少し時間が経ってしまいましたが、1月16日、17日と大阪に行って参りました!

なにぶん、綿密に計画を立てた後、その計画が役に立たず、右往左往するのが私という人間。

なので、絶対こなさなければいけない目的を優先順に並べて書き出してみました。

1.アイスショー
2.弓弦羽神社
3.晴明神社

つまり、目的はこの3つだけです。



晴明神社が1番最後なのは、かなり前に一度行ったことがあるからです。
(そこで、真実という名の暴言を吐かれたネタはこちら。笑)


あまり体力は使いたくない私は、のんびりと10時東京発の新幹線に乗りました。

新大阪に着くのは12時半。


お昼を食べている時間を節約するため、降りる前に食べる予定でサンドイッチも買ってあります。

あまり食べることには興味がないので、まずくても食べられれば文句はありません。
大阪グルメを食べるより、サクサク目的地に着きたいのです。


出発してすぐにテーブルを出し、プリントしてあった弓弦羽神社の地図を出し、これまたプリントしてあった乗り換えルートをチェックしていたら、社内アナウンスが流れました。


「この電車の停車駅は、品川、新横浜、名古屋、京都、終点、新大阪の順に…」





ん?

…んん?

…んんんんん?



今何か、大切なことを聞いたような…。



あっ!そうだ!

新幹線は京都に先に着くんだ!(笑)
新大阪からだと戻ることになるんだ!



そうなのです。
晴明神社は行けたら行こう的に考えていたので、近い方から攻めるという思考が欠落しておりました(笑)

よし!(あっさり)計画変更!

京都の晴明神社に行ってから、弓弦羽神社に行こう!




京都に着くのは12:17。

以前は別の場所からタクシーで行ったから、ルートは記憶がないけれど、晴明神社って駅から結構離れてたよなあ。

タクシーは論外だな。

パスか、地下鉄か…。

バスは時間が読めないんだよなあ。


でも、地下鉄は今出川駅から徒歩12分か…。
遠いな…。


A3にプリントした晴明神社周辺の地図を広げ、12ビットしかない頭のコンピュータをフル回転です。








ま、いっかショック

着いてから考えるか。

12ビットしかないので、すぐにオーバーヒートです(笑)

ま、1時くらいには晴明神社に着いて、2時までには駅に戻ってこれるだろ。
そこから弓弦羽神社のある御影まで行っても、4時までには回れるな。





というわけで10数年ぶりの京都です。

もはや出口もわかりません(笑)


エスカレーターの右側に立つ人を見ると、西に来たなあと実感します。


とりあえずバスロータリーに行ってみます。
京都はバス網が充実してるので、大概の場所にはバスで行けるのです。

問題は運行本数です。
全然来ないようなら地下鉄に変えなきゃいけません。



晴明神社行きは9番乗り場。

あ、9番乗り場に人がいっぱい並んでる。
ってことはすぐ来るな。

よし、バスにしちゃえ~!


というわけで、バスに乗り込みました。

どうやら、市内循環バスのようで、どこで降りても230円のようです。

さらにICカードが使えます!
ラッキー!


しかし…晴明神社までの道のりは大変混んでいました。
各停留所で多くの人が乗り降りするので、なかなか進みません。

しまったな…。
外したか…。

こんなに止まっている時間が長いなら、絶対地下鉄の方が早かったな。

やばいぞ。2時までに京都駅に戻れるのか?



なんと!
バスは晴明神社前に辿り着くまで30分以上かかってしまったのでした!



