相続を考えた際には、現金よりも不動産の方がいいと言われています。
相続対策には不動産が有利なんです。
更に賃貸物件は特に有利です。
①借入は相殺される
相続の時には、相続資産から借入は相殺されます。
資産ー借入=相続
なので、賃貸物件をローンで購入していた場合は借入が相続評価よりも多ければ0になるかも?!
但し、ローンに団信が付いているとローンが0になるので相殺されないので注意してください。
②相続の不動産評価は現金よりも低い
相続時の不動産評価は、
・土地:土地評価額=路線価×補正値×土地面積
・建物:固定資産税評価額
となります。
土地の相続路線価は公示価格や実売価格の7~8割ぐらいです。
また、建物の固定資産税評価額も実際の価格よりも低い。
このため、現金よりも不動産の方が低い価格となります。
賃貸物件だと、
・土地:評価額 ×(1-借地権割合×借家権割合(0.3)×賃貸割合 )
・建物:固定資産税評価額×( 1-借家権割合(0.3)×賃貸割合 )
となるので更に低くなるんです。
*土地で約18%ぐらい(借地権割合による)、建物で30%
更に、更に・・・
「小規模宅地等の特例」
があります。
「被相続人等の貸付事業用の宅地等」の土地は200㎡まで50%軽減される。