さて、トークの部分をすっ飛ばし、撮影会&ポラのレポです。
ワープさんも初めてやったという撮影会ですが、今回は10人という少人数で回すようにしたせいか、大阪の時よりはるかにスムーズに進んでおりました。
大阪約4時間。東京約6時間でしたので、明らかに東京の方が人数は多かったわけですが、撮影会にかかった時間は同じくらいだったように思います。
何事も、回を重ねると進歩するもんです。
おかげで、まったりしている時間もなく自分達の番が来たわけですが、この日のshinさんは大阪とは別人です!
なんてったって持っているカメラが違います
携帯デジカメのタッチパネルについていけず、大阪で安いデジカメを使って撃沈した私。新しく買ったカメラは使い慣れたレトロなスタイルで、あっという間に使い方もマスターしました。
やっぱカメラはこうでなくっちゃ!
30秒フル連写も試してみましたが、流石に一眼ではないので、解像度をかなり下げないといけないことが解り断念しました。
解像度が高いと、シャッターから指を離したとたんに保存が始まり、それに時間がかかるので、短時間の撮影には不向きなのです。
しかし、連写を使わなくても、上手く撮れば30秒で15回くらいシャッターがきれそうなので、とりあえずそれでOKとしました。
室内は感度を上げ過ぎると画面がザラつくので感度も少し下げ、フラッシュ禁止も確認しました。
もうバッチリです。
私は、ボケてはいますがバカではありません。
大阪を教訓に、万全の準備を整えて東京に挑んだのです!
何事も、回を重ねると進歩するのです!
ステージに上がると、私達は端っこの位置です。
大阪も端っこで横顔しか撮れなかったのですが、今回は10人なので、ギリギリ斜め前といった感じです。
撮影開始!
ゴルァ!ケンジー!
動くなっつーの!
心の中で可愛らしくお願いしながらシャッターを押す私。
オオ~イエ~ス!
視線バッチリの表情ゲットです!
よっしゃ!このまま行くで~!
すると、誰かが
「松田さん!サングラスをかけて、ちょっとワルな表情してください!」
とリクエストしました。
はあ~?
サングラス~?
どこにあるんじゃ?そんなもん(笑)
サングラスもないのにそんな無茶ぶりをされて、ケンジーもちょっと慌てています。
するとケンジーが何かに気づき…
ああっ!それ、私のメガネ~!
そうです!ケンジーが、私が頭に乗せていた眼鏡を取っていったのです!
「ダメ!それダメ!度が入ってる~!」
かけていたのは、サングラスでもオサレ眼鏡でもありません!
ただのツーポイントのふちなしメガネです!
かけたら頭クラクラになるからかけちゃダメ~!
しかし、制止も聞かずに撮影は進みます。
ん、もう~っ!
仕方ないので私も写しましたよ!
なぜ頭に眼鏡を乗せていたのかというと、最近、近視用の眼鏡をかけると手元のピントが合わなくなるからです。
有り体に言うと老眼です!
デジカメのモニタがボケて見えてたのでは上手く撮れるものも撮れなくなる!
そう考えて外していたのですが…まさかそれを小道具にされるとは…。
リクエストでは「サングラスをかけて悪い表情をするケンジー」だったはずなのですが、私のカメラに残っていたのは…
おばちゃんメガネを構えてニヤリと笑っている変な人
でした
…ケンジ~…これやっぱり変だよ…
しかもそんなことされたから、慌ててしまってシャッター押す回数が減っちゃったじゃないの、もう
その後、お客のメガネで遊ぶことを覚えたケンジーですが、何回目かのメガネをかけたとたん
「うお~ぅ!」
だ~か~ら~言ったじゃないの~
度の入っているメガネは、目のいい人がかけちゃダメなんだって~!
さて、撮影会はサクサク進み、次はお待ちかねの「ポラ撮影」!
このフリーダムな時間にケンジーを大量ゲットするべく、24倍ズームのカメラを買ったのです!
「さあて~、撮るぞ~!」
と意気込んでいたのに
「あ…」
ケンジーは、ポラ撮影のお姉さんの陰に隠れて全く見えません!
