今、私が通っている本社は、工業団地の中にあるため駅からとても遠く、最寄り駅からバスで通勤しています。
夜ともなると、虫刺されと戦いながら、停留所で一人待っていることもたびたびです。
ある夜、私が停留所で待っていると、近くの会社から二人歩いてきて、三人で並んで待っていました。
私が乗るところは始発なので、空のバスがやって来るのです。
いつものように、やって来たバスに乗り込んだ私ですが、次の停留所の少し前で、突然バスが止まり、降り口が開きました。
うん?
誰もピンポン押してないよ。
つか、ここ停留所じゃないよ。
すると、運転手さんが振り向いて言いました。
「今乗車されたのは、3人…ですよね?」
「…はい。3人ですけど…」
すると運転手さん、何も言わずにバスを発車させました。
ええっ?
ナニ?
何なの今の!
何があったの?
そのままバスは次の停留所に止まり、そしてまた運転手は降り口のドアを開けました。
ナニ?
何なの?
誰もピンポン押してないよ!
誰が降りるって言うの?
お化け?お化けなの?
い~や~!
知~り~た~い~!
おせーて~!
もう、ワクワクが止まりませんよ(笑)
まあ、時々、夜の便だと私一人しか乗っていない時もあるので、無人で走っていることも多いんでしょうね。
乗せたはずの人が降りないとか、そういうことも結構あるのかもしれません。
もちろん、大半は運転手の勘違いなんでしょうけど、そういう時は、幽霊(?)に降りて頂くためにも降車口を開ける…。
そんなジンクス的な行為があるのかもしれませんね。
実を言うと、うちの会社も「出る」と言われているんです。
私は見たことありませんけど、お掃除さんが「フラフラ歩いてるおじさん」を見た、と言っていました。
何も出るのは古い場所ばかりとは限らないんですよね。
工業団地の中も、歩き回っているんですかね
まあ、怖いとは思わないですけれど、運転手さんが何を見たのか知りたいな~。
そう思った秋の夜長でした。
以上