帰りは地下鉄にしよう(笑)





さて「晴明神社前」で降りたからには晴明神社の目の前なんだろうな、と辺りを見ると、進行方向少し前に晴明神社がありました。




なんつーか、以前来た時より俗っぽくなってないか?(笑)
なんだこれは(笑)




前は、全体にもっと閑散としていて、社務所も木造だった気がするのですが、コンクリートが増えている気がします。

もちろん、俗になったからといって御利益が無くなるとかってことはありませんよ。

全国から参拝客がやって来る秩父の三峯神社なんて、巨大なジンジャーランドでしたが、御利益はあるみたいですから。
(ええ、私達の結婚運には歯が立たなかったみたいですが…笑)


社務所の中では今でも占いが盛況のようで、入り口には「只今150分待ち」と書いてありました。

ここで姉と二人で「結婚運は無し」とトドメを刺されたことを、昨日のことのように覚えていますよ(笑)

つか、結弦くんも占ってもらえば良かったのに。
結婚運(笑)



これが、結弦くんが抱きついて気を感じていたという御神木。




観光客のいっぱいいる中で、抱きつくなんてそんな恥ずかしいことはできません。


というわけで、お参りをして、友人のお土産に縁結びのお守りを買い、御朱印を頂いてミッション完了です。

これが晴明神社の御朱印。




最近、御朱印ガールなる言葉があるようですが、私の御朱印帳の最初の日付は20年前ですよ(笑)

関西と関東で2冊に分けて、神社仏閣を拝み倒してきましたが、このザマですよ(笑)
姉も友人達も、誰も結婚してません!号泣あせ

あ、晴明神社の御朱印はゴム印です。これ結構皆さん気にするところです(笑)

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晴明神社は大変狭い神社ですので10分で参拝終了です。



さ、京都駅に帰らなきゃ!

バスは時間がかかったから帰りは地下鉄だ!

地下鉄「今出川駅」までは歩いて12分です。


神社前の道をもう少し進み、大きな信号で101号を右にまっすぐ行けば今出川駅に行き当たります。


しかし!


「今出川駅、遠いっ!そして暑いっ!」


自他ともに認める晴れ女の私。
アイスショー用に着ているダウンが暑くてたまりません。

さらに思っていたより遠いです。
やっとたどり着いた地下鉄駅に降りると、今度は電車がなかなか来ません(笑)

しまったなむぅ…
東京みたいに次々電車が来るというわけじゃないぞ、こりゃ。

しかも、電車に乗ったら京都駅が結構遠いんです(笑)

そっか。バスが混んでいたから時間がかかったんじゃないんだ。
晴明神社がやっぱり物理的に遠いんだ(笑)


というわけで、これから行かれる方にはバスをオススメ致します(笑)




いつもなら、通りすがりの神社仏閣はことごとく拝み倒す私ですが、これから神戸の御影まで行かなきゃいけないため、その他には一切寄らず、1時間半ほどで京都を後にしました。

何せ、弓弦羽神社も初めて行くので所要時間が読めないのです。



京都駅で、京都線(途中から神戸線に変わります)姫路行きに乗り、三ノ宮に行きます。

三ノ宮で阪急線に乗り換えるのですが、関西の乗り換えって駅がくっついていないことが多く、ウロウロしたくない私は売店のおばちゃんに道を聞いちゃいました(笑)

いや、すでにこの時点でウロウロしてるわけですけど(笑)


梅田行きに乗り換えて御影駅に到着。
京都から1時間と20分くらいかかりました。

もっと早く着くルートもありますが、乗り換え回数が少ない方を選択しました。



弓弦羽神社は御影駅から歩いて5分くらいですが、Google先生の地図通りに行ったら裏口から入ってしまいましたよ(笑)


こちらは閑静な住宅街の中にある、俗にまみれていない大変静かな神社です。



いかにも陽の気の溢れる、神社らしい神社だと思いました。




神社の象徴はヤタガラス。
なので手水屋にはマーライオンならぬマーガラスが(笑)



さらに何故か正面には結弦くんの献血ポスターが(笑)



人を救いたいという結弦くんの志に、神社も賛同してくれているんですね。
神仏をも動かす結弦くんは凄いですキラキラ


本殿の横にはサッカーのモニュメントが(笑)



ヤタガラスはサッカー日本代表のシンボルですので、神戸の選手達も参拝しているようです。


弓弦羽神社の御朱印はこれ。



見開きの左右に晴明神社と弓弦羽神社を並べたら、いかにもいかにもなので(笑)ページを変えて書いて頂きました(笑)


ゆづるは神社さま。名前が同じというのも何かの縁。
これからも結弦くんのことを護ってあげてくださいね。




というわけで、ぐったり疲れた私は、そのままホテルに向かいます。

だがしか~し!
ここまで順調に来たというのに、最後の最後で思いっ切り迷いました!

