「アイスショーの世界4」の、まっちーのインタビューを読みました。
凄いなぁ、まっちーは。
会話の内容からインテリジェンスがダダ漏れですよね?
昔、まっちーと言えば、自分に自信がない選手のNo.1だったじゃないですか。
「自己評価が低い」と言われている選手は他にもいますけど、例えば晶磨くんは、自信が無いんじゃなくて、冷静に分析した結果「ゆづ君に勝てているところは1つもない」という結果になったからそう言っただけで、自分は駄目だと言っているわけじゃないんですよ。
比べているのが「他の選手」なんじゃなくて、「ゆづ君」だけだからああいうコメントになるんです。
内気なんじゃなくて、他に興味がないだけです。
高橋大輔は、負けたらカッコ悪いから自分を下げた発言をしているだけで、実際には自分が一番だと思っているタイプでした。
性格的には騒ぐの大好きだし、内向的ではありません。内弁慶なだけです。
それに対し、まっちーは本当に自己評価が低い人でした。
内向的でシャイで、自分に出来るはずがないと考えるタイプに見えました。
そんなまっちーを変えたのは、大西コーチと結弦くんです。
大西コーチは、まっちーの「どうせ自分には出来ない」という後ろ向きの性格を変えようとし、そしてまっちーは、結弦くんの姿を見て「ああなりたい」と思って自分を変えていきました。
実力はあるのに自信が無いまっちーにとって、壁に向かって突き進む結弦くんは、「自分もああなりたい」と思える存在だったわけです。
まあ、まっちーはちょっと普通じゃなかったため、そうやって自分で自分を鼓舞するに当たり、数々の迷言が生まれたのはご愛嬌ですが(笑)
オリンピックの前年、まっちーは予選大会から這い上がり、オリンピックの切符を手にしました。
オリンピックでも、ほんのちょっとのミスでメダルを逃しましたが、5位は十分凄い順位です。
その後、引退してからは学業に専念していますが、HPの内容を見ても驚くくらい立派な研究をしています。
大学に遊びに行っているわけではないんですよ。
次々と論文を発表し、学会ではオリンピアンであることを知った方々が驚くくらい、新進気鋭の研究者という評価を得ているんですよ。
凄いですよね?
そんな中、フィギュアの練習も欠かさず、発表されるプログラムは常にスタンディングオベーションを受けていますよ。
どうやったら1日24時間という決まった時間でそれだけの結果が残せるのだろうと、本当に尊敬してしまいます。
インタビューでも、バレエなどの舞台芸術を深く理解した上で、それをフィギュアに落とし込む作業をしているようですよね?
結弦くんの求めるアイスショーがエンターテインメントなら、まっちーの求めるアイスショーはアーティスティックなのかな?なんて、そんな風に感じてしまいました。
まっちーがやろうとしていることは、きっとこれからの日本の、スポーツ界とアスリートの地位を向上させるんだろうなと思うんですよ。
日本は、面白いアスリート以外は人気者になれない風潮がありますが、そもそもアスリートが視聴者を笑わせる必要なんてないんです。
対価を払ってそのスポーツを見に行き、そこで繰り広げられる日々の鍛錬によって積み上げられたものを見て感動すればいいのです。
芝居を見て感動するのと同じです。
スポーツマンは大体勉強はできないという概念を、まっちーは粉々に粉砕してくれました。
努力を続ければ何を得られるかも後輩達に見せてくれてもいます。
アスリートにとってのヒーローは、結果を残した才能ある選手でしょうけど、アスリートが目指すべきは、努力を積み重ね自分で自分の殻を破り結果を残したまっちーのような選手だよな、と、私なんかは思っちゃうわけです。
で、今年発表したまっちーの論文のタイトルがこれ。
「スポーツ産業モデル新考:国内フィギュアスケート産業のメカニクスとその現状分析を鍵として」
(日本体育・スポーツ経営学会第40回大会 2017年3月22日 於:鹿児島大学)
(平成28年度学会大会最優秀発表賞 受賞)
「アーティスティック・スポーツプロダクトから文化芸術市場への〈転送〉現象の考察:
フィギュアスケート鑑賞者の消費行動分析を主軸として」
(文化経済学会〈日本〉2017研究大会 2017年7月2日 於:大分県立芸術文化短期大学)
いやあ、読んでみたいわぁ。
鑑賞者の消費行動って、つまりお客さんがどれだけ会場にお金を落とすかってことですよね?
うんうん、私はね、2000円~8000円くらいよ、まっちー(笑)
フィギュアスケートTVでは、選手達の振り付けの様子やクリケットの取材などが流れました。
クリケットは歴史と格式を感じる内装ですよね?
