楽待ち相談室に相談がありました。

 

「先月に新築アパートを購入しました。

8戸で駅徒歩10分の物件です。 サラリーマンで忙しいので、管理も購入した仲介会社に依頼しようと思いましたが、最近の言動で考えを見直したいと思っています。

 きっかけはいきなりAD2と提案されましたことです。さらに、敷金礼金とも0にするなど、安売りで大家がペイするやり方ばかり提案されます。 完成は来月末」

 

 

ADを知らない人もいると思います。

大家さんが不動産屋さんに入居募集を依頼して、決まった時に支払いする手数料のことです。

AD2とは、賃料の2か月分と言う意味。

 

で、この相談を読んだ時に思ったのが入居募集の時期です。

完成が翌月の末、となると5月末。

一年で一番賃料が安いのが6月なんです。

なぜ、安いか?

 

だって、引っ越しする人がいないから。

需要と供給ですね。

となると、6月に募集して有利にするには他よりも多めにしたAD2が有効かもしれないです。

 

入居付けで大事なことは、 

『大家の利益よりも、不動産屋・入居者の利益を優先させること』

だと考えています。

 ➀ADをケチって空室期間が長くなる

 ➁ADを多くして空室期間を短くする 

どちらを優先させるかは経営判断となります。 

私は➁です。

「損して得を取れ」と思ってます。

 

 また、入居者が負担する金額についても考えなければダメです。 

賃料・礼金・敷金などに引っ越し代なども掛かります。

少しでも安く済ませたいのが人の心理。

 

それらも考えて空室対策をしてください。

 

~続く~