桟敷のカツくんこと、桑原勝行くんか客演している「アザゼルの山羊」見て来ました!


カツくんの芝居は、いつもボラとかと重なっていて見に行けていなかったので、今回初の観劇と相成りました。


いや、面白かったです。
久々のスマッシュヒットでした。



13年前、学校のプールで死んだ小学生。
個人的に指導していた女教師の過失か事故か、それとも行き過ぎた体罰があったのか。


小学校を追われた女教師は、日本語学校の教師になっていたが、13年もたった今になり、またしても女教師を告発する投書があり学校を追われることになる。


女教師を慕っていた中国人のチャンは、教師の潔白を信じて過去の教え子達に当時のことを聞いて回るが…。




いや、面白かったです。


なんつーか、難しい会話で見る人間をケムに巻いたり、資料を読み込まずに雰囲気だけの脚本を書いたりする脚本家が沢山いる中、この脚本は秀作です。


難しい言葉を使って難しい話を書くのは、ちょっと頭が良ければできるのですが、難しい話を解りやすい言葉で単純に、しかし奥深く(見えるように)書くのは以外と難しいのです。


しかも、役者がみんな演技達者。


無理せず力まず、自然に、日本語のたどたどしい外国人という難しい役をこなしていたのには感服しました。


ストーリーとしては、難しいようで単純。
オチはほぼ想像通りでした。


しかしそれでも、淡々と流れる話を、中弛みすることもなく、緊張感を持って2時間弱、観客を引き付けていられたのは、脚本と演出の上手さでしょう。



感動はありません。
涙も感傷もありません。


ただ、構成の緻密さと巧みさに「凄いな」とうならされるのです。


こういった頭を使う話は好き嫌いがあるかもしれませんが、私は面白かったです。


余談ですが、カツくんのツイッターに私達の差し入れが載っていました(笑)

友人たちがそれぞれお酒を。

そして私はエナジードリンク数種です。


モンスター、バーン、レッドブルとありますが、私はレッドブルが一番オススメですキャー


以上