いやぁ、フジテレビもBSなどで全日本をいっぱい流してくれましたが、結弦くんのいなかった全日本は、ある意味、緊張することがなかったぶん、昔のようにリラックスして楽しく見られました。
結弦くんのファンになる前は、こんな感じでのんびりゆる~く見てたよなぁ(笑)
14年の全日本を長野に見に行った時は(あの時もショートしか取れず、さらに宿も取れなくてエライめにあいました。笑)試合の緊張した雰囲気に、見ているこっちも緊張して大変寒さを感じたのですが、今回はあの時ほどの寒さは感じませんでした。
人間って単純な生き物ですね(笑)
去年1月にラクタブドームに行った時はもっと寒かった記憶があるので、座席によって寒さも違うのかもしれないですが。
私は、全日本は国内試合なので、リンクに主催のマークがないのがいいなと思ってるんです。
14年に行った時も、真っ白なリンクがいいなって思ったのですが、15年にはJSFのマークがありましたよね?
国際化の波は全日本まで…と寂しく思っていましたが、また今年もマークは無くなっていました。
リンクが真っ白だと、選手の衣装が映えて、いいことですよね?
毎年これでいって頂きたいものです。
前回書かなかったのですが、試合のプログラムが、カラーになって値上がりしてましたよね?(笑)
以前も「こんな薄いのに1000円⁉︎」って思いましたが、今回も「こんな薄いのに1500円⁉︎」ってビックリです(笑)
まあ、でも、このプログラムは結構面白いので絶対買いですよ。
私の近くにいた方々は、プログラムを広げ、名前がコールされるたびに
「この子はまだ中学生ですって」
とか言いながら見ていました。
テレビで見ているだけだと、知らない選手がたくさんいるんですよね?
そういう意味でも、会場で見るのはまたテレビ観戦とは違った面白さがあると思います。
もちろん、結弦くんや昌磨くんでフィギュアに興味を持ったような初心者の方もいっぱい来ていたようで、中には選手の名前も知らない方もいて
「ほら、こないだメダル取った、チャン?」
「え?チャンだっけ?チョンじゃなかった?」
「あ、チョンだっけ?」
とかいう会話も聞こえてきて(笑)
「それは多分チェン…」
と、心の中で突っ込んでおりました(笑)
何も、スケオタだけが会場にやってくるわけじゃないので、こういった、日本のトップ選手の名前しか知らないお客さんもいっぱい来ているんでしょうね。
私達が思っている以上に、フィギュアを見ている人は多く、そして選手のことを知らない人も多いということです。
で、女子で一番感動的だったのは佳菜子ちゃんのトスカでしたね。
もちろん、ジャンプはまだ回転不足がついていましたが、大変綺麗にまとめていたと思います。
しかし、あの
バンッ!
うっ!
(血がドバッ)
は、アレ、小道具の使用じゃないの?
いいの?その衣装!
で、真央ちゃん。
今の自分に出来る範囲で頑張ったという感じですが、あくまで3Aを跳ぼうとするあたり、決して戦う意思を無くしたわけじゃないんだという感じで、戦闘民族の矜持を感じました。
守りになんて入ってないんですよ。
攻める気満々なんですよ。
で、この2人について、メディアは引退引退と煽っていますが、本人が意思表示をしてない以上、そこはスルーすべき案件だと思います。
真央ちゃんはオリンピックまで戦うつもりですし、結果としてどうなろうと真央ちゃんの意思を尊重すべきですから。
ジャパンタイムズのギャラガー氏は、真央ちゃんはオーサーのところに行くべきだと言っていましたが
勘弁してやって下さい(笑)
頑固な戦闘民族を2人も引き受けたら、オーサーが死んじゃいますよ!