メルパルクホテルってわかりにくいよ!
つか、新大阪っていつからこんな感じになったの?
広くて解らないわ!

しかも西口ってナニこれ?
業者用の通用口じゃないの?


ってなわけで、ホテルに着くまでに3回も道を聞いてしまいましたよ!



泊まった部屋はこんな感じなんですが、観光客の増加に伴い、新大阪は、どのホテルもセミダブルのシングルルームを2人部屋にしていたんですよ。



で、一人7000円とかしちゃうんです。

なので、本当はこの部屋も二人用だったみたいなのですが、一人で泊まらせて頂きました。
一泊素泊まり1万円です。

うう~ん。ホテル不足は深刻ですね。



そして翌17日、大阪RACTABドームに「New Year on ICE」を見に行って参りました。

旧なみはやドームは初めて行ったのですが、新大阪から40~50分の場所に位置する、交通の便の良いリンクでした。
関東でいうなら、東京駅からさいたまスーパーアリーナに行く感じでしょうか(笑)

まあ、帰りは入場規制をされるので、下手したら電車に乗るのに30分くらいかかるのですが(笑)



宿泊される方の多くは心斎橋あたりに宿を取っていると思うのですが、1週間前では当然どこも満室。

なので、新大阪のメルパルクホテルに宿を取ったわけです。

とりあえず、ホテルで朝食を取ったら、後はショーが終わるまで一切食事はナシです。
私は、会場での飲食はしないタイプです(笑)




新大阪からRACTABドームまでは、地下鉄御堂筋線で心斎橋まで行き、鶴見緑地線に乗り換え終点の門真南に行くのが1番手っ取り早い感じです。

門真南駅を出ると、もう目の前がRACTABドームです。




いつものように、中ではパンフレットやグッズやトイレに長蛇の列です(笑)

しかし、パンフレットとトートバッグをセットで割引販売しているところには、何故か誰も並んでいません(笑)

ま、トートバッグはいらないけど、別に腐るものじゃないし500円引きだし、これでいいや(笑)

なんだかわからないけど、楽々ゲットです。




なみはやは寒いと聞いていましたが、中に入ると本当に寒いです。

つか、ホッケー用のラインが引いてあるけど、ここは常設リンクなの?(笑)


で、このアイスショーは、さっとんや昌磨くんやジュニアの子達など、これからのスターをメインに展開させることを考えて作られたショーなのでしょうか。

急きょ参加の決まった結弦くんは、あくまでゲストといった感じでオープニングにもいませんでしたね。


「MEDAL WINNERS OPEN」に参加したレジェンド達と、これから日本のフィギュア界を背負って立つジュニア達、それと現役バリバリのシニア選手の3世代が一堂に会するアイスショーというのがコンセプトらしく、アイスショーには欠かせないペアやアイスダンスの選手もいません。

シングル選手ばかりというのはちょっと不思議な感じがしました。


ジュニア組では、コーシローの「タブー」が笑えましたね。
いやあ、これ見たかったんですよ(笑)

あと、三宅星南くんのも、嬉し恥ずかしのフィンガー5!
いやあ、この子達はおろか、この子達の親世代でもリアル世代じゃないんじゃないかな?(笑)


レジェンドとして参加したスケーターのうち、一番素敵だったのはやはり荒川さん。

「プリンス」で見て、あまりの美しさに、見れば寿命が延びるとさえ思った「アヴェマリア」
いやあ、本当にこれは美しいですね。


あと、あっこちゃんの「O」も、リアルタイムでは見ていなかったので嬉しかったです。
本当に、鳥肌が立ちましたよ。

さっとんの「ファイアーダンス」も嬉しかったです。
あの赤い衣装が見えた途端、やったーって感じでした。

珍しく転んじゃいましたが、開場も盛り上がりました。


昌磨くんとさっとんだけ、競技用のショートプログラムだったのですが、家に帰って見たらなんと!シニアスケーターは結弦くん以外は全員、土曜日とは違うプログラムだったのですね?

