えー…話すと長くなるので詳細は後日にしますが…姉が来られなくなりました。
それはまあ置いといて、
「え~?どうしよう~!ジブリ美術館のチケット取っちゃったよ~!」
私は、それなりジブリ作品は見てきましたが、決してジブラーではありません。
一人ジブリ美術館は、一人焼肉や、一人ディズニーランドと同じくらい恥ずかしいです。
まあ、特に行きたかったわけじゃないし、行きたい人がいるなら行ってもらった方がいいし…ってなわけで、会社の人達に
「行きたい人がいたらあげるよ~」
と言いまくりました。
しかし…
「だって、平日でしょう~?」
(平日しか取れなかったんだってば!)
「夏休み中だったら子供と行けるけど、もう学校始まってるからねぇ」
(仕方ないじゃん!姉ちゃんのスケジュールなの!)
ってな感じで、誰も貰ってくれません(笑)
すると同僚のNちゃんが
「オークションに出してみれば?」
と言いました。
「やだい、面倒臭い」
「ええ~?私やってあげるから、出してみましょうよ~。高く売れるかもしれないじゃないですか」
「高く売れるわけないじゃん。タダでも誰も貰ってくれないのよ~!」
アーティストの追っかけをして、チケットのオークションに慣れているNちゃんは、高値が付くと噂のジブリ美術館のチケットを出してみたかったようです。
「私、出してみていいですか?お昼休みに携帯でチャチャっとやってみますから」
「ええ~?携帯からチャチャっとやれるの~?Nちゃん凄~い!」
「で、いくらで出品しますか?」
「ええ~?タダで上げてもいいってチケットだもん。100円でいいよ~」
というわけで、2枚200円からオークションを始めたのですが……。
…売れません
やっぱりね…。
タダであげるって言っても誰もいらないっていうチケットだもんね
ダフィー(ダフ屋)が大量に出してる土日のチケットは何件も入札が入っているのに、平日のチケットは全く誰も金額を入れてくれません(笑)
オークション最後の日。
お昼休みにNちゃんに会うと
「入札入りましたよ~!」
「ええ~?マジ~?いくらで~?」
「200円です!」
爆笑!
いや、200円でいいとは言ったけどさ~
本当に200円だと、ちょっとさびすぃ~い(笑)
お昼休みに出品したので、正確な残り時間は30分残っているということで、終わったらまた教えますね、とのことでしたが…Iちゃんと私は
「200円って値段をつけたのはこっちだけど、本当に200円で売れちゃうと、ちょっとショボ~ンだよね(笑)」
「もう少し色つけて欲しかったよね?せめて1枚200円とか300円とかさ~」
「まあ200円はNちゃんに手間賃として受け取ってもらって、それで終りだね」
とか言って笑っておりました。
でも、ま、最初の予定通り、行きたい人間の手にチケットが渡ったのならそれはそれで良し!です。
翌日、Nちゃんに会うと。
「それがS田さん!!最後にいきなり上がって、なんとあのチケット!2101円で売れました~!」
は?
にせんひゃくいちえん?
それってもしかして…
黒字?
「相手の方と確認も取れ、朝一で入金するとの連絡ももらったので、お昼休み、郵便局に行って確認してからついでに発送してきます~!」
マジ?
ほぼ定価で売れたの?
つか、Nちゃん仕事早い!
それがいわゆる「迅速な対応をしていただき」ってヤツね!
でも、それじゃ半分はNちゃんの取り分として受け取ってもらわなきゃ。
そう考えていたのに、Nちゃんは
「ダメです!ダメです!じゃあジュースおごって下さい!ジュースでいいです~!」
と言って逃げて行きました。
なんて謙虚なんでしょう。
彼女は、私のチケットで楽しませてもらっただけだから、という感じで半分は受け取ってくれませんでした。
なので、私が彼女に払ったのは230円ですよ(笑)
その話をIちゃんにすると、
「私だったら200円で売れました~!って言って1800円ボッポに入れるな(笑)どうせS田さん、オークションをチェックなんかしてなかったんでしょう?」
「あったりまえじゃん!つか、Iちゃん腹黒っ!」
ってなわけで、ジブリ美術館のチケットは、本当に高値で売れるということが分かったのでした。
もちろん、今、映画が大ヒット上映中だということと、近代美術館で「アリエッティの世界」展をやっているからだと思いますが、それでもさすが!と言うところでしょうか。
そりゃダフィーも買い占めるはずだ
以上!