それでなくてもGPSは大変なんですから。
つか、そもそもクリケットが飽和状態ですもんね。
まあ、私も先シーズンだったら同意したかもしれません。
クリケットには結弦くんもいるし、結弦くんについている日本人スタッフもいるから体制は整っていると思いますから。
でも、今の不調はジャンプの乱れではなく慢性的な痛みですから、そこはコーチがどうにかできるのかと言われたら、疑問だと思うんです。
それに、オーサーについては、キムヨナの件があったことで、いまでもオーサーを恨んでいる真央ファンもいますからね。
そのオーサーの元に行った結弦くんのことも「男版キムヨナ」と呼んで、憎しみの対象に加えている人達ですので、そこに行くとなると、そういったファンがどうなるか分かりませんよね。
逆にオーサーの元に行くことで、恨みを忘れてくれるなら嬉しいんですけど(笑)
もちろん、真央ちゃんがどうしてもメダルを取りたくて、そのためにはどんな犠牲も払う気があるというのなら、クリケットに行くのはベストな選択だと思うのですが、真央ちゃんはもう、メダルだとか成績の為に滑っているんじゃないんじゃないかと思う時もあります。
確かに、ジャンプコーチのところに行けば、今より楽にジャンプはとべるようになるかもしれませんけど、もう真央ちゃんは信夫コーチで、いいんですよ。きっと。
信夫コーチの元で、自分の納得できるノーミスの演技ができれば、それでいいんだと思います。
それに元々、真央ちゃんは海外生活が苦手でしたからね。
スケート連盟が、真央ちゃんをサポートすると言ったことで、真央ちゃんはもうサポートなんて必要ない、もっと若い選手達をしっかりサポートしろ!という意見が盛り上がっていましたが、それはちょっと勘違いをしているんだと思います。
スケート連盟というのは、所属するすべての選手をサポートするのがお仕事ですから、真央ちゃんが引退しないで選手登録をしている限りは、サポートするのは当たり前なんですよ。
若い選手は、当然ですが地方大会で成績を残し、国際大会出場の枠をもらい、そして出場した国際大会で実績を積んで、自分の強化選手としてのランクを上げていくしかないんです。
スケート連盟のサポートは実力次第だと思います。
もちろん、12位に沈んだ真央ちゃんですが、それでもまだ12位です。
特別強化選手に選ばれなかったとしても、強化選手Aくらいには入るかもしれません。
これはあくまで成績次第ですから、若い選手は安定した実力を示し、真央ちゃんを常に上回る成績を残すしかないんだと思いますよ。
で、その若手の(笑)三原舞依ちゃんのスケートは、とても素直な感じですよね?
まだジュニアの滑りだと言われていましたが、ジュニアの滑りでいいじゃないですか。
素直で伸びやかで、スケートの楽しさが伝わってくる演技で、私は観客受けすると思いますよ。
反対に、樋口新葉ちゃんは15歳とは思えないくらい演技が大人です(笑)
今季、ジャンプだけじゃなく表現を磨いたということなんですが、本当に感情豊かになりましたよね?
新葉ちゃんのジャンプは、他の女の子と違ってバネで跳んでいる感じがして、伊藤みどりさんタイプのような気がします。
スピードを上げてジャンプに突っ込んでいくあたり、ダイナミックで、確かにキムヨナのようなジャンプにも見えます。
きっと、3Aも跳べるんじゃないかと思うんですが、身体が出来上がるまで跳ばさないのはコーチの方針のようですね?
