先日の投資仲間での話しです。
仲間の中に40代後半の方がいて、知り合ってから物件を購入されていない様子です。
で、聞きました。
「物件をそろそろ買わないんですか?」
「買おうと思うと漁師の話しが頭をよぎるんですよ」

メキシコ人の漁師の話

小さな漁船がメキシコの小さな島に着いた。
休暇で港にいたアメリカ人の観光客が、船から下りてきたメキシコ人漁師に尋ねた。

「大漁だね。どれくらい海に出ていたの?」

「昼の数時間だけだよ」

返答に驚いたアメリカ人は「もっと長い時間、漁をして、いっぱい捕まえればいいじゃないか」と提案すると、漁師は「なんでそんな必要があるのさ。これで十分食べていけるよ」と答えた。

「それなら、漁をしていない時間は、何をしているんだい?」とアメリカ人。
漁師は「ゆっくり起きて、家族と時間を過ごすんだ。夜は友人とバーで飲んで、ギターを弾きながら歌うのさ」と説明した。

アメリカ人は信じられないと、首を振った。
「私は、ビジネススクールで経営学を学んだ。君はもっと漁をして魚をいっぱい捕れば、大きな船が買えるよ。大きな船ならばもっと多くの魚が捕れる。会社だって設立できるよ」

「それにはどれくらいの期間がかかるんだい?」

「20年か25年ぐらいかな。そして会社の経営がうまくいけば、上場して株を売って、億万長者にもなれるさ」とアメリカ人は胸を張った。

「へえ、その後は?」とメキシコ人は不思議そうに聞いた。

「成功したら引退して、海の近くの小さな島でゆっくり暮らせばいい。朝はゆっくり起きて、子どもと遊んだり、ちょっと釣りをしたり。夜は友人とバーで飲みながら、楽しい時間を過ごせるよ」

漁師は言った。

「もう、私はそうしているじゃないか」

彼曰く、

「満足して生活している状況なのでこれ以上増やしても…」

とのことでした。

私もですが、他のメンバーもそんなに物件購入意欲はありません。それよりも、どうやって不動産投資を締めくくるかって考えている様子でした。

考え方は人それぞれですが、将来何がしたいのか、目的は何かを考えましょう。


〜続く〜


安い。

コーナン江戸川中央店