物騒なタイトルを付けましたが、これは世界の常識の話です。
シリアのアサド大統領が、自国民を何万人殺しても絶対に政権を手放そうとしないのは、降伏したが最後、待っているのはサダムフセインと同じ運命だからです。
一族郎党だけではなく、側近から大臣まで皆殺しです。
しかも、多分キレイには死ねません。
吊るし上げを喰らった挙げ句、私刑、いわゆるリンチを受ける可能性が大です。
だから絶対に、アサド大統領が平和的に権力を移譲することはありません。
最初の段階でどこかに亡命するしか生き残る術はなかったのですが、今ではそれももう遅く、多分、国民に引きずり出されて死ぬか、100万人単位で国民を殺すかのどちらかになると思います。
そうなる前に国連がなんとかすればいいのですが、ロシアと中国は絶対に賛成しないので、国連の介入も有り得ません。
ロシアと中国は何故反対するのか。
それは、この2つの国もシリアと同じく、自国民を弾圧して保たれている国だからです。
安保理で賛成に回れば、いつかは自分達もシリアと同じ目に合うかもしれないのですから、あくまで「あれは国内問題だから、国連が介入すべきではない」という立場をとり続けるしかないのです。
言いかえれば、ロシアと中国が安保理の常任理事国として存在する限り、世界の紛争が国連によって解決されることはないというわけです。
平和を維持するのはラブでもピースでもなく、それは常に「力」です。
イマジンを歌っていても平和なんてこないのは、大人ならみんなわかっていることです。
自分達が困窮すれば、他の人間から奪うというのは、それが個人であっても国家であっても同じことです。
事実、経済に陰りが見えてきた中国は、露骨にフィリピンやベトナムにちょっかいを出し始めています。
自分より弱い国は狙うには調度いい獲物です。
しかし、中国にとって、一番相手として楽勝なのは日本です。
アジアには、いまだ日本が軍事行動を取るのを嫌がる空気があるため、日本側から攻撃はできないというのを十分に知った上で、平気で日本の領海内に侵入して来るのです。
攻撃してこないとわかっている敵からは、奪うのが当たり前の国なのです。
殺生を嫌い、反撃できなかった仏教国、チベットがどういう道を辿ったか…。
殺す気でやって来る相手に、ラブやピースは全くの無意味だというのは、チベットの例を見るまでもなく明らかです。
最近、韓国の大統領が、露骨に反日行動をとり続けていますが、これは、自分の命を守るため、敵に回せるのは日本しかないからやっていることです。
韓国という国は、大統領が任期終了と共に悲惨な運命を辿る国です。
前大統領が自殺したのは記憶に新しいかと思いますが、前々大統領は逮捕です。
任期を終えた途端、全てを失い、国民に攻撃されるのが韓国大統領という存在なのです。
現大統領も、今年になって身内が2人ほど逮捕されていますし、既に今年の任期終了と共に逮捕されるのが確実視されています。
そんなイ・ミョンバク大統領が、唯一助かる道は、反日行動で国民のヒーローになることくらいしかないというわけです。
日本が強く出ないと知っているから、安心して保身のためのカードとして使うことができるというわけです。
韓国が、以前より過激になってきたのは、単純に、日本の国力が落ちてきたからです。
顔色を伺う必要が無くなってきたからああいう行動に出られるようになっているのです。
力があるうちは媚びを売り、力が無くなると手の平を返す。
世の中というのは常にパワーバランスで成り立っています。
弱いモノは叩くのです。
守ってやると言いながら搾取するのです。
国ですらやることなのですから、人間がやるのは当たり前です。イジメなんてなくなるわけがありません。
イジメによる自殺については色々な事件に発展しておりますが、いくら騒いだところでイジメは決してなくなりません。
イジメ問題に腹を立て、人を殺そうとする阿呆まで現れましたが、そもそも「悪い奴らは吊るし上げろ!罰を与えろ!」と騒いでいる人間はみんな、自分の鬱憤晴らしをしているだけに過ぎません。
自分が被害を受けたわけでもないのに騒ぎ立てるのは「悪い奴を懲らしめる=自分はいいことをしている」と思い込んで、ストレス発散の口実にしているだけなのです。
中国の反日デモと同じです。
気に入らない奴は懲らしめろ、という思考回路は、まさにイジメっ子のそれと同じです。
罪悪感を感じることなくイジメることができるのですから、むしろタチが悪いです。
賭けてもいいです。
ネットで加害者を誹謗中傷したり、中学校に嫌がらせをしたりしている人間は、過去にも他人にイジメや嫌がらせをしていたことがあるはずです。
そういう経験のない人間は、そもそも、自分を傷つけているわけでもない赤の他人に殺意を抱く思考がないのです。
短絡的に人を攻撃する人間は、思考回路も攻撃的にできています。
そのうえ、陰湿です、
そういう人間こそが、他人をイジメてウサ晴らしをするのです。
相手は悪者なんだから何をしても許されると、単純に思い込んでいるノータリン(死語、笑)なのです。
デヴィ夫人は、法律がどういう判断を下そうともデヴィ夫人に非があります。
思い込みというのは非常に怖いものなので、タレントは裏も取らずに軽々しい発言をするべきではありません。
善意にあふれる人の中には
「イジメなんて、長い人生の中のほんの一時のものだから、それで絶望するのは早過ぎる。生きていれば楽しいことが待っている」
と、いかにもわかったような言葉を発信する方もいますが、それは正しくはありません。
社会人になったって、イジメはあります。
むしろ、中年期の自殺の方が多いんです。
子供には、守ってくれる親がいますが、大人になって守っくれる親はいなくなり、逆に自分が子供を守る立場なった時に、上司にイジメを受けるのですから、これは子供のイジメの比ではないのです。
周囲の反感を覚悟で書くと、自殺する子供は単に弱かっただけです。
肉体的にも、精神的にも、ただ弱かっただけなのです。
イジメっ子の名前を列挙して死ぬのは、単純に、社会が自分の代わりにその子供達を罰してくれることを期待しているに過ぎません。
つまり自殺は、逃げであると同時に、当てつけであり、根の暗い復讐なのです。
社会は、日本一のイジメっ子「ジャイアン」を
「あいつはイジメっ子だけど、頼りになるしイイ奴なんだよ」
と容認しています。
社会がイジメっ子をなんだかんだ言いつつも容認する以上、イジメられる人間は、イジメられないように強くなるしかありません。
余計なことは言わず、でも言うべきことは言い、正しいと信じることをする。
笑顔と挨拶と、少しの勇気。
これを教えられるのは経験だけです。
そして、その経験を与えられるのは家族です。
子供は親のあらゆるところを学習します。
だからこそ、人を傷つけず正しいことをしている親の背中を見せるべきなのです。
国家も同じ。
日本人にとっては遠慮でも、相手にとっては譲歩です。
間違った認識には「間違っている」と声を上げるべきです。
武力を持って恫喝してくる相手には、知恵と、より以上の武力を持って対峙するしかありません。
強く、賢く、優しく、厳しく。
国も人も、同じです。
全てのことに、ほんの少し、勇気を持って生きていかなければいけないと、そんなことをつらつら考える今日この頃です。
以上