マッシミリアーノさんは、東京を拠点にしていちゃダメだと言っていましたが、東京にだって優秀なコーチはいるんですよ~(笑)
安心安全のさっとんですが、今回は緊張していたみたいですね。
それでも崩れないのがさっとんの凄さです。
今回、勝ちに行こうとしたことで、ファイナルより少しミスが出ましたが、それでもコケないのがエースの底力。
絶対に勝つんだという意思が見えるようになり、より頼もしくなってきた気がします。
というか、昔から女子は全日本でノーミスする選手が多いんですよ。
オリンピックの代表選考とか、ここ一番という時に女子は強いです。
このメンタルは男子にも見習って欲しいところですね。
そんなメンタルの強い女子は、世界選手権でも絶対やってくれると思いますよ。
そして、何より、以前は小さな声だったさっとんが、少しずつハッキリと喋るようになってきたのがいじらしいですね。
昌磨くんもそうですが、みんな少しずつしっかりしてきましたよね。
見ていて頼もしささえ感じます。
昌磨くんはまだまだお兄ちゃんにくっついていく末っ子みたいな感じですが、結弦くんが引退したら自分が日本男子を引っ張っていかなきゃいけないんですから。
今回初めて、「勝って当然」と思われるプレッシャーも経験して、またひとつ強くなった気がしました。
あとはねぇ、ショートが鬼門だよね?
白岩優奈ちゃんは、手袋のトラブルが不運でしたけど、その後のフリーの挽回が凄かった。
ロシアほどではないにしても、日本の層の厚さも凄いものがありますよね。
さて、フジテレビのTESカウンター(笑)
今まで、なんでこれが出来なかったんだろうと思うくらいのスグレモノでした。
というか、これはJSFではなくフジテレビが作ったものなんでしょうか。
フジは、安定して視聴率を稼げるコンテンツとしてフィギュアに力を入れているみたいですが、こうやって少しでもフィギュアを分かりやすくしてくれるなら大歓迎ですよね?
あの数字が上がったり下がったりするのは、ジャッジが各自入力するたびに平均値が変わるから、数字がリアルタイムで変わっていくんでしょうね。
ということは、海外のカウンターが最後に下がっていくのは、保留にしていた点数を、後から入れるジャッジがいるから、演技後に下がっていくのかもしれないですね。
まあ、まだ誰があの点数をどうやってつけているのか、お茶の間の視聴者には分かっていないと思いますが、ジャッジは9人いて、それぞれが入力するたびに数字が変わっていくんだと理解できれば、どんどん面白くなっていくでしょうね。
フィギュアはスポーツで、技にそれぞれ点数があるんだよということが分かれば、見ている人にもまた違った面白さを発見して貰えるような気がします。
ただ、欠点があるとしたら、視野の狭いババアは演技とカウンターを同時に見ることができず、演技に集中できないってことかな?(笑)
そして、長年、「煽り映像を減らして、1人でも多くの選手を流してあげて欲しい!」と言っていたフィギュアファンの願いが叶い、BSで全選手の演技が放送されました。(フリーだけかな?)
でも、こうやって下位選手まで見て、初めて、トップ選手の凄さを痛感しました。
とにかく下位の選手たちは6分間練習を見ていてもスピードが遅い。
スピンなんか止まりそう。
ジャンプの前にステップが入れられない…。
そういう選手達を見ると、トップ選手というのはやはりどこか彼らとは違うんだなと、残酷なことですが、その歴然とした差に驚いてしまうわけです。
で、私、友野一希くんは15歳くらいだと思っていたのですが、18歳なんですね?
なんか、高志郎君たちと同じくらいの年齢に見えていました
友野君がジュニアの中で頭一つ抜けてきたのは、やっぱり4Sが跳べるようになってきたことが大きいと思います。
今では「4回転は跳べて当たり前」で、それどころか「何種類、何回跳ぶか」の時代になっていると思うのですが、それでもやはり、こうして全日本を見てみると、4回転を跳べるのはほんの一握りだということが分かるわけです。
結弦くんとダイスと草太くんが欠場した今回の全日本では、4回転を跳んだのはたったの4人でした。
これは、友野くんも十分シニアで通用するということだと思います。
「目標は表彰台に乗ること」と、明確に目標も掲げていますし、こういう目的意識の高い子は伸びるんじゃないかと思いますよ。
ぜひ、高志郎くんと世界ジュニアの枠を3枠にして戻ってきて欲しいと思います。
で、お正月はCSもいっぱいフィギュア番組を流してくれました。
テクニカルジャッジのカンさまこと神崎範之氏の「KENJIの部屋」も面白かったですね。
何故「カンさま」なのかと言うと、「冬ソナ」がはやっていた時に、エキシでヨンさまを演じたかららしいんですが、その時、(多分、製氷した時の氷で)雪だるまを作って、その中にアクセサリーを入れて、会場のお客さんにプレゼントしたんだそうです。
中に入れるのは自費で購入して(笑)
で、カンさまは言うわけですよ。
当時、10歳くらいの女の子たちに渡していたんだけれど、その子たちは今頃、いい年齢のお嬢さんになっているんじゃないか。
ぜひ会ってみたい。
と。
ちょっとカンさまドリーム語ってるよ~~!