コストナーのプログラムだけ土曜日のが好きだったけど、それ以外は日曜のが私的には好みで良かったです。

つか、家に帰ってもう一度見ようと思ったら全然違ってショックだったくらい(笑)


ジョニーやジェフ、プルシェンコの演技は流石の一言。

そんな中、大トリに登場した結弦くん。


曲は、先シーズンのエキシプロ「The Final Time Traveler」です。

最初、1/17が阪神淡路大震災の日だと気づいた時、鎮魂の意味で「レクイエム」を滑るのかな?と思ったんですよ。
しかし、この「The Final Time Traveler」は、正に阪神淡路大震災を基に作られた曲なんですよね?

時間が過ぎ、震災のことを忘れかけている人々に、その思いをよみがえらせるため、ゲームクリエイターの方が作ったゲームのテーマ曲です。
そういう意味では、この曲は阪神淡路大震災のための鎮魂曲です。

12月末頃までは、結弦くんの参加はないと思っていたアイスショーに、急きょ参加を決定したのは、この日が震災の日だと知ったからでしょうか。

知った以上は、結弦くんは滑りたいんでしょうね。
何かを訴えたいんでしょうね。

阪神淡路大震災から21年経ち、今21歳の結弦くんが鎮魂のプログラムを演じるという、神の意志にも似た数奇なる巡り合わせでした。


そうか、結弦くんが生まれてすぐに、あの災害は起きたのかと、何か因縁めいたものを感じてしまいました。





しかし!エキシプロなのに、先シーズンより構成が上がっているってどういうこと~?(笑)

突如跳んだ4Sに、観客は
「おおお~っ!」
って感じでした。

アイスショーで4回転を跳ぶと、やっぱり「凄いもの見た!」って気になりますよね?

プルシェンコは、「ロシアでアイスショーに誰かが4回転を跳んだらセンセーショナルだ」と不満を口にしていますが、今のロシアと日本の差は、こういったところにもあると思っているんでしょうね。

日本はアイスショーですら4回転を跳んでいるのに、ロシアは甘い、というわけです。


でも、かつては日本だってそんなもんだったと思うんですよ。
結弦くんが4回転を跳び始めただけで、それ以前は誰も跳んでいませんでしたからね。

そして、しなやかで優雅な動きの中に、突然鋭いジャンプが入るプログラムは、やはり目が覚めるほど鮮やかで、観客のボルテージも一気に上がりました。


結弦くんが終わるとエンディングなのですが、スケーターの列が左右に割れたかと思うと、結弦くんが登場!

そこに勢い良く滑り出すとあっさりと4Lo!


凄い!助走をそれほど必要としなくなってる!

国別で見せてた頃より精度が格段に上がってるよ!
と、驚いていたらそのままハイドロ!


いやはや、結弦くんにとって、どんな場でも学びの場なんですね?
観客の前で、暗い照明の中で跳べるのであれば、フリーにループを入れても大丈夫ってことですよね?


震災のあった日に結弦くんの演技も見れて、成長も垣間見えて、とっても有意義なショーでした。
まあ、アイスショーとしてはあまり演出もなく、大変質素な感じでしたけどね。

そして、座長ではないので、結弦くんは一言も喋りませんでしたけどね。

それでも、大変嬉しかったです。


さて、これからしばらくは静かになって、それから世界選手権ですね?


初ループ&335点超え!


期待しています!