大阪の時は斜めの位置だったので撮りやすかったのですが、今回の席は完全にアウチ!です。
ああ…24倍ズームの夢が…
まあ、見えないもんはしゃあありません。グダ~っとしながら待っていると、そのうち自分たちの番になりました。
いつも私は、極力印象に残らないよう「頑張ってください。これからも応援しています」くらいしか言わない人間なのですが、これだけのお祭りに、それだけでは流石に味気ないです。
なので、大阪での内容&私の得意分野から
「松田さんは、遺跡で行ってみたいところはあるんですか?」
と聞いてみることにしました。
「マチュピチュ」のような高地を言ったら「高山病予防のために、富士山に登っておくといいですよ」
暑い国を言ったら「じゃあエクトール(薬)をお持ちくださいね」
と、場所に応じ、私のスーパーコンピューター並みの頭脳から、一言だけコメントをするという計画でした。
所要時間は約15秒!
このくらいなら許されるはずです
ツーショットポラでは、色々な方が、それぞれ奇抜なポーズをとっておりましたが、私はいつも会社のパソコンに貼るので、奇抜なことをするつもりはありません。
「私は、フツーでお願いします」
と言ってフツーに撮ってもらいました。
で、一言。
「松田さんはどこか、遺跡で行ってみたいところはあるんですか?」
すると賢二くん。
「え?…事務所ですか?」
は?
え?
事務所って…
ええ~?もしかして、そっちの「移籍」ってとられたの~?
もう、どビックリです!
予期しなかった答えに、スーパーコンピューターもプチパニックです!(3ビットしかないから)
いや、確かに私の言い方も悪かった
そうとも取れる言い回しだった!
「いえ!大阪で、世界一周して遺跡を見たいと言っていたので、どこか、行ってみたい遺跡があるのかなあ?と思ったものですから…」
慌てて言い直しましたが、それを聞いた賢二くん「ああ」と頷くと
「うーん…」
え?
「うーん…」
は?
もしかして…やっぱりケンジー…
言ってみただけ?
いや、トークショーで「旅に出れば色々な体験ができそう」的なことを言っていたので、もしかしたら漠然としたイメージしか持っていないんじゃないかなあ?とは思っていたんですよ。
やっぱりケンジー
ノープラン、ノーイメージだったんだ…
私は焦りました。会話も弾んでいないのに、時間だけが過ぎています。
これでは後ろの方に迷惑がかかります。
さっさと終わらせなくてないけません。
「いや、特にないんならいいんですよ」
するとケンジー
「…そんな難しいこと聞かれても…」
プチっ!
オノレが言ったんじゃ!オノレがぁ!
あ、失礼しました。
あなたが言ったんですよ。あなたが!
とにかく遺跡の名前は出てきそうにないので、とっとと話にオチをつけて退散しなくてはなりません。
「いえ、遺跡巡りは、お腹を壊すので『エクトール』とか、持って行ったほうがいいですよと、言いたかっただけですから!」
「……水ですか?」
エビアンから連想したのか?
エしか合ってないぞ!
しかし、質問されると立ち去れないじゃありませんか。
私はかなり焦っていました。
「いえ、薬です」
「お腹、壊すんですか?」
「そりゃもう、必ず」
「エクトール…エクトール…」
反すうしなくてもいい。どうせ次の人が来るころには忘れてる
もういい加減ヤバイ時間が経ってるはずです。焦りを隠して立ち上がろうとすると
「あっ!アンコールワット!」
たった今、思いついたように賢二くんが叫びました。小学生でも知っている名前を…
そこがどこの国にあるのか知っとるのか?
「メッチャ暑いですよ…」
そう言って立ち上がると
「えええ~?暑いんですか~?」
おいっ!
そこがどこの国か知ってるか~?
カンボジアじゃぁ~!
有難うございましたと言って頭を下げた私に、さらに賢二くんは言いました。
「遺跡…行かれたことあるんですか?」
あるから言っとんのじゃあ!
つか質問するなあ~!
「はいっ!色々!」
それだけを言って、ソソクサと写真を受け取ってトンズラしました。
いやあ、ヤバかったです。
遺跡の名前が一個も出てこないなんて、大誤算でした。
そのあと、ワープさんの方から「譲り合いの精神で」と注意が入りましたが
私が悪いんじゃないんですよう
ケンジーが…ケンジーが一人で悩んでいた時間が一番長かったんですよ~!
しかし、後から考えると、「アンコールワット」は、数日前に、私が笑いながら「賢二くんはアンコールワットには行けないなあ」と言った場所です。
よりにもよって、そこを選ぶとは…
実をいうと、友人は行っていますが私はアンコールには行ったことがないんです。
なので今度、機会があったらアンコール遺跡群に行ってみたいなあと、そんなことを考えてしまいました。
でも、ケンジー
カンボジアはメッチャ暑いよ!しかも湿気ムンムンのジャングルだよ~!