っつーか、フィギュアやってる人ってなんかこんな感じの人ばっかだよ~!
なんつーんでしょうね?
フィギュアやってる人って、みんなおっとりとしたお人よしって感じがしますよね?
世間ずれしていないっつーか、ぶっちゃけチョロイっつーか(笑)
賢二先生には「金属アレルギーが」なんていって茶化されていましたけど、私はそれを聞いて、アイスショーの会場で本物の雪だるまをもらっても、もらった方も困ったんじゃないか?って思いましたよ(笑)
そんなん持ち帰れないし、中にネックレスが入ってることに気が付かないで、どこかに捨ててった人もいたんじゃないの?
ちゃんと中にネックレス入ってますっていって渡した?
と、心の中で突っ込んでおりました。
いやあ、カンさま京大卒の秀才のはずなんだけどなあ。
何だろう、このスケーター達の可愛らしさは(笑)
とりあえず、カンさまがジャッジとして紹介されると「カンさま~~!」とお声がかかるようなので、今後もし試合でカンさまの名前をコールされたら、それも楽しみにしたいと思います(笑)
最後にもうひとつ。
ハビの、初めての大きなアイスショーが、12000人の観客を集めて大成功で終わったんだそうです。
それを聞いて、やっぱりGPSの「スペイン杯」はあり得るな、と思ってしまいました。
というか、真面目な話、フランスのスケート連盟が、どうやら今、まともに機能していないようなんですよ。
エリックボンパール杯だって、エリック社自身はスポンサーを撤退する気はなかったのに、スケ連が連絡をしてこなかったと言っていたんですよね?
つまり、問題はエリック社の方ではなく、フランススケ連側にあったわけです。
その上であのファイナルです。
私は、なんでメダルや記念品のプレゼンターがスペインのサマランチ女史なのか、ちょっと不思議だったんですよ。
もちろん、マリア・テレサ・サマランチ女史はISUの理事の一人なので、まあおかしくないと言えばおかしくはないんですが、それにしてもフランススケ連の影がほとんど見えなかったですよね?
サマランチ氏と言えば、長くIOCの会長を務めた、あのサマランチ氏ですよ。
で、スペインは、そのサマランチ女史の力で2年連続のファイナルを誘致し、成功させているんですね。
ファイナルを成功させたうえアイスショーも成功させたわけですから、スペインにGPSを移すのも、ない話ではないと思います。
フランスはいまだ緊急事態宣言下で大きな興行は難しいと思いますからね。
まあ、フランス自体は、ジュベールやアモディオもいましたし、今だってパパシゼ組がトップにいますから、決して力がないわけじゃないと思うんですけどね。
でも、どうもスケ連が機能不全になっているようなので、来季どうなるのか全く不透明な気がします。
なんにしても、ハビがファイナルで力を出し切れなかったのは、そのアイスショーで忙しかったからだと言っていましたね?
他にも、雑誌のインタビューで、マイナー競技の後輩たちを支援するような会社を興したいとも言っていましたし、みんな、自分の次の世代のサポートも考えているんですね。
あ、最後の最後にもうひとつ。
全日本のナビゲーターが望結ちゃんより喋りが下手でビックリしました(笑)
つか、望結ちゃんがプロ過ぎだったよ~!