下に砂が敷かれているリンクで練習して、試合の時に感覚が違わないのか?というスーさんの質問は常日頃私も感じていました。
で、毎回違う会場と氷で試合をするから選手は慣れているという八木沼さんの話に大変納得でした。
そりゃまあ、日によって氷が硬いの柔らかいのといった違いもあるんでしょうから、そういった違いより、日々の練習で選手の膝にかかる衝撃を軽減する方が大事なんでしょうね。
振り付けの様子は興味深かったですね。
無良くんの振り付けの時、勧められた最初の音楽はとってもいいと思ったんですよ。
ただ、リズムが細か過ぎる曲は体力が持たないですよね。
そういう意味では最初の曲はやはり難しかったんでしょうね。
いや、完成が楽しみです。
で、無良くんの車の後部座席にデカが座っていたんでしょうか(笑)
なんか、短期間でまとめて取材したのかな?(笑)
無良くんは、ソチの後、平昌を目指そうと決めた理由として結弦くんの存在を上げてくれていましたよね?
確か、KENJIの部屋でも言ってくれていましたが、結弦くんのアドバイスで変わる自分の滑りに、自分はまだまだ上手くなれるという感覚があったんでしょうね。
無良くんって、ある意味欲がないんですよ。
だから、自分だって試合に行っているのにジンソくんが調子を落としていたら自分の練習中だというのに教えに行ってしまう。
この人にとって、選手は皆、仲間なんでしょうね。
競ってはいるけれど、戦うべきは自分なんでしょう。
かつてはトップ選手は同じリンクで練習しないなんて言われていましたが、今はそんなことは言ってられないですよね?
だって、コーチは4回転なんか跳べないんですから。
同じクアドジャンパーにしか分からない感覚があるはずなんですから。
それを、惜しみもせず教えあえれば、そりゃアイスショーで腕も磨けるってものですよね?
無良くんは、きっといい指導者になるでしょうね。
結弦くんもですが、物おじせず先輩に教えてと言いに行ける結弦くんも凄いけど、偉ぶることもなく後輩に「教えて」と言える無良くんも凄いですよね?
そういった「垣根の無さ」が、きっとこれからの日本を強くするんだろうなと、そんな風に思ってしまいました。
とりあえず、色々あるけど、以上
凄いなぁ、まっちーは。
会話の内容からインテリジェンスがダダ漏れですよね?
昔、まっちーと言えば、自分に自信がない選手のNo.1だったじゃないですか。
「自己評価が低い」と言われている選手は他にもいますけど、例えば晶磨くんは、自信が無いんじゃなくて、冷静に分析した結果「ゆづ君に勝てているところは1つもない」という結果になったからそう言っただけで、自分は駄目だと言っているわけじゃないんですよ。
比べているのが「他の選手」なんじゃなくて、「ゆづ君」だけだからああいうコメントになるんです。
内気なんじゃなくて、他に興味がないだけです。
高橋大輔は、負けたらカッコ悪いから自分を下げた発言をしているだけで、実際には自分が一番だと思っているタイプでした。
性格的には騒ぐの大好きだし、内向的ではありません。内弁慶なだけです。
それに対し、まっちーは本当に自己評価が低い人でした。
内向的でシャイで、自分に出来るはずがないと考えるタイプに見えました。
そんなまっちーを変えたのは、大西コーチと結弦くんです。
大西コーチは、まっちーの「どうせ自分には出来ない」という後ろ向きの性格を変えようとし、そしてまっちーは、結弦くんの姿を見て「ああなりたい」と思って自分を変えていきました。
実力はあるのに自信が無いまっちーにとって、壁に向かって突き進む結弦くんは、「自分もああなりたい」と思える存在だったわけです。
まあ、まっちーはちょっと普通じゃなかったため、そうやって自分で自分を鼓舞するに当たり、数々の迷言が生まれたのはご愛嬌ですが(笑)
オリンピックの前年、まっちーは予選大会から這い上がり、オリンピックの切符を手にしました。
オリンピックでも、ほんのちょっとのミスでメダルを逃しましたが、5位は十分凄い順位です。
その後、引退してからは学業に専念していますが、HPの内容を見ても驚くくらい立派な研究をしています。
大学に遊びに行っているわけではないんですよ。
次々と論文を発表し、学会ではオリンピアンであることを知った方々が驚くくらい、新進気鋭の研究者という評価を得ているんですよ。
凄いですよね?
