毎年思う事ですが
はたと気付けば1月も終わりに近づき
新年など無かったかの如く世の中は動いています
あっという間に冬が終わりそして夏になるのでしょう
いっそ1月を0月に改めませんかね
それならちょっとは年の始まり月っぽく感じる気がします
最近好んで川沿いの遊歩道を歩きます
この時期ならではなのか
カモの数が凄い多い
更に渡り鳥風味な奴らも沢山来ています
「今日もトリは元気かな」と
水辺の生物を見るのが楽しみになっています
小学生の頃
地元の子供の遊び場となっていた
「忠実屋」というデパートの裏に
「オニババ池」
と呼ばれる池がありました
おそらく元々は釣り堀?だったような形状で
防空壕もあり、入っていくとドブ川に出るというスリリングさで
しかしオニババは生息していたかは不明です
ここでは水生生物が沢山採れて
中でも特筆すべきは
「超巨大なオタマジャクシ」でした
当然子供達の社交場となっていましたが
不良少年のカツアゲ事件等もあり
小学校では
「オニババ池で遊ぶのは危険なのでやめましょう」
という通達も出ていました
しかしここで
ドジョウ、ミズカマキリ、タイコウチ、ガムシetc..
沢山の水生生物に出会えた私は止める事はありませんでしたね
ババ池の近くにも水辺はあり
「くじら山」と呼ばれる場所で
大量のカエルの卵を発見した事がありました
我々は
「宝の山だ!」
と興奮し
ビニール袋にありったけのカエルの卵を入れ
持ち帰ったのでした
途中の坂道で
2歳下のキリタが自転車でこけて
路上に卵をぶちまけながら泣いていたのを憶えています
数年後彼は有名なワルになった、と風のウワサで聞いたことがありますが
詳細は不明です
持ち帰った卵は
何故か教室の小さい水槽に放ったのを覚えています
入るだけ入れた卵は一斉にオタマに還り
水槽一面を真っ黒に染めていました
当然酸欠で大量死してしまった訳ですが
ネットの情報も無い昭和の敗北の瞬間でした
などという出来事を
水辺のカモ達に目を細めながら思い出したのです
オタマ様、大変申し訳ありませんでした。