以上
結弦くんのファンになる前は、こんな感じでのんびりゆる~く見てたよなぁ(笑)
14年の全日本を長野に見に行った時は(あの時もショートしか取れず、さらに宿も取れなくてエライめにあいました。笑)試合の緊張した雰囲気に、見ているこっちも緊張して大変寒さを感じたのですが、今回はあの時ほどの寒さは感じませんでした。
人間って単純な生き物ですね(笑)
去年1月にラクタブドームに行った時はもっと寒かった記憶があるので、座席によって寒さも違うのかもしれないですが。
私は、全日本は国内試合なので、リンクに主催のマークがないのがいいなと思ってるんです。
14年に行った時も、真っ白なリンクがいいなって思ったのですが、15年にはJSFのマークがありましたよね?
国際化の波は全日本まで…と寂しく思っていましたが、また今年もマークは無くなっていました。
リンクが真っ白だと、選手の衣装が映えて、いいことですよね?
毎年これでいって頂きたいものです。
前回書かなかったのですが、試合のプログラムが、カラーになって値上がりしてましたよね?(笑)
以前も「こんな薄いのに1000円⁉︎」って思いましたが、今回も「こんな薄いのに1500円⁉︎」ってビックリです(笑)
まあ、でも、このプログラムは結構面白いので絶対買いですよ。
私の近くにいた方々は、プログラムを広げ、名前がコールされるたびに
「この子はまだ中学生ですって」
とか言いながら見ていました。
テレビで見ているだけだと、知らない選手がたくさんいるんですよね?
そういう意味でも、会場で見るのはまたテレビ観戦とは違った面白さがあると思います。
もちろん、結弦くんや昌磨くんでフィギュアに興味を持ったような初心者の方もいっぱい来ていたようで、中には選手の名前も知らない方もいて
「ほら、こないだメダル取った、チャン?」
「え?チャンだっけ?チョンじゃなかった?」
「あ、チョンだっけ?」
とかいう会話も聞こえてきて(笑)
「それは多分チェン…」
と、心の中で突っ込んでおりました(笑)
何も、スケオタだけが会場にやってくるわけじゃないので、こういった、日本のトップ選手の名前しか知らないお客さんもいっぱい来ているんでしょうね。
私達が思っている以上に、フィギュアを見ている人は多く、そして選手のことを知らない人も多いということです。
で、女子で一番感動的だったのは佳菜子ちゃんのトスカでしたね。
もちろん、ジャンプはまだ回転不足がついていましたが、大変綺麗にまとめていたと思います。
しかし、あの
バンッ!
うっ!
(血がドバッ)
は、アレ、小道具の使用じゃないの?

いいの?その衣装!

で、真央ちゃん。
今の自分に出来る範囲で頑張ったという感じですが、あくまで3Aを跳ぼうとするあたり、決して戦う意思を無くしたわけじゃないんだという感じで、戦闘民族の矜持を感じました。
守りになんて入ってないんですよ。
攻める気満々なんですよ。
で、この2人について、メディアは引退引退と煽っていますが、本人が意思表示をしてない以上、そこはスルーすべき案件だと思います。
真央ちゃんはオリンピックまで戦うつもりですし、結果としてどうなろうと真央ちゃんの意思を尊重すべきですから。
ジャパンタイムズのギャラガー氏は、真央ちゃんはオーサーのところに行くべきだと言っていましたが

頑固な戦闘民族を2人も引き受けたら、オーサーが死んじゃいますよ!
