某相談室に、「オーナーチェンジ物件購入にあたり、今の賃料が安いから増額交渉したい」と言うご相談がありました。

「家賃の増額交渉ね」ってサラッと読んでスルーしてました。

スルーしていたのですが、暇だったので頭の体操と思い、再度相談内容を良く読んで見ました。

 

「えっ! これって???」

前提が違うんじゃないの。

 

旧耐震の区分のオーナーチェンジ物件を購入するお話。

それも、価格6800万で賃料は月19万。

表面利回り 3.3%

旧耐震の物件です。

ご相談者様は、「キャピタル狙い」なんだとか。

 

おーい!

わかってますか?

 

旧耐震だと住宅ローンが使えないことが多いんです。

普通の人は、住宅ローンを使って買うんです・

6800万も現金で買う人! ほとんどいません。

(たまにいるけど)

なので、購入金額よりも高値で売却って? どうなの?

 

住宅ローンが仮に使えたとしても、金利が高かったりします。

例えば、6800万を2.5% 35年で組むと243,096円です。

 同じぐらいの返済で考えると、9400万 金利0.5% 35年となるんです。

 

だったら、9400万の物件買うわ! ってなりませんか?

 

キャピタル狙いの区分オーナーチェンジ物件の手法は、賃貸物件なので住宅ローンが使えないため、安価になっている物件を購入して、入居者が退去したら住宅ローンで購入する方に売却するんです。

 

住宅ローン NG < 住宅ローン OK

覚えておいてね。

 

~続く~


半年待ち、だって。