野村克也「勝者の資格」から氣になつた言葉。
山部選手が「監督、ボクには13カ所のチエツクポイントが
あるんですよ」と、なぜか誇らし氣にいつたといふ。
野村監督は「おい、頼むから1カ所だけにしてくれ。
殘りは大胆さでいつてくれ」と忠告した。
投手は、細かく考へるよりも單純明快に
「打者を打ち取る」ことを考へるだけでいいといふ。
巨人・原の素振りを見てゐた某打擊コーチが、腕組みしたまま、「うーん、改善點が20數カ所あるな」といつたといふ。
恐らく原は、「アホか、このコーチは」と內心でバカにしたはずである。
20數カ所もどうしろといふのか。
バットの角度、足の位置、肘の位置・・・・。
分からない。20カ所も。
究極は「素早く振り拔いてボールを遠くへ飛ばす」ことに收斂される。すべては囘り囘つて單純なことにたどりつくのである。
細かい事を考へたら結果が出るとは限らない。
餘計な思考が邪魔をするのだらう。