それでなくてもGPSは大変なんですから。
つか、そもそもクリケットが飽和状態ですもんね。
まあ、私も先シーズンだったら同意したかもしれません。
クリケットには結弦くんもいるし、結弦くんについている日本人スタッフもいるから体制は整っていると思いますから。
でも、今の不調はジャンプの乱れではなく慢性的な痛みですから、そこはコーチがどうにかできるのかと言われたら、疑問だと思うんです。
それに、オーサーについては、キムヨナの件があったことで、いまでもオーサーを恨んでいる真央ファンもいますからね。
そのオーサーの元に行った結弦くんのことも「男版キムヨナ」と呼んで、憎しみの対象に加えている人達ですので、そこに行くとなると、そういったファンがどうなるか分かりませんよね。
逆にオーサーの元に行くことで、恨みを忘れてくれるなら嬉しいんですけど(笑)
もちろん、真央ちゃんがどうしてもメダルを取りたくて、そのためにはどんな犠牲も払う気があるというのなら、クリケットに行くのはベストな選択だと思うのですが、真央ちゃんはもう、メダルだとか成績の為に滑っているんじゃないんじゃないかと思う時もあります。
確かに、ジャンプコーチのところに行けば、今より楽にジャンプはとべるようになるかもしれませんけど、もう真央ちゃんは信夫コーチで、いいんですよ。きっと。
信夫コーチの元で、自分の納得できるノーミスの演技ができれば、それでいいんだと思います。
それに元々、真央ちゃんは海外生活が苦手でしたからね。
スケート連盟が、真央ちゃんをサポートすると言ったことで、真央ちゃんはもうサポートなんて必要ない、もっと若い選手達をしっかりサポートしろ!という意見が盛り上がっていましたが、それはちょっと勘違いをしているんだと思います。
スケート連盟というのは、所属するすべての選手をサポートするのがお仕事ですから、真央ちゃんが引退しないで選手登録をしている限りは、サポートするのは当たり前なんですよ。
若い選手は、当然ですが地方大会で成績を残し、国際大会出場の枠をもらい、そして出場した国際大会で実績を積んで、自分の強化選手としてのランクを上げていくしかないんです。
スケート連盟のサポートは実力次第だと思います。
もちろん、12位に沈んだ真央ちゃんですが、それでもまだ12位です。
特別強化選手に選ばれなかったとしても、強化選手Aくらいには入るかもしれません。
これはあくまで成績次第ですから、若い選手は安定した実力を示し、真央ちゃんを常に上回る成績を残すしかないんだと思いますよ。
で、その若手の(笑)三原舞依ちゃんのスケートは、とても素直な感じですよね?
まだジュニアの滑りだと言われていましたが、ジュニアの滑りでいいじゃないですか。
素直で伸びやかで、スケートの楽しさが伝わってくる演技で、私は観客受けすると思いますよ。
反対に、樋口新葉ちゃんは15歳とは思えないくらい演技が大人です(笑)
今季、ジャンプだけじゃなく表現を磨いたということなんですが、本当に感情豊かになりましたよね?
新葉ちゃんのジャンプは、他の女の子と違ってバネで跳んでいる感じがして、伊藤みどりさんタイプのような気がします。
スピードを上げてジャンプに突っ込んでいくあたり、ダイナミックで、確かにキムヨナのようなジャンプにも見えます。
きっと、3Aも跳べるんじゃないかと思うんですが、身体が出来上がるまで跳ばさないのはコーチの方針のようですね?
マッシミリアーノさんは、東京を拠点にしていちゃダメだと言っていましたが、東京にだって優秀なコーチはいるんですよ~(笑)
安心安全のさっとんですが、今回は緊張していたみたいですね。
それでも崩れないのがさっとんの凄さです。
今回、勝ちに行こうとしたことで、ファイナルより少しミスが出ましたが、それでもコケないのがエースの底力。
絶対に勝つんだという意思が見えるようになり、より頼もしくなってきた気がします。
というか、昔から女子は全日本でノーミスする選手が多いんですよ。
オリンピックの代表選考とか、ここ一番という時に女子は強いです。
このメンタルは男子にも見習って欲しいところですね。
そんなメンタルの強い女子は、世界選手権でも絶対やってくれると思いますよ。
そして、何より、以前は小さな声だったさっとんが、少しずつハッキリと喋るようになってきたのがいじらしいですね。
昌磨くんもそうですが、みんな少しずつしっかりしてきましたよね。
見ていて頼もしささえ感じます。
昌磨くんはまだまだお兄ちゃんにくっついていく末っ子みたいな感じですが、結弦くんが引退したら自分が日本男子を引っ張っていかなきゃいけないんですから。
今回初めて、「勝って当然」と思われるプレッシャーも経験して、またひとつ強くなった気がしました。
あとはねぇ、ショートが鬼門だよね?
