映はなかったけれど、カメラ1台で撮られた映像が流れることがあるじゃないですか。
なので、私はテレビに映らなくても、何らかの形で映像は本人に渡るんじゃないかと思っているんですけど、どうなんでしょう。

自分の子供の晴れ姿ですからね。
こうして映像にして残して貰えるのは大変嬉しいですよね?




で、演技を見ていて思ったのは、ジュニアって年齢差が結構あるので、小さな子と大きな子で結構体つきが違うな、ということでした。

ノービスはAが9~10歳、Bが11~12歳なので、それほど体格差は感じないのですが、ジュニアは13~18歳ですからね。

中学生から大学1年くらいの差があります。

これは大きいですよ。



女子は、既に体型変化によるものなのか、ジャンプが決まらない子も多く、見ていてハラハラしちゃいました。

もうね、4~5回くらい転ぶ選手が何人もいて、ああ…5回転んだらマイナス9点…と、悲しくなっちゃいましたよ。

まあ、男子が転ぶのはデフォルトなのでいいんですけど(←鬼)



なにぶん、ジュニアは顔も名前も知らない選手ばかり(笑)

意外といい演技だったなとか、この子冒頭のジャンプで失敗すると一気にやる気を失っていたなとか、そんなくらいしかわかりませんでした(笑)

あ、ジュニア女子優勝の住吉りをんちゃんは私でも知っていましたよ。
これからが楽しみな子ですね。



で、シニア!
樋口新葉ちゃんや永井優香ちゃんが出てきます。


永井優香ちゃんは、以前、ジャンプが決まらなくなっていましたよね?
テレビではジャンプを見直している最中と言っていましたが、実際にはメンタルの問題か何かで跳べなくなっていたとインタビューで語っていました。

それで、どんな感じだろうと思っていたのですが、きっちり復活しておりました!バンザイ

去年1年低迷したことでGP大会に選ばれませんでしたけど、全日本では頑張って欲しいです。




樋口新葉ちゃんは、この日がフリーの初披露。

そのせいか、シニア女子が始まる前に、テレビカメラがゾロゾロとやってきました(笑)

そして、女子が終わるなりゾロゾロと帰っていきました。

うわぁ、ゲ・ン・キ・ン~!(笑)



新葉ちゃんのフリーは、シェイリーンの真骨頂!
とても印象的なプログラムですよね?

あの、ベスティスクワットでのチェンジエッジ(?)の時は、会場でも「おお~」と歓声が上がりました。

これは競技会でも映えると思うので、いいスコアを取れる気がします。



シニア女子は、1位が新葉ちゃん。2位が優香ちゃん。

で、3位に入った佐藤伊吹ちゃんがまたハツラツとして良かったんですよ。
これからに期待ですね。

で、その後、シニア男子を見てから会場を後にしました。

ええ、その後シンクロもあったのですが、根性が尽きたんです。
寒くて号泣


会場は、ホッケー用の防護ネットが張られたままですから、キスクラなどもなく淡々と進行していくのですが、製氷の最中に、リンクの端で、さっき終わったグループの表彰式が行なわれています。

基本的に会場内は写真撮影禁止なんですが、この時だけは皆さん写真をとっていました。

まあ、これがローカルなんですかね?







この日はちょっと涼しかったので、会場を出ても体は冷たいまま(笑)
なので、多くのお客さんがダウンを着たまま駅に向かっています。

ええ、8月なんですよ(笑)


着いた電車に乗ると

「うわっ!冷房入ってる!やめてくれ~~!わーん


ええ、8月なんです。
冷房くらい入ってるんです(笑)

まだガタガタ震えていた私達ですが、同じ車両に乗っていた人たちは、電車の中でもダウンを着ていました苦笑

いやあ、次に来ることがあったら、ダウンのロングコートを持ってこなきゃダメですね。
あと、長丁場でおケツが痛くなるので、敷物も欲しかったです。
冷たい飲み物じゃなくて、暖かい飲み物も必要です。

常設リンクは寒いというのは知っていましたが、アイスショーの時より格段に寒かったです。

はい、色々と勉強になりました。




とにかく、ローカル大会は面白かったです。


「みんな素晴らしかったよ~~!」
なんて言うほど、どの子も上手いわけじゃないですが、みんなキラキラした衣装をつけて、一生懸命に滑っていました。


そろそろあちこちで、全日本に向けての地区大会が始まります。

シードを持っているトップ選手以外は皆さん地区大会から勝ち上がってくるわけなので、ぜひ、そういった選手を見に行ってあげて欲しいですね。



以上