そんな中、フィギュアの練習も欠かさず、発表されるプログラムは常にスタンディングオベーションを受けていますよ。
どうやったら1日24時間という決まった時間でそれだけの結果が残せるのだろうと、本当に尊敬してしまいます。
インタビューでも、バレエなどの舞台芸術を深く理解した上で、それをフィギュアに落とし込む作業をしているようですよね?
結弦くんの求めるアイスショーがエンターテインメントなら、まっちーの求めるアイスショーはアーティスティックなのかな?なんて、そんな風に感じてしまいました。
まっちーがやろうとしていることは、きっとこれからの日本の、スポーツ界とアスリートの地位を向上させるんだろうなと思うんですよ。
日本は、面白いアスリート以外は人気者になれない風潮がありますが、そもそもアスリートが視聴者を笑わせる必要なんてないんです。
対価を払ってそのスポーツを見に行き、そこで繰り広げられる日々の鍛錬によって積み上げられたものを見て感動すればいいのです。
芝居を見て感動するのと同じです。
スポーツマンは大体勉強はできないという概念を、まっちーは粉々に粉砕してくれました。
努力を続ければ何を得られるかも後輩達に見せてくれてもいます。
アスリートにとってのヒーローは、結果を残した才能ある選手でしょうけど、アスリートが目指すべきは、努力を積み重ね自分で自分の殻を破り結果を残したまっちーのような選手だよな、と、私なんかは思っちゃうわけです。
で、今年発表したまっちーの論文のタイトルがこれ。
「スポーツ産業モデル新考:国内フィギュアスケート産業のメカニクスとその現状分析を鍵として」
(日本体育・スポーツ経営学会第40回大会 2017年3月22日 於:鹿児島大学)
(平成28年度学会大会最優秀発表賞 受賞)
「アーティスティック・スポーツプロダクトから文化芸術市場への〈転送〉現象の考察:
フィギュアスケート鑑賞者の消費行動分析を主軸として」
(文化経済学会〈日本〉2017研究大会 2017年7月2日 於:大分県立芸術文化短期大学)
いやあ、読んでみたいわぁ。
鑑賞者の消費行動って、つまりお客さんがどれだけ会場にお金を落とすかってことですよね?
うんうん、私はね、2000円~8000円くらいよ、まっちー(笑)
フィギュアスケートTVでは、選手達の振り付けの様子やクリケットの取材などが流れました。
クリケットは歴史と格式を感じる内装ですよね?
下に砂が敷かれているリンクで練習して、試合の時に感覚が違わないのか?というスーさんの質問は常日頃私も感じていました。
で、毎回違う会場と氷で試合をするから選手は慣れているという八木沼さんの話に大変納得でした。
そりゃまあ、日によって氷が硬いの柔らかいのといった違いもあるんでしょうから、そういった違いより、日々の練習で選手の膝にかかる衝撃を軽減する方が大事なんでしょうね。
振り付けの様子は興味深かったですね。
無良くんの振り付けの時、勧められた最初の音楽はとってもいいと思ったんですよ。
ただ、リズムが細か過ぎる曲は体力が持たないですよね。
そういう意味では最初の曲はやはり難しかったんでしょうね。
いや、完成が楽しみです。
で、無良くんの車の後部座席にデカが座っていたんでしょうか(笑)
なんか、短期間でまとめて取材したのかな?(笑)
無良くんは、ソチの後、平昌を目指そうと決めた理由として結弦くんの存在を上げてくれていましたよね?
確か、KENJIの部屋でも言ってくれていましたが、結弦くんのアドバイスで変わる自分の滑りに、自分はまだまだ上手くなれるという感覚があったんでしょうね。
無良くんって、ある意味欲がないんですよ。
だから、自分だって試合に行っているのにジンソくんが調子を落としていたら自分の練習中だというのに教えに行ってしまう。
この人にとって、選手は皆、仲間なんでしょうね。
競ってはいるけれど、戦うべきは自分なんでしょう。
かつてはトップ選手は同じリンクで練習しないなんて言われていましたが、今はそんなことは言ってられないですよね?
だって、コーチは4回転なんか跳べないんですから。
同じクアドジャンパーにしか分からない感覚があるはずなんですから。
それを、惜しみもせず教えあえれば、そりゃアイスショーで腕も磨けるってものですよね?
無良くんは、きっといい指導者になるでしょうね。
結弦くんもですが、物おじせず先輩に教えてと言いに行ける結弦くんも凄いけど、偉ぶることもなく後輩に「教えて」と言える無良くんも凄いですよね?
そういった「垣根の無さ」が、きっとこれからの日本を強くするんだろうなと、そんな風に思ってしまいました。
とりあえず、色々あるけど、以上