白岩優奈ちゃんは、手袋のトラブルが不運でしたけど、その後のフリーの挽回が凄かった。
ロシアほどではないにしても、日本の層の厚さも凄いものがありますよね。
さて、フジテレビのTESカウンター(笑)
今まで、なんでこれが出来なかったんだろうと思うくらいのスグレモノでした。
というか、これはJSFではなくフジテレビが作ったものなんでしょうか。
フジは、安定して視聴率を稼げるコンテンツとしてフィギュアに力を入れているみたいですが、こうやって少しでもフィギュアを分かりやすくしてくれるなら大歓迎ですよね?
あの数字が上がったり下がったりするのは、ジャッジが各自入力するたびに平均値が変わるから、数字がリアルタイムで変わっていくんでしょうね。
ということは、海外のカウンターが最後に下がっていくのは、保留にしていた点数を、後から入れるジャッジがいるから、演技後に下がっていくのかもしれないですね。
まあ、まだ誰があの点数をどうやってつけているのか、お茶の間の視聴者には分かっていないと思いますが、ジャッジは9人いて、それぞれが入力するたびに数字が変わっていくんだと理解できれば、どんどん面白くなっていくでしょうね。
フィギュアはスポーツで、技にそれぞれ点数があるんだよということが分かれば、見ている人にもまた違った面白さを発見して貰えるような気がします。
ただ、欠点があるとしたら、視野の狭いババアは演技とカウンターを同時に見ることができず、演技に集中できないってことかな?(笑)
そして、長年、「煽り映像を減らして、1人でも多くの選手を流してあげて欲しい!」と言っていたフィギュアファンの願いが叶い、BSで全選手の演技が放送されました。(フリーだけかな?)
でも、こうやって下位選手まで見て、初めて、トップ選手の凄さを痛感しました。
とにかく下位の選手たちは6分間練習を見ていてもスピードが遅い。
スピンなんか止まりそう。
ジャンプの前にステップが入れられない…。
そういう選手達を見ると、トップ選手というのはやはりどこか彼らとは違うんだなと、残酷なことですが、その歴然とした差に驚いてしまうわけです。
で、私、友野一希くんは15歳くらいだと思っていたのですが、18歳なんですね?
なんか、高志郎君たちと同じくらいの年齢に見えていました

友野君がジュニアの中で頭一つ抜けてきたのは、やっぱり4Sが跳べるようになってきたことが大きいと思います。
今では「4回転は跳べて当たり前」で、それどころか「何種類、何回跳ぶか」の時代になっていると思うのですが、それでもやはり、こうして全日本を見てみると、4回転を跳べるのはほんの一握りだということが分かるわけです。
結弦くんとダイスと草太くんが欠場した今回の全日本では、4回転を跳んだのはたったの4人でした。
これは、友野くんも十分シニアで通用するということだと思います。
「目標は表彰台に乗ること」と、明確に目標も掲げていますし、こういう目的意識の高い子は伸びるんじゃないかと思いますよ。
ぜひ、高志郎くんと世界ジュニアの枠を3枠にして戻ってきて欲しいと思います。
で、お正月はCSもいっぱいフィギュア番組を流してくれました。
テクニカルジャッジのカンさまこと神崎範之氏の「KENJIの部屋」も面白かったですね。
何故「カンさま」なのかと言うと、「冬ソナ」がはやっていた時に、エキシでヨンさまを演じたかららしいんですが、その時、(多分、製氷した時の氷で)雪だるまを作って、その中にアクセサリーを入れて、会場のお客さんにプレゼントしたんだそうです。
中に入れるのは自費で購入して(笑)
で、カンさまは言うわけですよ。
当時、10歳くらいの女の子たちに渡していたんだけれど、その子たちは今頃、いい年齢のお嬢さんになっているんじゃないか。
ぜひ会ってみたい。
と。
ちょっとカンさまドリーム語ってるよ~~!


