さて、問題です。
ここに3人にいます。
銀行は誰にお金を貸したいのでしょうか?
➀1人目 年収が1000万。資産状況は預金500万です。ローンなどの借入れはありません。
➁2人目 年収が500万。資産状況は預金1000万です。アパートローンの借入れが1憶あります。ただ、滞納が無く毎月返済をしています。
➂3人目 資産状況1憶円の預金があります。ローンなどの借入れはありません。
ただ、就労してはいません。
誰に一番銀行は貸したいと思いますか?
*ヒント 銀行はきちんと返済してくれる人に貸します。
・・・チクタク
・・・チクタク
・・・チクタク
チーン!
正解は・・・
➁二人目の方
です。
皆さん、どうでしたか?
「えーっ!!! 1憶も借りているのになんで???」
ですよね。そう思いますよね。
じゃ、一番貸したくない人は誰だと思いますか?
1人目の方? それとも3人目方?
・・・チクタク
・・・チクタク
・・・チクタク
チーン!
正解は・・・
➂3人目の方
です。
「えーっ! 1憶の持っているのに? おかしくない???」
ですよね 笑。
では、解説します。
銀行はきちんと返済してくれる人に貸したいんです。
➀1人目の方は年収1000万もあって凄いですよね。
でも、融資を申し込むとこう言われます。
「この方、年収が高いのに500万しか資産がないですね?」
裏を返せば・・・。
『散財して無駄遣いしているんじゃないのか?
こいつに貸しても返済してくれないんじゃないの?』
次に➂3人目の方。
確かに1億円の資産があるんですが、毎月の収入がありません。
銀行は毎月の返済してくれるかを見ます。
そうすると、1億円を使われてしまった後の返済はどうなるんだろうって考えるんです。
返済出来ないですよね。
もしも、銀行がこの人に貸す場合は貸す金額と同じ額を定期にしてください、と言われます。
保全措置を取られてしまうんです。
じゃ、なぜ➁2人目の人なのか。
何度も言いますが、銀行はきちんと返済してくれる人に貸したいんです。
そう考えると、確かに借入れはあるけどきちんと返済している実績があります。
また、年収500万ですけど1000万の預金があってきちんと貯めています。
無駄遣いはしていない様子です。
「この人に貸しても、きちんと返してくれる」と考える訳です。
なんとなく、分かりましたかね。
因みにこんな質問をされたら、
「購入したアパートの収入はどうされますか?」
「今までの一生の夢だった高級車を買ってみたいんです」
はい、融資してくれません。
わかりますよね。
「老後のためにきちんと預金しておきます」
これが模範解答です。
~続く~