っつーか、フィギュアやってる人ってなんかこんな感じの人ばっかだよ~!
なんつーんでしょうね?
フィギュアやってる人って、みんなおっとりとしたお人よしって感じがしますよね?
世間ずれしていないっつーか、ぶっちゃけチョロイっつーか(笑)
賢二先生には「金属アレルギーが」なんていって茶化されていましたけど、私はそれを聞いて、アイスショーの会場で本物の雪だるまをもらっても、もらった方も困ったんじゃないか?って思いましたよ(笑)
そんなん持ち帰れないし、中にネックレスが入ってることに気が付かないで、どこかに捨ててった人もいたんじゃないの?
ちゃんと中にネックレス入ってますっていって渡した?
と、心の中で突っ込んでおりました。
いやあ、カンさま京大卒の秀才のはずなんだけどなあ。
何だろう、このスケーター達の可愛らしさは(笑)
とりあえず、カンさまがジャッジとして紹介されると「カンさま~~!」とお声がかかるようなので、今後もし試合でカンさまの名前をコールされたら、それも楽しみにしたいと思います(笑)
最後にもうひとつ。
ハビの、初めての大きなアイスショーが、12000人の観客を集めて大成功で終わったんだそうです。
それを聞いて、やっぱりGPSの「スペイン杯」はあり得るな、と思ってしまいました。
というか、真面目な話、フランスのスケート連盟が、どうやら今、まともに機能していないようなんですよ。
エリックボンパール杯だって、エリック社自身はスポンサーを撤退する気はなかったのに、スケ連が連絡をしてこなかったと言っていたんですよね?
つまり、問題はエリック社の方ではなく、フランススケ連側にあったわけです。
その上であのファイナルです。
私は、なんでメダルや記念品のプレゼンターがスペインのサマランチ女史なのか、ちょっと不思議だったんですよ。
もちろん、マリア・テレサ・サマランチ女史はISUの理事の一人なので、まあおかしくないと言えばおかしくはないんですが、それにしてもフランススケ連の影がほとんど見えなかったですよね?
サマランチ氏と言えば、長くIOCの会長を務めた、あのサマランチ氏ですよ。
で、スペインは、そのサマランチ女史の力で2年連続のファイナルを誘致し、成功させているんですね。
ファイナルを成功させたうえアイスショーも成功させたわけですから、スペインにGPSを移すのも、ない話ではないと思います。
フランスはいまだ緊急事態宣言下で大きな興行は難しいと思いますからね。
まあ、フランス自体は、ジュベールやアモディオもいましたし、今だってパパシゼ組がトップにいますから、決して力がないわけじゃないと思うんですけどね。
でも、どうもスケ連が機能不全になっているようなので、来季どうなるのか全く不透明な気がします。
なんにしても、ハビがファイナルで力を出し切れなかったのは、そのアイスショーで忙しかったからだと言っていましたね?
他にも、雑誌のインタビューで、マイナー競技の後輩たちを支援するような会社を興したいとも言っていましたし、みんな、自分の次の世代のサポートも考えているんですね。
あ、最後の最後にもうひとつ。
全日本のナビゲーターが望結ちゃんより喋りが下手でビックリしました(笑)
つか、望結ちゃんがプロ過ぎだったよ~!

以上